【レポート】自動車事業の経営権を失ったプジョー創業者一族、今後はペッパーミル事業に専念
長い間プジョーの筆頭株主であった創業者一族であるプジョー家。しかし、ヨーロッパ第2位の自動車メーカーであるPSA・プジョー・シトロエングループ(PSA)が行った増資計画により一族の保有株式は25.5%から14.1%に減少。プジョーの経営権を失い、新たな事業を探す一族が再び目を向けたのが、ペッパーミル(胡椒挽き)だ。

ヨーロッパを旅行したことがあれば、洒落たレストランのテーブルにプジョーのペッパーミルが置いてあるのを見たことがあるかもしれない。プジョー一族は19世紀初頭、ペッパーミル、コーヒーミル、そして自転車の製造を始めた。自動車事業を始めるよりも前のことだ。しかし現在では、ボルボ・グループから売却された乗用車部門のボルボ・カーズや、電動工具メーカーのハスクバーナ社を離れた同名のオートバイ・ブランドのように、プジョーのペッパーミル事業は自動車メーカーのプジョーとは無関係である。

近年、一族は投資の多様化を始め、今年6月にペッパーミルを製造する「PSPプジョーSAS」の経営権を取り戻した。自動車製造業から離れた今、一族は"身を粉にして"再びペッパーミル事業に取り組んでいる。

米金融情報サービス『ブルームバーグ』によると、PSP社の新しい会長となったジャン=フィリップ・プジョーと最高経営責任者のフィリップ・ラパッツが再建計画を構築。赤字の機械工具事業からは手を引き、中間層から上流階級の顧客をターゲットとした上質なペッパーミルの製造に注力するとのことだ。ちなみに、このブジョー製ペッパーミルは、エールフランスKLM航空のファーストクラスに搭乗したお客様へのサービスに今後供給される予定だという。どうやら先行きは明るいようだ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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