富士重工業は10月24日、フルモデルチェンジした「スバル レガシィ B4」および「スバル レガシィ アウトバック」を発表。同日より販売を開始した。

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これまでレガシィのイメージを牽引してきた「ツーリングワゴン」は「レヴォーグ」が継承することになり、6代目となる新型では4ドア・セダンの「レガシィ B4」およびクロスオーバー車「レガシィ アウトバック」の2本立てとなった。




レガシィ B4は、これまでスバルのセダンが提供してきた「いかなるシチュエーションでも安全、快適に、自らのイメージ通りに愉しく走ることができるパフォーマンス」を実現する走行性能や安全性、快適性などの基本性能を磨き込み、さらにそれらを「デザインによっても表現すること」で、質感を大幅に高めたという。コンセプトは「An Optimal blend of design and engineering (デザインと技術の最も望ましい融合)」だそうだ。

近年販売好調な米国市場では2月のシカゴ・オートショーで一足先に発表されており、Autoblogでも何回かご紹介しているように、六角形のフロント・グリル「ヘキサゴングリル」と、コの字型に光るライトが特徴的な「ホークアイ」ヘッドランプという、スバル・ファミリーに共通した顔を持つボディのサイズは、全長4,795mm × 全幅1,840mm × 全高1,500mmと、先代より50mm長く、60mm幅広く、5mm低くなった。ホイールベースは先代から変わらず2,750mmのまま。



また、その車体後部にハッチゲート付きの荷室を備え、車高を上げることで「乗用車の快適性、SUVの走破性、ステーションワゴンの積載性を併せ持つ」と言われるレガシィ アウトバックは、全長4,815mm × 全幅1,840mm × 全高1,605mmと、やはりこちらも先代に比べ25mm長く、20mm幅広くなった。全高と2,745mmのホイールベースは変わっていない。こちらのコンセプトは「Capability mastered(どこでも行ける、何でもできるという性能を極める)」だとか。



B4、アウトバックとも、フロントに縦置きされる水平対向"ボクサー"エンジンは、最高出力175ps/5,800rpmと最大トルク24.0kgm/4,000rpmを発生する2.5リッター自然吸気4気筒DOHCユニットに一本化。型式名こそこれまでと同じ「FB25」だが、従来型と比べ約8割の部品が新設計されているという。特に吸排気系と燃焼系は大幅に進化して「実用域での扱い易さや軽快な走りを維持しながら、燃費性能の向上」を図ったという。また、「質感を高める」という新型レガシィのコンセプトに合わせ、「チェーンの駆動音やピストン、オルタネーターなどの作動音を低減」することで、静粛性と「エンジンフィーリングの上質感」を高め、さらに吸気音をチューニングするなどサウンドにも拘ったそうだ。JC08モード燃費は全車とも14.6km/L(ナビゲーションなどのオプションを装着せず、車両重量1,540kg以下に抑えたB4は14.8km/L)と発表されている。




トランスミッションは6速マニュアルモード付き「新リニアトロニック」CVT。アクセルを踏み込んだ時は自動的にステップ変速に切り替わり、車速の伸びとエンジン回転の伸びがシンクロすることでドライバーにCVT独特の違和感を抱かせないという機能も持つ。駆動方式はもちろん、スバル得意の「シンメトリカルAWD」。つまり、エンジンと駆動系が左右対称に配置され、路面や走行状況に応じて前後輪に最適なトルクを配分する「アクティブトルクスプリットAWD」を採用する全輪駆動だ。さらにアウトバックには、滑りやすい路面においてエンジン、トランスミッション、AWDシステム、VDC(横滑り防止装置)を統合制御する「X-MODE」が搭載され、悪路での走破性が高まった。




サスペンションは従来通り、前:ストラット式独立懸架、後:ダブルウィッシュボーン式独立懸架。スタビライザーの改良や、ショックアブソーバーの減衰特性を最適化するなどの改良が施されたそうだ。また、上級グレードの「Limited」には、新バルブの採用とフロントストラットシリンダ径拡大により、ダンパーのピストン速度域に応じた減衰特性の設定が可能となるという「STABLEX-Ride(スタブレックス・ライド)」が採用されている。ボディのねじり剛性は従来型と比較するとB4で48%、アウトバックは67%も向上しているという。




ダッシュボードをソフトパッド化したり、アームレストのクッション圧を増すなどして品質を高めたというインテリアは、「スポーティで引き締まった印象を与えるブラック内装」と「上質で華やかなアイボリー内装」の2カラーを設定。運転席と助手席だけでなく、新たに後部座席にもシートヒーターが装備された。筒型2眼メーターの中央には、EyeSightやSI-DRIVEの作動状況を表示する大型カラー液晶マルチインフォメーションディスプレイを装備し、オプションとして用意される純正ナビゲーション・システムは、タッチパネル式7インチ大型ディスプレイと、スバル国内初となる「ハーマンカードンオーディオ」を採用。インフォテイメント性能も高められているという。ステレオカメラを使ったスバル独自の運転支援システム「EyeSight (ver.3)」は全車に標準装備される。



価格は「レガシィ B4」が286万2,000円、装備がグレードアップされる上級グレード「レガシィ B4 Limited」は307万8,000円。「レガシィ アウトバック」は313万2,000円、同様に「レガシィ アウトバック Limited」が340万2,000円となる(いずれも消費税込み)。販売計画はシリーズ合わせて月販1,200台(B4:400台/アウトバック:800台)と、日本市場向けとされるレヴォーグの3,200台に比べるとだいぶ控え目。

日本よりアメリカを向いて開発された(と思われる)とはいえ、大柄なボディに自然吸気エンジンの組み合わせは、レヴォーグでは味わえない(そしてもちろんアメリカ車にも感じられない)新しいスバルの良さがあるかも知れない、と思われた方は、是非お近くの販売店でご試乗を。より詳しい情報は以下のリンクから公式サイトをご覧いただきたい。Autoblog US版の記者による試乗記もご参考までにどうぞ。

スバル公式サイト:「レガシィ B4」

スバル公式サイト:「レガシィ アウトバック」


【試乗記】「強敵が君臨する市場に挑むスバルの一矢」2015年型スバル「レガシィ」

【試乗記】「これまで通り、前人未踏の地を走破し続ける」2015年型 スバル「アウトバック」


By Hirokazu Kusakabe

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