ガソリン安を受けて米国で「ハマー」への関心が再燃
ハマーといえば、燃料がいくらあっても足りないようなクルマであり、原油価格高騰を受けて2010年にはブランド廃止にまで追い込まれたが、この軍用車を民生化したSUVに対する人々の熱望まで完全に消えたわけではなかったようだ。米ではガソリン価格の下落が続いている近年、再びハマーの人気が上昇しているという。

1年前のガソリン価格は1ガロン(約3.8リッター)当たり3.186ドル(約368円)だったが、そこからさらに値下がりを続け、現在の価格は1ガロン当たり2.926ドル(約338円)と、2010年以降初めて3ドル(約346円)を下回った

米『The Washington Post』紙は、軍用車「HMMWV:ハンヴィー」を民生化したハマーのオリジナルといえる「H1」の中古車の売り上げが、僅かに上昇していると報じている。さらにクルマ売買の情報サイト『Autotrader』では、ネット上におけるH1への関心が先月になって11パーセントも上昇したという(同紙のサイト『Wapo』(英語)でその記事の内容を詳しく確認できる)。H1の燃費は1リッターあたり5kmほどだが、ガソリンが僅かでも値下がりするとランニングコストに大きく影響するのは明らかだ。

また米の車市場情報サイト『TrueCar』は先月末、最近の大型SUVとピックアップトラックの新車販売台数の増加は、燃料コストが減少によるところが大きいと報じている。同サイトの代表、ジョン・クラフチック氏は「ハイブリッド人気が衰える一方、この北米地域にはいまだ驚くべき大型ピックアップトラックへの愛着が存在する」と語っている。その愛着が中古車の世界にまで広まりを見せているようだ。周りに再び"ハマー旅団"に入隊する人が出てきてもなんら不思議ではない。


By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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