タカタ、10年前にエアバッグの欠陥を隠ぺいした疑いが内部告発により明らかに
日本の自動車部品メーカー「タカタ」のエアバッグの不具合をめぐる問題が波紋を広げている。この不具合によるリコール対象の車両は計700万台を超え、エアバッグのインフレーター不具合に起因する事故での負傷者は100人を超えた。さらに6日、米メディア『New York Times』が、同社は2004年に秘密裏に行った試験により製品の危険性を把握していたにも関わらず、その時点で結果を公表せず事実を隠滅していたと報じた。

New York Timesによると、2人の元従業員が匿名で、「タカタは2004年にエアバックが車内で破裂したという報告を受け、廃棄されたエアバッグを回収し、業務時間終了後や週末に検証試験を行っていたが、そのことは隠していた」と証言したという。そして検証の結果、少なくとも2件の部品に亀裂が生じたことが判明したため、リコールに備えて準備も進めていたそうだ。

しかし、ある時点で検証作業は打ち切られ、全てのデータが消去された。この検証結果は少なくとも技術本部の副社長まで報告されていたという。タカタ製エアバックに絡むリコールが始まったのは2008年11月なので、この証言が事実ならば、その4年前にタカタはすでに自社製品の危険性を認識していたことになる。

問題はこれにとどまらない。タカタ内部の別の証言者によると、同社の品質管理体制には問題があるという。一例として、エアバッグの部品が収められていたコンテナがフォークリフトから落下したという事故があったとき、(コンテナに入っていた)部品が破損していないかというチェックは行われなかったそうだ。さらに、トラックでの部品搬送中に起きた水漏れ事故では、従業員がその原因を突き止めたにも関わらず、改善策は実行されなかったという。多くの自動車メーカーからの需要に生産を追いつかせないといけないというプレッシャーから、こうした問題が見過ごされてきた可能性がある。

今後、タカタがこの問題にどう対処していくのか、その答えは近日中に明らかにされるだろう。一連のタカタ製エアバッグの欠陥問題に関する調査に伴い、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は12月1日までに36項目の質問に答えるようタカタに要請し、応じない場合は3500万ドル(約39億9000万円)の罰金を科すと発表している。


By: Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

■関連フォトギャラリー
Related Gallery:Honda Fit Customs: SEMA 2014 Photos

【PR】エアバッグ搭載車の購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう!

Related Gallery:2014 Honda HR-V and CR-V in Brazil

Related Gallery:2014 Honda Grace

Related Gallery:2015 Toyota Camry Photos

Related Gallery:Mazda Atenza

Related Gallery:Nissan Fuga Hybrid (Infiniti M35 Hybrid)

Related Gallery:2009 Mazda RX-8 R3 Photos

Related Gallery:2014 Honda Accord Hybrid: Review Photos