ホンダは、安全運転支援システム「ホンダ・センシング」を発表した。また、年内に発売予定の新型「レジェンド」にこのシステムが搭載されることも発表された。
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このシステムは、フロントグリル内に設置したミリ波レーダーとフロントウインドウ内上部に設置した単眼カメラという特性の異なる2種類のセンサーで構成されている。

従来モデルから採用されているミリ波レーダーは、さらに性能を向上させ、対象物体の位置や速度だけでなく、検知が難しいとされてきた電波の反射率が低い歩行者まで検知対象を拡大したのが特徴だ。

ホンダのこれまでのシステムはミリ波レーダーがメインであったが、単眼カメラを採用することで、車両前方約60mまでの歩行者や対象物体の属性や大きさなどを識別することができるなど、より精度の高い認識を可能としている。



ホンダセンシングの主な機能を紹介しよう。

1:路外逸脱抑制機能は、単眼カメラで走行車線を検知。車両が車線を逸脱しそうな場合に、ステアリング振動と表示で警告を行うとともに、車線内へ戻すようにステアリングを制御する。また、逸脱量が大きいと予測された場合は、ブレーキ制御により路外逸脱を抑制する。

2:衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)は、ミリ波レーダーと単眼カメラで前走車、対向車、歩行者を検出。前走車や歩行者との衝突の恐れがある場合に音と表示で知らせ、さらに接近した場合は軽いブレーキをかけて体感的に警告。さらに接近した場合は強いブレーキをかけ回避操作を支援する。

また、対向車線にはみ出して対向車と衝突する恐れがある場合は、音と表示に加えステアリングの振動で警告し、回避操作を促す。さらに接近し、回避行動が間に合わない場合は、ブレーキが作動し衝突速度を低減して被害の軽減を図られる。


3:世界初の歩行者事故低減ステアリングは、ミリ波レーダーと単眼カメラで路側帯の歩行者や白線などを検知。歩行者側の車線を逸脱し、歩行者との衝突が予測された場合に、音と表示に加え、ステアリングを回避方向へ制御することで、ドライバーの回避操作を促す機能だ。

4:LKAS(車線維持支援システム)は、65km/h以上で走行している場合に作動する機能で、単眼カメラで走行車線を検知。車両が車線の中央を維持するように、高速道路でのステアリング操作を支援し、運転負荷軽減を図る。また、制御中に車線を逸脱しそうになる場合、ステアリング振動による警告も行われる。

5:渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロールは、ミリ波レーダーと単眼カメラで前走車との車間距離と速度差を検知。適切な車間距離を保つようにアクセルやブレーキの制御を行う。また、作動範囲を停止まで拡大し、高速道路における渋滞時などの運転負荷軽減も図られる。


6:標識認識機能は、単眼カメラで道路標識を検知。マルチインフォメーションディスプレイやヘッドアップディスプレイに表示することで標識への注意を促し、安全運転を支援する。

7:誤発進抑制機能は、停車中あるいは極低速走行中、近距離に前走車などがあることをミリ波レーダーが検知。急にアクセルペダルを踏み込んだ場合の急加速を抑制し、音と表示およびアクセルペダル振動で接近を知らせてくれる機能だ。

8:先行車発進お知らせ機能は、停車時に先行車両の発進をミリ波レーダーが検知。先行車の発進を音と表示で知らせてくれる便利機能だ。

ホンダは「フィット」のリコールの問題や国土交通省の予防安全性能アセスメントでの結果などが低評価となるなど、品質、安全性に関する取り組みの強化が求められている。

今回のシステムをいち早く多くの車種に搭載することで、安全面での信頼を回復して欲しい。

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