【レポート】ホンダ、タカタ製エアバッグ問題のリコール対象が全米に拡大
日本の自動車部品メーカー「タカタ」製エアバッグのインフレーター不具合に関して、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は11月18日、米国ではこれまで多湿な地域に限定されていたリコールの対象を、全米に拡大するよう求めた。11月20日には米上院でこの問題に関する公聴会が開かれるなど、波紋は広がり続けている。NHTSAの10月の発表によると、ホンダリコールの対象車を米国で500万台以上抱えており、この問題で最も大きな影響を受けている自動車メーカーの1つであるが、同社ではオーナーからの要求があれば全米で対応を行うとしている。

AP通信によれば、米ホンダは、従来のリコール対象である多湿な地域以外であっても、この問題の影響を受ける可能性のある自動車について、オーナーからの求めに応じて修理を行うという。顧客へ向けてWebで発信した文書において、同社はこの問題に対するオーナーの要求や懸念に応えるために取り組み、必要なら代替の交通手段も提供すると述べている。

米ホンダのスポークスマンであるクリス・マーティン氏は、Autoblog米国版編集部に対して、「これは新たな取り組みというわけではありません。単にリコールや調査キャンペーンの対象地域以外の車両も含めるという意味ではなく、この問題の対象に含まれない車両であったとしても、それを所有されるお客様一人ひとりの懸念を解消するよう努めるという、従来の取り組みの一環です」とメールでコメントしている。

これまでのところ、タカタ製エアバッグの不具合は、全世界で5人の死亡と、少なくとも139人の負傷に関連している可能性があると報じられている。AP通信によると、ホンダは、自社の車両で少なくとも46人が負傷したことを確認しているという。リコールの対象車数は、NHTSAの10月の発表では米国で合計780万台前後とされていたが、対象地域が全米になればさらに拡大するとみられる。

またAP通信によれば、タカタ製エアバッグの破裂による負傷が原因で死亡したとして、フロリダ州の女性の家族がホンダとタカタを相手取って訴訟を起こし、両社がエアバッグの欠陥を隠していたと主張しているという。

米ホンダが顧客へ宛てた文書(英語)は、こちらでお読みいただきたい。

日本版編集者注:日本で販売されていた車種では「フィット アリア」と「ザッツ」で同様のリコールが届け出されています。以下のリンクからご確認を。

http://www.honda.co.jp/recall/


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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