トヨタの広告宣伝活動を行うトヨタマーケティングジャパンは25日、オフロードSUV「ランドクルーザー」の歴代モデルやオーナー所有のカスタム・モデルを展示する「ランドクルーザー モーターショー 2014」を東京・お台場のMEGA WEBにて開催。会場では10年ぶりに国内販売される「ランドクルーザー "70"」も発表された。

Related Gallery:Toyota Land Cruiser "70"

1951年に試作車が完成した4輪駆動のオフロード車「トヨタ ジープ BJ型」を祖とするランドクルーザーは、1954年に改名して以来、トヨタで最も長い歴史を持つモデルだ。世界中で愛され続けているその理由は、トヨタ自動車製品企画本部チーフエンジニアの小鑓貞嘉氏によれば、高い「信頼性」「耐久性」「走破性」にあり、「世界各地の生活を支えているものと自負しております」とのこと。あらゆる場所を走り切り、途中で止まってしまったら生命の危機に瀕するような場所でも信頼できるクルマとして現在も新興国を中心に人気が高く、中でも紛争地域においては「支援物資を載せてくるランドクルーザーは希望の象徴」とまで言われているそうだ。



小鑓チーフエンジニアによると、日本では「ランクル」という愛称で呼ばれるこのクルマの設計思想は初代から60年間ずっと変わらず、ひとことで言えば「行きたいところへ、行きたいときに、必ず行けること」。また、今でもマニアから人気が高い「40」系モデルは1960年から1984年まで24年間、そしてその後継となった「70」系は1984年からなんと現在まで生産が続けられているほど寿命が長いことも特徴で、これはモデルチェンジせずに長く作り続ければ、世界中で部品の調達が容易になるという利点があるからだという。「例えば新品の補修部品がなかなか入手できないような地域でも、工場の裏に眠っている廃車になったクルマから部品を取って直すことができる」と小鑓氏は話す。世界には走行距離が250万km、300万kmを超えてなお走り続けているランクルも少なくないそうで、日本のオーナーに向けて、ランクルをそれだけ長く乗り続けるコツは「定期交換部品をちゃんと替えること。特にオイルは重要な部品の1つです」と仰っていた。

そんなタフなクルマとして評価と人気が高いランドクルーザーだが、日本では70シリーズの販売が2004年に終了しており、現在ではラグジュアリィ色の強いステーションワゴン型の「200」系と、トヨタが「ライトデューティの系譜」と呼ぶ「ランドクルーザー プラド」の2車種のみが販売されているという状況だった。だがやはり、ヘビーデューティな道具に徹したモデルが欲しいという声は多かったようで、今年がちょうど70の誕生から30周年ということもあり、2015年6月30日生産分までの期間限定だが、再び70シリーズが日本でも発売されることになった。




2004年モデルに比べると、フロント・フェイスやインテリアが現代的なデザインとなっているが、これは2007年にマイナーチェンジした海外向けモデルをそのまま日本に導入するから。日本仕様として新たに加えた変更は、フロント左側に装着された二面鏡式の補助確認装置と呼ばれるミラーのみだそうだ(あと、30周年記念エンブレムも)。ボディ・タイプのバリエーションは、2,730mmのセミロング・ホイールベースにランドクルーザーらしいフォルムのリアゲート付き4ドアのボディを載せたな「バン」と、日本初導入となる3,180mmのスーパーロング・ホイールベースに堅牢な荷台と"ダブルキャブ"と呼ばれる4人乗り2列シートのキャビンを持つ「ピックアップ」の2タイプを設定。車体サイズはバンが全長4,830mm × 全幅1,870mm × 全高1,920mmで、ピックアップは全長5,270mm × 全幅1,770mm × 全高1,950mmとなっている。




エンジンは「ランドクルーザー プラド」や「FJクルーザー」と同じく、排気量3,955ccのV型6気筒ガソリン「1GR-FE」型を採用。ただしチューニングは異なり、最高出力231ps/5,200rpm、最大トルク36.7kgm/3,800rpmと若干抑えられ、指定燃料も無鉛プレミアム(ハイオク)となっている。組み合わされるトランスミッションは、2速と3速にトリプルコーンシンクロを採用した5速マニュアルのみ。もちろん2輪駆動と4輪駆動ハイモードおよび4輪駆動ローモードを切り替えられるトランスファーレバーを備えたパートタイム4WDだ。車両重量が2トンを超えるため(バン:2,120kg・ピックアップ:2,220kg)か、JC08モード燃費は6.6km/リッターと最近のスーパーカーより劣る。だが、命の掛かっている走破性・実用性には代えられない。ディーゼル・エンジン搭載モデルを求める声も多そうだが、残念ながら「国内で販売できるモデルがない」そうだ(現在、世界で売れているランクルの8割から9割は、この4.0リッターV6ガソリン・エンジン搭載車だとか)。同様に「本当は出したかった」と小鑓氏が言うショート・ホイールベースの2ドア・モデルも「国内では復活できない規制があった」という。




会場には純正アクセサリーのフロントグリルやスペアタイヤカバー、モデリスタによるLEDライト、アルミホイールなどでカスタマイズされた車両も展示されていた。



ボディ・カラーは全7色を用意。素敵な本革キーボックス本革車検証入れという専用アイテムが付いて、価格はバンが360万円。ピックアップは350万円(いずれも消費税込み)。これから数十年、300万kmも乗れると思えば決して高くはないだろう。台数は限定ではないが受注期間は1年足らずと限られているので、欲しい方、必要な方はこの機会に是非。詳しい情報は以下のリンクから公式サイトをどうぞ。

トヨタ公式サイト:ランドクルーザー "70" シリーズ


By Hirokazu Kusakabe





■関連フォトギャラリー
Related Gallery:Toyota Land Cruiser "70"

Related Gallery:Toyota Land Cruiser "70" official photos

【PR】ランドクルーザー "70"の購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう!

Related Gallery:2013 Toyota Land Cruiser Photos

Related Gallery:Toyota Land Cruiser turns 60 Photos

Related Gallery:Toyota Land Cruiser ice sculpture

Related Gallery:NEW TOYOTA MEGA WEB 2013

Related Gallery:Toyota TRD Pro Series Chicago 2014 Photos

■人気フォトギャラリー
Related Gallery:Tokyo Auto Salon 2014 Companion Girls 05

Related Gallery:Tokyo Auto Salon 2014 Companion Girls 08: AIWA

Related Gallery:Tokyo Auto Salon 2014 Companion Girls 04