現役デザイナーの卒業制作、アウディの未来カー「Airomorph」
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エリック・キム氏は現在、米カリフォルニア州アーバインにあるフォード・ストラテジック・コンセプト・グループでエクステリア・デザイナーとして働いている。そんな現役カーデザイナーの彼が、今年、同州パサデナにあるアートセンター・カレッジ・オブ・デザインの卒業制作として作り上げた未来のアウディ耐久レースカー「Airomorph」をご紹介しよう。

Airomorphは、未来のル・マン24時間レースに参戦するアウディのレースカーを想定してデザインされたものだ。シルバーのボディは一体成形された非拡張素材で作られており、フレームの上に載せられている。タイヤに固定されているファブリックのパネルには前後とも可動製のケーブルが取り付けられ、走行状況に合わせてこれを油圧アクチュエーターで動かすことによって、エアロダイナミクスが可変できるという。

キム氏によれば、これは双胴船のレーシング・ボートから着想を得てデザインされたそうで、アウディのデザイナーであるKris Vancoppenolle氏からもアドバイスを得たそうだ。キム氏は米Autoblogの取材に対し「まず走り書きのようなスケッチから始め、そこから自由に未来を意識したデザインをしていった」と語っている。また、BMWのコンセプトカー「Gina」に似ているところがあるのではというこちらの質問に対しては、そこから影響を受けた物ではないと否定した。

全体のシェイプは、過去や現在のアウディの耐久レースカーを受け継ぐようなデザインで、コクピットやその後方に伸びるフィンは現行の「R18」を思わせる。ボディから独立したカバーで覆われた車輪は『ブレードランナー』を少々ヒントにしたのだろう。長方形を描くフロント周りは2010年にル・マンで優勝した「R15」に似ている。ただし、コクピットから直接外を見ることは出来ない設計であるらしい。

このAiromorphは、確かに未来を見据えたクルマのデザインとして興味深いというだけでなく、アクティブ・エアロダイナミクスを実現する方法としても実に興味深い。ギャラリーにご用意した画像を是非チェックしてみよう。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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