【ビデオ】ブラバムがクラウドファンディングを活用したレーシングチームとして復活ジャック・ブラバムは自身の名前が付けられたマシンに乗ってF1チャンピオンに輝いた唯一の人物だ。だが、彼の偉大さはそれだけではない。振り返ってみれば、モータースポーツの歴史には、彼の存在があったからこその様々な変化が起きている。彼の息子たちもレースの世界に進み、プジョーチームのドライバーとしてル・マンで勝利(ジェフ 1993年、デビッド 2009年)。また、バーニー・エクレストンはブラバムチームを踏み台にして(1972年にチームを買収。1987年に手放す)F1の商権を支配した。ブラバムはF1を撤退したが、その後しばらくしてBMWのチューナーがその名を受け継いだ(日本版編集者注:スーパーアグリの資産を購入したフォームテックが、2009年にその名前の使用権を主張してF1参戦を目論んだ)。そして今年の5月、ジャック自身はこの世を去ってしまったが、彼のファミリーは現在、ブラバムの名を世界のステージに取り戻す試みに取り組んでいる。

国際的なレーシング・シリーズにブラバムの名をカムバックさせるプロジェクトを立ち上げたのはジャック・ブラバムの末の息子であるデビッド。彼らはレース資金を集めるためにクラウドファンディングの『INDIEGOGO(インディーゴーゴー)』を利用し、一般の人々にサポートを呼びかけている。また、投資した人には、Brabham-Digitalと呼ばれるレーシングチーム専用のウェブアプリケーションへのアクセス権が提供され、オンライン上でクルマの開発など、チームの活動に参加できるという。

ブラバムは最初のステップとして来季のFIA世界耐久選手権(ル・マン24時間レースを含む)のLMP2クラスに参戦する予定だ。必要な資金は800万ポンド(約14億円)で、25万ポンド(約4400万円)刻みで資金を募っている。ファッションレーベルやガジェットメーカーなどよりも金額は大きいが、Tシャツや新しいおもちゃよりも大きな見返りを約束している。前述のように、出資者はクルマの開発に携わったり、チームの決断事項に投票したりすることができる。投資額に応じて「ファン」(25ポンド=約4,500円)、「ドライバー」(75ポンド=約1万3,500円)、「エンジニア」(100ポンド=約1万7,800円)というBrabham-Digitalへのアクセス権が与えられ、チームをフォローすることで、自分がピットやコックピット、ガレージにいる感覚でチームに参加できるとのことだ。

"レーシングの民主化"ともいえるこのプロジェクトが見事実現することを祈りたい。ブラバムはLMP2クラス参戦だけでなく、フォーミュラEやその他のレースシリーズへの参戦も見込んでおり、最終的にはF1への復帰を目指している。F1ではかつてジャック・ブラバム自身が3度のワールド・チャンピオンに輝き、チームは2度のコンストラクターズ・タイトルと4度のドライバーズ・タイトルを獲得している。

このプロジェクトを紹介する映像や公式サイト、INDIEGOGOの同プロジェクトのページで詳細をチェックしてみよう。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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