BMW 428i gran coupe Luxury

皆さん、こんにちは。Autoblog日本語版編集部のゆいです。
さて、私が試乗記を書き始めて早4ヶ月。
今までコンパクトカー軽自動車のレポートをしてきた私ですが、とうとう大物を試乗する日がやってきた。

BMW 428i gran coupe Luxury BMW 428i gran coupe Luxury

今回私が試乗した1台は、BMW"428i Gran Coupé Luxury"
運転歴の長い方は、きっとワクワク感が強い車でしょう。
しかし、私の様な運転歴が浅い人にしてみれば、ワクワクというより...

「こんなに大きな車を運転できるのか!?」

そんな不安と緊張で心がポキッと折れそうでした。
果たして、BMW 428i グラン クーペの上品で存在感あるオーラに負けず、乗りこなす事ができるか?
早速レポートしちゃいます!

BMW 428i gran coupe Luxury BMW 428i gran coupe Luxury

今回試乗するBMW 428i グラン クーペを初めて見た時、正直怖かったです。
これまでのコンパクトカーや軽自動車より、車体も大きいし高級感漂うオーラ。
いつものドキドキドライブー♪なんてノリで乗れない。
ビビリな私は、運転じゃなくて眺めるだけでいいや。って、思ったのです。
とは言いつつも、しっかりした重みのあるボディが放つオーラは、やっぱりかっこいい。
不安な気持ちが徐々に乗りたい気持ちに変わり、気づいたらステアリングを握っていました。

BMW 428i グラン クーペのイメージは、「社長室」かな。
大きくてずっしりとしたエクステリアは、重みだけじゃなく滑らかな傾斜のルーフやウィンドウのデザインで、スタイリッシュかつエレガントな印象。
ボディカラーの"スパークリング・ブラウン"が、車のさりげない上品さを引き立たせている。
「まあ堅いことは言わず、掛けたまえ。」と、余裕の返しをする社長的な重圧感に、その横で上品に立つ秘書。
そんな勝手な妄想が、私の頭の中で巡っていました。

BMW 428i gran coupe Luxury BMW 428i gran coupe Luxury
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インテリアのデザインも落ち着きがあり、シートは体を包み込む様な座り心地。
運転席に座った時のコックピット感は、自分だけのプライベート空間的な感覚になる。
助手席から見ると、センターコンソールやメーター部分が全体的に高い配置かな?という印象でしたが、運転席に座ると丁度良い高さでしたね。シートの高さ調節も勿論可能なので身長の低い方でもご安心を。無駄な動きをすることなくスマートで快適な運転ができる。細かい所まで考えた空間は、BMWの優しさたっぷり。

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(運転席/I Driveコントローラー)
BMW 428i gran coupe Luxury
(ステアリング)

ここで快適運転のサポート役をご紹介します。
センターディスプレイの操作が手元でできる"iDriveコントローラー"、さまざまな走行情報を表示する"コントロール・ディスプレイ"。この二つが、私的には大きな存在でしたね。
まず、"iDriveコントローラー"。
iDriveコントローラー自体は初搭載ではないのですが、数々の改良をしてきたこの機能。
どうやら、使い勝手はいいらしいが...
もちろん私は初体験です。このコントローラーは、一体どんな機能なのか...。
ご存知の方もいると思いますが、初体験の私に少々お付き合いくださいまし。
センターコンソール部分を見ると、ドライバーの左手側あたりに丸いものが。
なにかを操作するというのは見て分かるのですが。
このiDriveコントローラーは、ナビやオーディオ操作をディスプレイでのタッチ操作なしで、手元で行えるコントローラーなんです。
今まで、ステアリングに、オーディオの音量・通話などの操作ができる機能はついていても、さすがにナビ設定の機能はない。結局ディスプレイでの操作をしなくてはいけない。
ステアリングの機能は便利だけど、残りの操作が手元でできないのが今まで面倒くさかった。しかしBMW 428i グラン クーペは、この丸いコントロールでディスプレイの操作ができるんですよ。左手を下ろしたちょうどいい位置にあることで、手の負担も感じず操作できました。
ステアリングとiDriveコントローラーを上手く使う事で、よそ見しないで集中して運転できますね。
ちょっと私的に面白かったのが、ナビの電話番号検索。
そこ?って、思うかとおもいますが。
コントローラーをまわして設定するその操作が昔の黒電話を思い出しちゃって。
なんか懐かしかったですね。子供に戻った気分。
そして、"コントロール・ディスプレイ"。
メーター中央にある小さなディスプレイですが、小さいからといって侮ってはいけない。
こやつできるやつですよ。ナビのルート案内をこのディスプレイで表示、運転に集中できるようサポートしてくれます。交差点名とか何メートルを曲がるとか、ちゃんと表示してくれるのでナビゲーションディスプレイを見ず、前方を見ながら焦らず運転ができました。その他、ステアリングとも連動しているので、オーディオ情報も表示。気分に合わせて曲を変更しちゃいましょう。

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(BMW ツインパワー・ターボ・エンジン)

私が1番気になっている走りは、想像以上に走りやすかった。
なんと言っても、スピード感は最高っす。
245馬力を発生させるエンジンは、どのように走るのか、スピードに慣れるまでぎこちない運転になってしまうんじゃないかと。
その点が、大きい車に対して私が「怖い」と思った、一つの不安要素でした。
しかし、試乗してから数分。不安要素は一気になくなりました。
アクセルを踏み込んでから加速するまでのスムーズさ。
速度を上げる高速道路の走行は、空気抵抗も何のそので、ステアリングの軽さと安定した走り。エンジン音は響かず車内は静かで、長距離もストレス感じず快適。
いつも通りの運転なのに、運転が上手くなったと思うぐらい軽快に走ることができました。
その走りを生みだしているのが、"BMW ツインパワー・ターボ・エンジン"。
最高出力180kW(245ps)/5,000rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,250-4,800rpmを実現し、0〜100 km/hを6.1秒で加速するスピード感。(ヨーロッパ仕様車値)
この俊敏さを持ちながらも、燃料消費量はJC08モード15.2km/Lを達成。
低燃費...とは言えませんが、想像していたより燃費は良かったです。
8速オートマチック・トランスミッションは、ギヤがエンジン回転数を抑えることで、低速から高速走行時までパワーを最適に路面へと伝え、燃料消費量を低減できます。マニュアル・モードでシフトチェンジを行う時も、ロックアップ・クランチの制御効果で、シフトチェンジ時の回転数の変動が少なくなり、快適なシフトチェンジが可能になりました。

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空気抵抗を低減しているのは、"BMW Efficient Dynamics"の哲学を体現した"フロント・エプロン"。
エア・カーテンは、2個エア・インテークを通し空気をフロント・ホイール・アーチへと送り、加速された空気の流れは、ホイールの外側にカーテンのようなものを作り出し、エア・ブリーザーがフロント・ホイールの空気の流れを誘導する。
ん〜、なかなか難しいですが...
車体にかかる空気の力を、いかに流れを良くし外へ送る事ができるか考えて作り出された"BMW Efficient Dynamics"のテクノロジーで、乱気流と空気抵抗を減少することで揺れのない安定した走りができるんですね。パワーと圧倒的なレスポンス、そして安定感。
快適に走れるのは、やはりエンジンのパワーと効率さが決め手ですね。

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BMW 428i グラン クーペには、走りを楽しむ"ドライビング・パフォーマンス・コントロール( ECO PRO モード付)"という、ドライブモードを選べる機能もあります。
まだまだ熱い走りを楽しみたい方は、"スポーツ"または"スポーツ・プラス"モードで走ってみて下さい。サスペンションの設定をよりスポーティーに切り替えられ、"スポーツ・プラス"モードでは、"DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)"が"DTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)"に変更、タイヤのスリップやスライドを一定限度まで許容でき、ダイナミックで熱い運転ができますよ。
運転大好きな方は、スポーツ・プラスモードで走っちゃおう!
ダイナミックじゃなくても、自分のペースで走りたい方は"ECO PRO" モードで走ってみて。
ECO PROモードは、走行スタイルによって燃料消費量を20%低減し、エンジン・レスポンスやトランスミッションのシフト・タイミングなどを設定。
ECO PROモードに切り替えると、通常の走行と比べ、どれだけ走行距離を延長できたかを"オンボード・コンピュータ"に表示し、より効率の良い運転を行うための"アクセル・ワークのアドバイス"で、燃費向上の運転ができますよ。
どのモードで走るか、場面に合わせてチェンジするのもいいですね。

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(ラゲッジルームはゴルフバックが余裕で入る広々さ。ボタンを押すと自動で締めてくれます。)

さて、走りの次は機能性・安全性を見てみましょう。
BMW 428i グラン クーペは、機能性・安全性も多く搭載していますが、その中でも私の運転に大活躍してくれた機能は、"カメラ機能"ですね。
運転に慣れている方には、単純だなと思われるかもしれませんが...
私の様に車体が大きい車に乗り馴れてないと、その分バック駐車や細い道の運転が難しい。
そんな周りが見えにくい状況でも、車周辺の情報をカメラで教えてくれるから、安心して駐車・走行ができます。
最も役に立ったのは、"リヤビューカメラ"。車両後方の障害物や歩行者をディスプレイに表示する他、予想進路表示機能で駐車スペースに十分な広さがあるかを確認し、危険信号を音で知らせサポートしてくれます。
リヤビューカメラを体験したことがない訳じゃないのですが、今回のBMW 428i グラン クーペの様な車には、最適な機能だと思いました。
"トップビューカメラ"は、車両周辺の真上から見た画像を合成し、ディスプレイに表示。
"サイドビューカメラ"は、見通しの悪い路地や駐車場の出口などでの前方左右の状況をディスプレイで確認でき、対向車を早く検知。この3つのカメラ機能は、狭い場所での駐車時や取り回し時にドライバーの安全運転のサポート役として活躍。
このカメラ機能がなかったら、駐車するのにも狭い路地も苦戦していただろうな〜。

安全性はどうでしょう。ドライバー含め乗車している方を守る、危険予防システム"アクティブ・プロテクション"は、フロントのシートベルトのバックルを締めた後は、クルマが動き始めると自動的にプリテンションがかかります。自動でシートベルトのたるみを引き締めるって事。
最初はびっくりしましたが、程よい引き締め具合なので安心安全。
さらに、運転中のステアリング操作などの情報をもとにドライバーの疲労を判断。
システムが「ドライバーさん疲れてるんじゃないの〜?」って判断したら、コントロール・ディスプレイに休息しましょう。と、優しくお知らせしてくれます。
このサインで、自分の疲労感を認識できることで、危険な運転の確率が低くなるかも。
前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキの安全性能はもちろん、"レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)"という機能も搭載。
レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)は走行車線を検知、60km /h以上の走行時に車線から車が逸脱しそうになると、ステアリング・ホイールを軽く振動させてドライバーに警告します。
この機能、私的には警告の境目って難しかったりするのか、とか考えちゃうんですけど。ターン・インジケーターが操作された場合の様な、車線変更が意図的なものには警告は行われないという、しっかりした機能です。

BMW 428i gran coupe Luxury
BMW 428i gran coupe Luxury BMW 428i gran coupe Luxury

今回試乗したBMW 428i グラン クーペ。
あれだけ怖かったのに、試乗して乗りやすさを実感しました。
速さはもちろんですが、スムーズな加速・安定感・空気抵抗の少なさは運転していてもストレスなく、遠出したくなっちゃう力強い走りをみせてくれました。
重圧感あるボディだから、ステアリングを握った感覚にも重さがつたわるのか?と思っていましたが。ボディにマグネシウム・アルミニウム・CFRP(カーボン・ファイバー強化樹脂)などの超軽量素材を採用したことで、最適な軽量ボディであのスピードを実現したんですね。
機能性・安全性含め、トータルでとても乗りやすい1台でした。
これなら、乗り馴れてなくても安心して運転できるし、すぐに乗りこなせる事ができると思います。

今までとは違う、上品で落ち着きある走りをBMW 428i グラン クーペで楽しみませんか?

*ゆいの試乗記番外編*
試乗記も4回目となり、着実に乗る回数が増えてきました。
そこで番外編として、「目指せ1億円!ゆいの試乗車トータルマネーカウント」を開始します。
今まで試乗してきた車の車両価格を合計していくという番外編。
ちょっと悪ノリ感ある様に見えますが...本気です。
トータル1億円目指して、バリバリ試乗していきますよ〜。
島育ちのひよっこは1億を達成できるでしょうか。

さて、現在のトータルは...【1,151万円】

一千万超えましたね〜。
これからどんな車たちに出逢えるか楽しみです。


最後に。
はじめて読む方も、そうでない方も、このページを開いてくれてありがとうございます。
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今後ともAutoblog日本語版を宜しくお願いします。


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