MUGEN Fit

 FITの発売から1年経過したが、相変わらず好調な売れ行きを示している。これだけ街にFITが走っていると、人とちょっと違ったFITに乗ってみるのはどうだろう。今回無限パーツを組んだFITに試乗したので紹介してみたい。
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 今回試乗したのは、バンパー交換タイプのエアロバンパーをはじめ、サイドスポイラー、カーボンアッパーウイングなど、ひととおりエアロパーツが組み込まれている。
しかもサイドスポイラーはカラード仕上げだけでなく艶消しブラックとの2トンカラード仕上げ(試乗車)も設定され、好みやボディカラーに応じてコーディネートが可能になっている。

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このほか試乗車にはFIT専用デザインのアルミホイールMD8やスポーツサイレンサー(マフラー)、バケットシートが装着されていた。
さらに、今年8月からスポーツサスペンションキットが今回の試乗車に組み込まれていた。

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だいぶ大柄になったとはいえ、広くて使い勝手のいい室内と、キビキビ走る軽快なハンドリングを持ったFITだが、不満に感じる部分が一点だけある。それは、リヤサスペンションのストロークが短く、割と簡単にサスペンションが底付きしてしまうことだ。とくに4人乗りしたり、重い荷物を積むとその症状が現れる。

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 それがどんなふうに変わっているのかが興味のポイントだった。結論から言うと、想像以上に出来が良かった。車高は前+15mm、後+20mm下げており、いよいよサスペンションのストロークが少なくなる方向だが、無限のリヤサスペンションは、ダンパーの減衰力セッティングによってストロークスピードのコントロールをするとともに、バンプラバーを巧みに使って、バンプタッチをソフトに受け止めるセッティングになっている。

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 そのため試乗した限りではガツンと突き上げるようなショックが感じられなくなっていた。
無限によると、もともとリヤのサスペンションストロークが短めなので、ローダウンするとさらにストロークが短くなってしまうので、出来ればダーダウンしたくなかったそうだが、とはいえ、ローダウンによるスタイルのカッコよさを求めるユーザーもいるので、落としどころが難しかったという。
 バンプラバーにソフトに当てるセッティングは、単純に突き上げを抑え乗り心地を良くするだけでなく、コーナリングで副次的なメリットも生んでいる。ハードコーナリングではリヤサスを早めにバンプラバーに充てているため、アウト側サスペンションの沈み込みによるロールを抑えコーナリング時の姿勢をコントロールできる。これを利用してフロントタイヤの接地性を良くしよりハンドルにリニアに応答する機敏な操縦性を作り出すことができているのだ。またリヤアウト側のバンプラバーによってサスペンションストロークが規制されると、リヤの動きの落ち着いた、オン・ザ・レール感覚の身のこなしを見せる。このあたりのチューニングがじつに巧み仕上がっている。
ノーマルの重心の高さからくるグラつくような動きや、微細な足回りの動きが抑えられシンプルですっきりした乗り味になっている。

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もう一つ運転していて気に入ったのがシート。ホールド性と剛性に優れており、しかも過剰な拘束感がないので、リラックスしながら要所で体を支えてくれるのだ。このシートに吸っていると改めてスポーツシートの良さを実感させられる。

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試乗を終えて改めて感心したのは、無限のパーツの作りの良さとセッティングの巧みさだ。見た目のチューニングではなく無限の考えるいいクルマ、いい乗り心地、いい操縦性がきちんと作り込まれているところだろう。FITが俄然魅力的なクルマに見えてきた。

■無限 MUGEN official web site
http://www.mugen-power.com

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