【レポート】「オートショーへの出展を縮小、オンラインで販売」 ボルボが新戦略案を発表
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スウェーデンの自動車メーカー、ボルボ・カーズがマーケティング戦略の見直しに取り組んでいる。この「Volvo Way to Market」と命名された新たな戦略では、全体的な広告費用を増加させつつ、従来とは全く異なる分野にその広告費を割り当てていく方針だという。中でも大きく変わるのは、オンラインで顧客に直接クルマを販売するという方法を世界中で展開するという点だろう。

現段階では、オンライン販売の戦略について詳細は明らかになっていないが、既存のディーラーを締め出すような方針ではないということは約束されている。ロイター通信によると、オンラインで販売されたクルマは、ディーラーのネットワークを通じてユーザーに納車されることになるという。同社のマーケティング・セールス&カスタマー・サービス担当上級副社長アラン・フィッセル氏は「当面の間は、ディーラーなしの流通経路は考えられない」とロイター通信のインタビューで答えている。

今年、ボルボはすでに一部のモデルでオンライン販売を試みており、「XC90」のファースト・エディションは受注開始からわずか47時間で完売した。また、米国で120台のみが限定販売されたS60ポールスター」と「V60ポールスター」も、やはりオンラインで注文受付を行った。販売代理店を通さずに直販店のみでクルマを販売するテスラは、直接販売を推進する自動車メーカーの代表格だろう。また、BMWフォード一部の地域オンラインによる直接販売を試みている。

ボルボはモーターショーへの出展も減らし、今後はジュネーブ・モーターショー上海または北京モーターショー北米国際オートショーという3つのモーターショーに絞り込んでいく方針だという。他のモーターショーへの出展を控える代わりに、自社ブランドによるイベントを開催していきたいと考えているそうだ。また、世界を一周するヨットレースで冠スポンサーとなっている「ボルボ・オーシャンレース」を除き、他のイベントのスポンサーも降板する。

これらの新しい戦略の中でも一風変わった試みは、各ディーラーに対してボルボが持つスウェーデンらしさを強調して欲しいと要求している点だろう。同社のプレスリリースによると、「スカンジナビアを思い起こさせる音や香り」で演出し、ウェイティングエリアではスウェーデン料理が用意されるとのことだ。今後はボルボのショールームでスウェーデン名物のリンゴンベリージャムを味わえるようになるかもしれない。詳細が気になる方はプレスリリース(英語)で確認してほしい。


By: Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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