アウディは、開催中のLAオートショー 2014で、コンセプトカーの「プロローグ」を公開した。

プロローグは、今後のアウディのデザインを示すアイコンのような存在となるモデルとの位置づけで開発され、そのフォルムやラインは非常に特徴的で、多くの新しいアイディアを採用している。

今後のアウディのデザインは、これまで以上に強力に革新的な技術力をアピールして行くものにしていくと言う方針により、この新しい2ドアクーペには、流れるようなエレガントな形状に、スポーティで力強いデザインが与えられているとのことだ。


プロローグに搭載されたパワーユニットは、最大445kW(605hp)の出力と750Nmのトルクを発生する4.0LのTFSIエンジンだ。ちなみに、0-100km/h加速は3.7秒。

リヤタイヤが最大5度の角度がつくダイナミックな4WSにより、この大型クーペのドライビングの応答性と安定性は非常に高いものになっているという。

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ボディサイズは、全長5100 × 全幅1950 × 全高1390mm、ホイールベース2940mmとなっており、現行のAudi A8より少し短く、低めのスタイリングとなっている。

低いフロントエンドの特徴は車両構造に組み込まれたフォーリングスを擁するシングルフレームグリルだ。

大型のラジエーターグリルはこれまでよりさらにワイドになり、現在発売中の他のモデルに比べ低い位置になっている。その力強い水平性はパワフルなダイナミクスのイメージを表現しているという。

また左右に延びるクロスバーが精巧にダイヤモンドパターンを形作り、その先端は分かれている点も新しい造形として特徴的だ。


切れ長でV字形状をしたヘッドライトは、その先端がシングルフレームグリルの上にかかるように配置されている。

ヘッドライトには高解像度のマトリックスレーザー技術が使われており、これはヘッドライトデザインに関して新しいアプローチとなるアウディの革新技術の一つで、まったく新しい機能性を持っている。

ヘッドライトの瞳孔にあたる部分はレーザーライトを使ったプロジェクションレンズでできており、路面全体を明るく照らす光を作り出す。

このエレメントのすぐ下にあるのがクラスファイバーの束から光が供給される軽量構造体に取り付けられた5つのプラスティックレンズだ。これらはハイビームとして機能する。


ヘッドライト下部にあるエアインテークの形状も新しい意匠だ。特徴的なエアインテークには内側にダイヤモンドパターンのスクリーンがおさまっている。

また、バンパーとは明確に分けられたダイナミックな輪郭を持つブレードが、モータースポーツを感じさせるデザインに仕上げられている。


サイドでは、流れるようなシルエットがプロローグの前へ突き進むというキャラクター性を表している。

大径でロープロファイルな285/30R22のタイヤを装着したプロローグは、バランスのとれたプロポーションにより、フロントとリヤのホイールは同じ様に強調されている。

これはアウディのquattroのDNAを明確に意識したものとのことだ。

また、プロローグの特徴的なポイントは、フロント、リヤともにホイール上の膨らんだショルダー部分だ。

1980年代のオリジナルのアウディ Ur quattro(オリジナルクワトロ)のブリスターフェンダーのようにこれらがquattroドライブを視覚的に表現しているが、このモデルではただ足して付けられたものではなく、基本構造の流れの中に組み込まれたものとなっている。

つまり、プロローグのすべてのラインや表面は、アウディの常に違わず、理論的に組み合わされたものなのだ。


ドアミラーは、小さなアルミの彫刻作品だ。シェル形状のミラーハウジングはウインドー側のはめ込み部品に対して流れるように一体化している。

また、これらにはオープンドアセンサーが内蔵されている。そのため、ドアにはハンドルはなく、光るセンサーにタッチするだけで電動で開くようになっている。

ボディの広いエリアがアルミニウムおよび超高強度スチール製で構成され、ウインドーのフレームはマット磨き仕上げのアルミトリムストリップが使用されている。

低いルーフドームの終端部分で、ウインドーフレームはアルミニウムの均質な外面に変わる。このクラフトマンシップはアウディの手作業のような製作品質を物語っており、このおかげでCピラーがあるにも関わらずウインドーを下げることができる。

右サイドのピラー付近にはフューエルリッドが一体化されている。また、給油操作の利便性を高めるために、タンクの蓋にはキャップはないなどの工夫もされている。


リアセクションも新しいデザインの試みが取り入れられている。

進行方向に向かって角度のついた部分は、ラグジュアリーヨットのサイドやリヤビューを思い起こさせるデザインが採用され、サイドパネルとバンパー間の鎌状のシームがダイナミズムを強調している。

両Cピラーの間には、凹状に内側にカーブしたリヤウインドーがあり、別にあるトランクリッドを使用して荷物の積み込みが楽にできる一方、このウインドーが快適な室内空間を作り出している。サルーンの優位性とクーペの魅力を融合させているのがポイントだ。

バンパーの下には、ブラックのアルマイト加工アルミニウム製のディフューザーが装着されている。ディフューザーには、エンボステールライトと調和する2つの台形型のインレットが組み込まれており、ここにエキゾーストシステムのテールパイプが収まっている。


3Dガラスを使用したLEDリアライトが採用されたことにより、画期的なデザインのテールライトに仕上げられている。

新しい、横長のテールライトは車両の横幅いっぱいに伸び、その終端では、ライトが浮き彫り加工された立体的なフレームを光らせる意匠となっている。また、3Dガラスの精緻なラインは、ライトの中央で浮かんでいるように見えるようにレイアウトされている。

ブレーキランプは、ライティングユニットの奥深くに設定されており、ブレーキを踏んだ際に、3D構造の一番底部が光ることで見る人の方にライトが近づいてくるような印象を与えるように設計されている。

この階層の違いを利用した構造や、2Dと3Dのライティング機能を切り替える効果により、テールライトのまったく新しいダイナミックな見え方を実現している。


グランツーリスモのデザインをベースとしたこの室内は、非常にスポーティなドライビングからリラックスしたツーリングまでを可能にしている。

このインテリアはアウディにおけるデザインの新時代を切り開くもので、構造と操作コンセプトが一体になって一つのユニットを形作っているという。

ディスプレイと操作類のパネルは革新的技術によってインスツルメントパネルとセンタートンネルのコンソールに一体化されており、ドライバーと同乗者はインフォテイメントシステムによりコミュニケーションをとることができる。

また、バトラーと呼ばれる革新的なスマートソフトウェアプログラムが乗員を彼らのスマートフォンで認識し、シートポジションと空調をそれぞれの好みの設定に自動で調整する。加えて、システムはオーナーの好みに沿って音楽やルートプランの提案も行われるということで至れりつくせりだ。


インスツルメントパネルの全面は、3タッチディスプレイを組み込んだ室内幅いっぱいのディスプレイ面となっている。

ステアリングホイール左側のドライバー専用ディスプレイは、ライトやアシスタンスシステムの操作に使用するもの。右側のドライバー専用操作ユニットはメディア操作用となっている。

助手席同乗者の前にはインスツルメントパネルの前面に一体化されたワイドスクリーンディスプレイが広がる。これにより各々で簡単にエンターテイメント機能を操作することができる。

また、同乗者がワイプのジェスチャーをするだけで、あらかじめ検索したルートをドライバーのディスプレイに送り、アウディ バーチャルコクピット フューチャーにインプットすることができる点も面白い。

センタートンネルのコンソール上には、人間工学によりドライバーに最適化された4つめのフレキシブル タッチディスプレイが装備される。これは空調の操作、手書き文字の入力、またその他の車両セッティングに使用するものだ。

現行のアウディには、未採用の新機構、新デザインが多数搭載されたプロローグが公開されたことにより、順次これらの装備が量産モデルに展開されることになる。

これらの革新的な装備が搭載された新型車の登場が楽しみだ。

Audi prologue - Premium neu definiert
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