【レポート】MINI、米国での今年の売上が不振 その原因とは?
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今年はどうもMINIにとって良くない年周りのようだ。ブランド別販売実績を見ると、2014年に入ってBMWの小型車ブランドであるMINIの販売台数が毎月減少の一途をたどっているのが目に留まる。MINIにとって悪いことはこれだけではない。新型「MINI クーパー」ハッチバックが米国に導入された際に、EPA(米国環境保護庁)から認証燃費値について指摘があり、「クーパー」と「クーパーS」の燃費表示を引き下げるように指示されたのだ。

米の自動車情報サイト『Automotive News』によると、MINIは2013年に米国で6万6,502台の販売実績を上げたにも関わらず、2014年になってから10月までに販売台数が20%近くダウンした。MINIの幹部たちは、この主な原因が供給制限にあると考えている。しかし、新世代の3ドアクーパーがやっと発売され、「MINI5ドア」も年内に導入される予定なので、これから年末にかけて販売台数を持ち直すかもしれない。米MINIの副社長デービッド・ダンカン氏は「やっと少し回復し始めたところなのでまだまだ困難な戦いとなるだろう」と同サイトに語った。また、「前年同時期の数字にまで落ち込むことはないだろう。今までよりもゆるやかな減少となるはずだ」とも述べている。

中古車情報サイト『AutoTrader』のシニア・アナリストのミシェル・クレブ氏は、外部からの影響も販売促進の足かせになっているとAutoblogに語った。米エネルギー情報局によると、現在米国ではガソリン価格が平均1ガロン(約3.8リットル)当たり2.94ドル(約346円)と下落しているが、同氏によれば、一例として、ガソリン価格の下落と小型車販売の低迷は直接的な相互関係があるそうだ。また、小型クロスオーバーの人気がコンパクトカー市場に打撃を与えているという。MINIには「カントリーマン(日本名:クロスオーバー)」があるが、その他のラインアップが打撃を受ける恐れがあるとのこと。「MINIは新鮮で新しく、ユニークでスタイリッシュだが、流行は変化していくので、流行に敏感な購入者たちはすぐ次へと移ってしまう」とクレブ氏は語る。

将来的にMINIが多くの人々から人気を得るためには、もう少し斬新さが求められるかも知れない。クーペやロードスターのような地味に売れているニッチなモデルには、BMW最新の前輪駆動プラットフォームは採用されないだろう。ダンカン氏によると、MINIは2015年にTV広告に力を入れていくとのことで、現在は宣伝費を再編成しているとのことだ。今年は残念な結果となってしまったため、来年はいかなる販売上昇でもうれしいニュースとなるだろう。以下の映像はカントリーマンのハイパフォーマンスモデル「カントリーマン ジョン・クーパー・ワークス」の試乗映像だが、こちらも併せてご覧頂きたい。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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