SKYLINE

「新生SKYLINE上陸」という新型日産スカイラインのキャッチフレーズを始めて聞いたとき、元々スカイラインは国産車なのだから上陸という言葉に違和感を感じた人は多いはずだ。
 しかし新型スカイラインは日産エンブレムではなく、インフィニティエンブレムを装着してきたのを見たときに、キャッチフレーズに込められた意味がわかった。




 スカイラインといえば、どのモデルも常にその時代の最先端の技術やデバイスを投入して国産車最高レベルの走行性能を実現したクルマ。R34型までは国内専売モデルだったが、エンジンを直列からV型に変更し、丸いテールランプに別れを告げたV35型からはグローバルモデルとなり、メルセデス・ベンツBMWといったドイツプレミアムブランドの真のライバルとなった。




 日本でV35型と言われた2世代前のスカイラインは海外ではインフィニティG35を名乗り、インフィニティブランドを浸透させた功労者だ。すなわち日本を代表するスポーツセダン、スカイラインの高い走行性能が世界に認められたという解釈ができるのではないだろうか。そしてさらに世界中で走り込みを行った13代目となる新型スカイラインが世界を席捲したプレミアムセダンとして日本に登場。これは凱旋帰国と捉えて良い。だから上陸という言葉がしっくりくるのだ。



 新型スカイラインは世界最速のハイブリッドカーと呼ばれている3.5L V6エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載する350GT。そして世界的なトレンドとなっているダウンサイジングの2L直4ターボを搭載する200GT-tの2つのモデルを用意する。



 まずは350GT。0-100km/h加速4.9秒というスポーツカー並の加速力とJC08モード燃費18.4km/Lというハイパワーと低燃費を両立したハイブリッドシステムを搭載。スカイラインらしいチャレンジとして、ステアリング操作を電気信号に変換して行う量産車世界初のダイレクトアダプティブステアリングを搭載し、路面状況に左右されず、クイックで正確なステアリング操作が可能だ。また、ドライブモードセレクターによってスカイラインの走行性能をシーンにあわせて自分好みにセッティングする楽しさもある。350GTの走りは滑らかな加速と高い静粛性が際立つ。



 そして200GT-t。2L直4ターボエンジンを搭載するのは6代目のスカイラインRS以来。しかも搭載するメルセデス製のエンジンはパワーを重視したチューンが施され、最高出力155kW(211ps)、最大トルクは350N・m(35.7kg-m)とクラストップの実力を備えている。操舵感のある重めのステアリングフィールとオンザレールで思い通りのライン取りが楽しめる優れた足回りはこれぞスカイラインの走りと言える。



 新型スカイラインの魅力は走りだけにとどまらない。エマージェンシーブレーキをはじめ、PFCW(前方衝突予測警報)、LDP(車線逸脱防止システム)、BSI(後側方衝突防止支援システム)などクルマの全方位で守る世界最高峰の安全装備を標準装備している(タイプP、タイプSP)。この安全装備の充実度はライバルたちをはるかにリードしている。



 走りだけでなく、安全性能にも最新技術を惜しみなく搭載した新世代プレミアムスポーティセダンの新型スカイライン。これまで輸入車に独占されていたセダンマーケットに新風をもたらしそうだ。

日産自動車株式会社
http://www.nissan.co.jp/

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