【レポート】キャデラック、次の狙いはポルシェ「911」、「カイエン」のライバル車
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2014年8月にキャデラックの社長に就任したヨハン・デ・ナイシェン氏は、ブランドに大きな変革をもたらした。本社機能をデトロイトからニューヨークへ移転させこれまでとは違うモデル名の決め方を採用、さらにロールス・ロイスやベントレーをライバルとする25万ドル(約3,000万円)という価格の新たなラグジュアリーセダンを含む多くの新型モデルの計画を発表してきた。しかし、高級車ブランドを率いるベテラン経営者デ・ナイシェン氏の未来への展望はそれに留まらない。今後は、さらにパフォーマンスを重視したモデルも開発していくつもりだという。

米国の自動車メディア『Car and Driver』によると、デ・ナイシェン氏は先週開幕したLAオートショーの会場で、今後10年の間にキャデラックはフラッグシップとなるスポーツカーを販売すると語ったそうだ。それはポルシェ「911」をライバルとし、アウディにとっての「R8」メルセデスの「AMG GT」アキュラが(再び)送り出す「NSX」のような存在に、キャデラックにとってなるとのこと。

そのデザインがどのようになるかは未だ大きな謎のままだが、デ・ナイシェン氏は新しいスポーツカーがキャデラックのイメージからかけ離れて見えないように、なるべく早くキャデラックの新たなイメージを築き上げる必要があることを示唆したという。近年、同社はシボレー「コルベット」をベースとした「XLR」(写真)で新しい顧客の拡大を試みたものの、XLRは販売台数が1万5,000台程度と当初の目標をはるかに下回り、結局は生産中止となってしまった。

もちろん、パフォーマンスだけでは「911」とは渡り合えないと同氏は考えており、今後はサブブランドとして「Vシリーズ」を拡大していき、そこにはポルシェ「カイエン・ターボ」BMW「X5 M」、AMGがチューンしたメルセデス製SUVなどのようなクロスオーバーも含まれるという。

また、「ATS」の下位モデルとなるエントリーモデルを開発する案も検討中だという。さらにキャデラックも数種類のディーゼル・エンジンを用意し、マセラティが「ギブリ」や「クアトロポルテ」で顧客層を広げたように、特に海外市場の開拓に役立てる必要があると考えているようだ。欧州では同じGM傘下であるオペルの販売店で、キャデラックの新型SUVが販売されることになっても驚きではない。


By: Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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