メルセデスの「ヴィジョン Gコード コンセプト」は
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メルセデス・ベンツは現在、SUVとクロスオーバーについてラインナップとネーミングを見直している最中だ。現在の「GLK」クラスは新しい「GLC」というモデルに替わり、「GL」クラスの後継は「GLE」となる。そして新型Gクラスがその締めくくりとなる予定だ。しかし、メルセデスは2、3年先の市販モデル開発だけに取り組んでいるわけではない。

今回ご紹介するメルセデス・ベンツの新型コンセプトカー「ヴィジョン Gコード」は、北京に新設された研究開発センターのオープニングで発表された。スポーツ・ユーティリティ・クーペの形を取り、全長は約4,100mm と、同社の現行クロスオーバーで最も小型の「GLA」クラス(全長4,430mm)よりもさらに小さい。しかし、このコンパクトな車体には、驚くような最先端技術が詰め込まれている。

その一つが、「マルチ・ボルタイック・シルバー」と呼ばれる塗装。これは、塗装面がソーラーパネルの役割を果たし、電気系統に電力を供給する。ハイブリットのパワートレーンについてスペックは明らかにされていないが、エンジンのみで前輪を駆動、モーターのみで後輪を駆動、そして両者を合わせて4輪駆動と、状況に応じて切り替えることができるという。選択された走行モードによって、フロントグリルの色が変わるそうだが、これは先日お伝えしたメルセデスの「フューチャートラック 2025」にも同じようなものが備わっていた。フロントグリルの両側にはLEDヘッドライト、後部に細長いLEDライトが装備されている。Aピラー上部には小型カメラが格納されており、バックミラーの役割を果たすようだ(この辺りは、いかにもコンセプトカーらしいが)。

足元にアルミニウム製リムとカーボン製スポークが組み合わされた21インチホイールを履き、その間の短い前後オーバーハングにはアルミ製スキッドプレートが装着されている。最低地上高は高めだ。パワーボートにインスパイアされたという一体感のあるウィンドウに、後ろヒンジの後部ドアが採用されており、2+2シーターの車内へは乗り降りもしやすそうだ(マツダ RX-8とよく似ている)。

コックピットに座り、自分のスマートフォンを設置すると、ダッシュボードと共にF1マシンのような形状のステアリングホイールとペダル類がせり出して来る仕組みになっているという。前方に搭載された幅広のディスプレイでは、計器や情報の表示が変更可能。ハイコントラストなキャビンには、冷暖房とマッサージ機能が付いた4つのバケットシートが備わる。荷台の床下には2台の直立式小型スクーターが積まれていて、クルマの走行中に充電が可能だという。車内はレザー、アルミニウム、カーボンファイバーによるトリムが施されており、最先端の空調システムが装備されている。

様々な凝った装備はともかく、この「Gコード」を基にした市販モデルが、より小型のクロスオーバーとして近い将来、メルセデスのラインナップに加わるかもしれない。今、確実に言えることは、このコンセプトカーが、メルセデスのデザインとテクノロジーが向かおうとしている未来を示しているということだ。詳細はプレスリリース(英語)を確認してほしい。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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