Honda Gold Wing History.
The King of Cruiser。ホンダモーターサイクルのトップエンドモデル「ゴールドウイング・シリーズ」が、40周年を迎えた。

honda Gold Wing 40th
honda Gold Wing honda Gold Wing

1974年の初代「GOLD WING GL1000」の誕生以来、40年という長きに渡ってフラッグシップの座を守り続け、ラグジュアリーツアラーの在り方を示してきた孤高の存在。1980年には「GOLD WING GL1100」に、84年には「GOLD WING GL1200」へとその系譜が受け継がれ、1988年には他社の追随を許さない、21世紀を見据えたフラグシップモデルとして「GOLD WING GL1500」へと進化する。

そして2001年には、ついに現行モデルと同じ排気量1832ccを獲得し、「GOLD WING GL1800」がデビュー。2007年にはエアバックを市販モーターサイクルで世界初搭載するなど、いつの時代もトップエンドならではのフル装備を誇った。

2001 Honda Gold Wing final sketch. Honda Gold Wing GL1800 Engine.

現行モデルは2011年にフルモデルチェンジを受け、そのとき生産拠点をアメリカから熊本製作所に変更している。完全受注生産としながら、通年でオーダーを受け付けることが可能となっている。

そんな伝統ある「ゴールドウイング・シリーズ」の歴代モデルたちを一堂に集めたプレス向け撮影会を、ホンダは10月29日、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)のホンダコレクションホールにて開催した。

HONDA Gold Wing

紅葉に色づくホンダコレクションホールの中庭に並んだ貴重なモデルたちを見ると、その時代を反映したフラッグシップモデルたちの在り方、そしてその機種がどれほどに豪華かつ高性能であったかがうかがい知れる。

1975年モデル「GOLD WING GL1000」
honda Gold Wing GL1000
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まず、1974年に発売された初代「GOLD WING GL1000」。999ccの水冷水平対向4気筒エンジンを搭載する当時としては超弩級クルーザーだが、驚きは燃料タンク上にある収納スペース。ここには小物入れのほか、非常時用のキックペダルを装備。ホンダは現行モデルのNC750シリーズで、燃料タンクの位置に荷物を入れるという構造を採用しているが、その発想はこのときすでにあったというわけだ。

1980年モデル「GOLD WING GL1100」
GL1100 honda Gold Wing
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2代目となる「GOLD WING GL1100」は1980年に登場。ここから生産拠点を「ホンダ・オブ・アメリカ・マニファクチャリング」(HAM)に移し、それまでのロードスポーツカテゴリーからラグジュアリーツアラーとしての立ち位置を明確にした感がある。撮影車両は82年型で、当時最新式だったエアアシストサスペンションをはじめ、段付きシートなどコンフォート性を重視していることが見てとれる。なお、この代からフェアリング付きの「Interstate」(インターステート)と上級モデル「Aspencade」(アスペンケード)が加わった。

1984年モデル「GOLD WING GL1200」
GL1200 honda Gold Wing
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徹底した上級志向が盛り込まれたのが、1984年に発売をスタートした3代目「GOLD WING GL1200」。最上級グレードでは、4スピーカー付きオーディオ、インターコムシステム、クルーズコントロール、オートレベリング・リアサスペンションが採用され、現行モデルにも通じる"フルドレッサー"の趣が強くなった。トップケースやパニアケースをフル装備し、大陸を横断するようなロングライドを連想させるのは、新旧で性能は大きく違うものの、2014年モデルと同じムードだ。撮影車両は86年型アスペンケード。

1988年モデル「GOLD WING GL1500」GL1500 honda Gold Wing
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そして4代目に、究極のツアラーとしての完成度を高める。1988年型(撮影車両)に採用されたのは1520cc水平対向6気筒エンジン。このときモーター駆動のリバースギヤや、サドルバッグとトランクのワンキー化など、他のマシンにはない装備を満載にしている。90年型ではストップランプがハイマウント化した。

2001年モデル「GOLD WING GL1800」
honda Gold Wing GL1500
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13年ぶりのフルモデルチェンジにより、排気量を1832ccにまで拡大したのが、2001年の「GOLD WING GL1800」。パッセンジャーシートは、「ファーストクラス感覚の乗り心地」を追求し、タンデムでのロングツーリングでも疲労の少ない設計にしている。電動式光軸調整機能付きディスチャージヘッドライト、間欠機能付き電動ワイパー、盗難抑止システム「H・I・S・S」もこのときから採用。撮影車両は2001年モデル。

2011年モデル「GOLD WING GL1800」
2011 HONDA Gold Wing
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ホンダはかねてより「需要のあるところで生産する」という理念に基づき、世界各地で二輪車、四輪車、汎用製品の生産活動を行っていたが、2011年のフルモデルチェンジ(6代目)から生産拠点をアメリカ・オハイオ州から熊本製作所に変更。サラウンドシステムを追加したオーディオは、AUX端子やUSBジャックを装備することでMP3形式などの音楽ファイルを再生可能になった。

GoldWing_2015_北米モデル
HONDA Gold Wing 40th
そして、2014年。北米仕様にゴールドウイング40周年を記念した「GLX 1800 Goldwing 40th Anniversary Edition」が登場。車体色をレッド×ブラックの専用ツートーンカラーとし、さらに専用エンブレムをフロントカウルとリアトランク、インストルメントパネルとオリジナルキーに採用する。現在、日本仕様が発売されるか否かは未発表だが、ファンとしては待ち遠しい限りだ。

<青木タカオ>

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