【レポート】GMリコールにより、事故で過失致死罪に問われていた女性が無罪放免に
2004年に死亡事故を起こし、婚約者を死なせたとして過失致死罪に問われていた米テキサス州の女性が、事故はGMのエンジンのイグニッションスイッチ(点火スイッチ)の欠陥が原因だったとして有罪判決が覆され、無罪になった。

『ニューヨークタイムズ』紙によると、2004年にキャンディス・アンダーソンさんはサターン「アイオン」を運転中、木に激突。その事故によって助手席に乗っていた交際相手は死亡、自らも負傷したという。調査の結果、スリップ痕など事故を回避しようとした痕跡がないことや、彼女から少量のザナックス(向精神薬)の反応が出たことから、事故は薬の中毒症状によるものとし、過失致死罪に問われ5年の執行猶予が課せられていた。

ところが、悲劇的な事故から10年と9日が経過し、テキサス州の裁判官はGM製のクルマのイグニッションスイッチに問題があったとして、彼女を無罪とした。2007年に彼女の罪状認否が行われる5ヶ月前、GMのエンジニアが、車が追突する前にスイッチが切れてしまった可能性があることを指摘していたそうだが、どうやらその証言は今年になるまで伏せられていたという。地方検事は、この欠陥問題があと10年早く分かっていたら彼女は起訴される必要なかっただろうと述べた。

アンダーソンさんは、GMの賠償に対し示談する構え。「私の願いは、GMに賠償責任を果たしてもらうことと、無実の罪を晴らしてもらうこと、そして人生の新たな一歩を踏み出すこと」と、同紙に話ったという。

GMは2015年1月31日まで当不具合によるクレーム期間を設けており、これまで33件の死亡事故と39件の負傷の責任を認めている。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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