【ビデオ】フィアット「S76」の28.5リッター4気筒エンジンが約1世紀の時を経て蘇る!
レース用マシンのエンジン音が小さくなっている傾向にあるように、モータースポーツに電気自動車や燃料電池車しか残らなくなれば、内燃エンジンから発するあのバン、パン、ゴォーという聞きなれた爆音を耳にすることもなくなってしまうだろう。この短いクリップ映像は、世界最速記録の樹立を目標にして作られたフィアット「S76」が、1世紀以上もの長い年月を経て再び目覚める瞬間を捉えている。今後、こうした映像がより懐かしく感じられる時代が来るのだろうか。

この「S76」に搭載された4気筒エンジンの排気量は、自動車史上最大の28,353cc(ミスタイプではない)。1シリンダーあたりの排気量が、シボレー「カマロZ/28」のV8エンジンに相当する。排気管が装備されていないこのエンジンがかかった瞬間は、まるで悪魔が火花の雨を降らしているかのようだ。
1,900rpmで290馬力を発生し、1912年にアメリカ・ロングアイランドにて290km/hという速度を記録したという。これを搭載するS76の全長は3,750mm、全幅1,300mmに対し、ホイールベースは2,750mmもあるそうだ(当初は「全高」と書きましたが間違いです。申し訳ございません。お詫びして訂正致します)。

この映像は、レース用マシンの歴史を記録したドキュメンタリー映画『Beast of Turin(トリノの野獣)』の予告編。映画ではS76のレストアが中心に描かれるという。その全編の公開が待ち遠しいところだが、まずは100年前の恐竜が長い眠りから目覚める瞬間を、是非ご覧いただきたい。




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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