マツダ、
マツダは11日、フルモデルチェンジした新型「デミオ」を集まった報道陣の前で公開、同日より予約受注を開始した。4代目となるデミオの開発目標は、具体的かつ野心的に、"クルマの価値はボディ・サイズに比例する"という「クラスの概念」を打ち破るコンパクトカーであるという。

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2007年に登場した先代から7年ぶりにフルモデルチェンジした新型デミオは、「スカイアクティブ・テクノロジー」と総称される数々の最新技術を全面的に採用した、「CX-5」「アテンザ」「アクセラ」に続くマツダの新世代商品群第4弾。ラインアップ中最小サイズのモデルながら志は高く、小飼雅道社長兼CEOによれば「セグメントを越えた上質さ」で「クラス概念を打ち破るコンパクトカー」を目指して開発されたという。それはもちろん、より大型サイズのクルマから乗り換える"ダウンサイズ"する顧客をも満足させるという使命も含まれる。




開発主査の土井 歩氏によれば、そのために掲げたテーマは主に2つ。まずはこれまでコンパクトカーが苦手とされてきた長距離ドライブ性能の向上だ。マツダは運転席足元のペダルレイアウトから拘った。FFレイアウトで設計された右ハンドルの小型車では、どうしても右前輪のホイールハウスが室内に張り出すため、ペダル類が左にオフセットされてしまう傾向にある。これを改善するため、新型デミオでは前輪を80mm前に出して(ホイールベースも先代より80mm延長された)、アクセル・ペダルとブレーキ・ペダルを先代より20mm外側に配置、ペダル間の距離も最適化したという。さらにスムーズな踏み替えを助け、急ブレーキ時の踏み間違いを起こしにくいように、アクセル・ペダルはオルガン式に改められた。

ドライビング・ポジション改善によって肉体的ストレスを減らしたら、次はドライバーの精神面。「i-ACTIVSENSE」と総称される衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全機能を採用するとともに、「Heds-up Cockpit」コンセプトに基づきドライバーが安全に運転に集中できる操作環境を整え、同時に「マツダ コネクト」でオーディオやナビゲーション、さらにSNSの利用なども可能にし、長距離ドライブ時のストレスを軽減する運転環境を構築した。




そして長距離を走るなら、もちろん動力性能にも余裕が欲しいし燃費も気になる。そこで新型デミオでは、待望の1.5リッター直噴ディーゼル・ターボ・エンジン「SKYACTIV-D 1.5」を採用。最高出力105ps/4,000rpm、最大トルク25.5kgm/1,500-2,500rpm(AT)/22.4kgm/1,400-3,200rpm(MT)というガソリン・エンジンなら2.5リッター並みの大トルクと、最大30km/LというJC08モード燃費(MT)でこれに応えた。先代デミオにも積まれていた1.3リッター・ガソリン「SKYACTIV-G 1.3」も、最高出力が従来の84ps/5,400rpmから92ps/6,000rpmへ、最大トルクも11.4kgm/4,000rpmから12.3kgm/4,000rpmへ向上。軽量化と効率化も進んでいるという。トランスミッションはCVTが廃止され、6速AT「SKYACTIV-DRIVE」に替わった。ディーゼルには従来の5速より多段化されながら5%軽量化されたという6速MTが用意され、ガソリン・エンジンも5速MTが選べるようになった。4WDはモーターで後輪を駆動する先代の「e-4WD」から、新型ではCX-5と同じ新世代の電子制御「アクティブトルクコントロールカップリング4WD」に変更されている。



そしてもう1つの「クラス概念を打ち破る」挑戦が、スタイリングや内外装の高品質化。先日すでに公開されたプロトタイプを見たときにも感じたが、確かに内外装の質感は"プレミアム・コンパクト"を標榜する欧州車にも匹敵するかあるいは凌ぐほど。「魂動(こどう)- SOUL of MOTION」と名付けられたデザイン・テーマを採用するボディのサイズは、全長4,060mm × 全幅1,695mm × 全高1,500mmと、先代より160mm長く25mm高いが、それ以上に増大した存在感を放つ。ただし、絶対的に短い全長でこれまでのような魂動デザインの伸びやかなプロポーションを表現することは、やはり難しい。アテンザが大地を駆けるチーターだとするならば、デミオは活発な野ウサギのようだ。ボディ・カラーはお馴染み「ソウルレッドプレミアムメタリック」や新色の「ダイナミックブルーマイカ」と「スモーキーローズマイカ」を含む全10色が用意されている(グレードによってはもう1色、アークティックホワイトも受注生産で設定)。



「世界のベンチマーク」を目指したというインテリアは、サテンクロームやレザー、光沢カラーパネル等を採用し、「クラスを超える品質感」であるとマツダは自負する。さらに「遊び心のあるカラー・コーディネート」も取り入れたそうだ。特にオフホワイトのレザーがシート表皮の一部に使われている「L Package」は魅力的。見た目だけでなく、ステアリングにはチルトに加えてテレスコピック調整機能が採用されたり、前後ともシートバックが先代より拡大されるなど、居住性や操作性の改善も進んでいる。

土井氏によれば、新型デミオは以上のような点を価値として、「より大きなクルマから乗り換えるドライバーには、安心と満足感を感じて頂きたい。これからクルマに親しむ若いドライバーには、運転の不安を軽減し、余裕を感じて頂きたい。そしてクルマを好きになって頂きたい。そして新型デミオに乗っていただく全ての方には、その走りやスタイリングで、楽しさと微笑みを提供したいと思っています」とのことだった。



内外装・装備が異なるグレード展開は、ガソリンがエントリー・グレードの「13C」と、標準的な「13S」、そしてそれにレザーシートなどが追加された上級仕様「13S L Package」の3タイプ。ディーゼルでは標準の「XD」がガソリンの13Sにほぼ相当し、さらに装備が充実した「XD Touring」と、シート表皮の一部がオフホワイトの本革となる「XD Touring L Package」という同じく3グレードが用意される。価格は13C(2WD)の135万円から、XD Touring L Package(4WD)の219万2,000円まで。全てのグレードに2WDと4WDが設定されているが、4WDはATのみが組み合わされ、13Cは2WDもATのみとなる。他グレードの2WD車ではATとMTが同価格となっている。9月11日から受注が始まり、発売はガソリンの2WD車が9月26日、ディーゼルの2WD車は10月23日、ディーゼルの4WD車は12月になる予定。少しでも気になった人はお近くの販売店で、是非実車をご覧いただきたい。評価や決断は試乗してからということになるだろうが、少なくともショールーム・パフォーマンスはかなりのものと思われる。価格やオプションに関する詳しい情報は、以下のリンクから公式サイトをどうぞ。


マツダ公式サイト:新型デミオ
http://www.demio.mazda.co.jp/


By Hirokazu Kusakabe




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