スペシャル・ヴィークル・オペレーションズが手がける「ライトウェイト Eタイプ」がモントレーでお披露目
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ジャガー・ランドローバーの特別仕様やオーダーメードなどを手掛けるスペシャル・オペレーションズ部門は、超高性能SUV「レンジローバー スポーツ SVR」と「Fタイプ プロジェクト7」の他に、1963年に製造された「Eタイプ」のレース仕様車「ライトウェイト Eタイプ」の復刻モデルを8月14日に開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスでお披露目すると発表した。

ライトウェイト Eタイプは、1961年から1975年の間に製造された7万2500台のEタイプの中で、わずか12台と非常にレアなモデルだ。元々は18台が生産される計画だったが、実際には1963年に11台、翌年に1台と計12台のみしか製造されなかった。それから50年を経た今、スペシャル・オペレーションズ部門に新設されたジャガー・ヘリテージ・チームによって、残りの6台がオリジナルのモデルと同じ仕様で製造されることになった。

世界スポーツカー選手権で"掟破り"のフェラーリ 250GTOに対抗するために、ライトウェイト EタイプはスタンダードなEタイプ ロードスターをベースに、より速く、より軽くするため、いくつかの重要なアップグレードを施したホモロゲーション・モデルとして開発された。通常のEタイプとの大きな違いは、やはりその軽さだろう。ボディには軽量なアルミニウムが使用されており、車両重量が114kgも軽量化されている。



今回ジャガーはこのライトウェイト Eタイプを忠実に再現するにあたり、1964年に製造された最後のオリジナル個体のボディ表面をスキャンし、最新のアルミニウム素材を採用したい衝動を抑えて60年代当時と同様の材質を使用したという。ボディを構成する230のコンポーネントのうち75%は社内で製作され、いくつかの大きなパネルは外部の専門家がジャガーの指示通りに製造したそうだ。

3.8リッター直列6気筒エンジンは、ル・マンでかつて優勝した「Dタイプ」のエンジンをベースとし、しかも鉄ではなくアルミブロックを採用。ウェーバー製3連キャブレターとドライサンプ潤滑システムを搭載し(オプションでルーカス製機械式燃料噴射装置の装着も可能)、最高出力は300hp、最大トルク38.7kgmを発揮する。シングルプレートクラッチを備えた4速フルシンクロ・トランスミッション、軽量フライホイール、"Powr-Lok"リミテッド・スリップ・ディファレンシャルを装備し、後輪を駆動する。

足元は15インチのマグネシウム製パーフォレイティッド・ホイールにダンロップのレーシングタイヤを装着。リア・ブレーキはスタンダードなEタイプと同じものだが、フロントのディスクはアップグレードが施されている。ブレーキサーボはない。フロントのダブルウィッシュボーンとリアサスペンションの独立したウィッシュボーンに装着される。

インテリアには当時のコノリーレザーが使用され、ラック・アンド・ピニオン式のステアリングにはウッドリムを採用。アルミニウム製ハードトップが標準装備される。6台は顧客の注文に合わせ、ジャガー発祥の地であるブラウンズ・レーンに設けられたジャガー・ヘリテージのワークショップにて、FIA ヒストリックカー・レースの規定に則って製造される。価格は100万ポンド(約1億7,100万円)になるとか。上掲の写真は「Car Zero」と呼ばれるそのプロトタイプで、展示品としてジャガー・デイムラー・ヘリテイジ・トラストに譲渡される予定だそうだ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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