【レポート】近い将来、カーボンファイバーのコストはいまの10分の1になる
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ここ数十年の間に、カーボンファイバー(CFRP)は高い強度と軽量化が求められるレーシングカーのボディなどで主に使用されてきたが、コストが高いことから、市販車ではこれまで一部のスーパーカーでしか使えなかった。ところが最近、BMWが「i3」や「i8」でCFRPを採用するなど、その流れが変わってきている。いまドイツで研究されている新しいCFRPの研究が進めば、今後は安価な大衆車にもカーボンファイバー製のボディが使えるようになるかも知れない。

自動車メディア『Automotive News Europe』によれば、ドイツで先端技術を研究しているMAI カーボン(MAI Carbon Cluster Management GmbH)社が、BMWやアウディ、エアバス、ドイツ政府やその他多くの機関の支援を得てカーボンファイバーを現在よりも安く製造できる方法を研究しているという。将来的にはいまの10分の1までコストを下げられる可能性があるとのことだ。同社のプロジェクト責任者であるクラウス・ドレシュラー氏は「我々はもっと安くカーボンファイバー製パーツを製造するという目標の中間点まで到達した」と語っている。

同社がどういった方法で大幅なコスト減を達成させるのか、残念ながらはっきりとした詳細はわからない。しかし同社のサイトによれば、3分以内に硬化させることができる熱可塑性の原材料を使用した新たなカーボンファイバーを開発しているとのことだ。従来のオートクレーブ製法では成形に90分かかることを考えると製造に必要な時間は大幅に短縮されるといえるだろう。

BMWは、2011年に1億ドルを投資して炭素製品メーカーとしては世界最大規模のSGLカーボンを傘下に持つSGLグループと設立した炭素製品製造工場を米ワシントン州モーゼスレイクに新設。今年5月には、同工場の生産能力を3倍に引き上げるため、さらに2億ドルの追加投資を行い、2015年以内に工場を拡張すると発表している。BMWは将来的にはより多くのモデルに軽量素材を採用する予定のようだ。カーボンファイバーが安価になるという今回のニュースは、同社のようにカーボンファイバーを積極的に採用している企業にとっては朗報に違いない。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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