【レポート】バート・マンロー、没後36年にして自らの
映画『世界最速のインディアン』のモデルとして知られるバート・マンロー氏が、ボンネビル・ソルトフラッツで1967年に自身が記録した速度を最近また塗り替えた。しかし彼は1978年に既に亡くなっているのだ。

ボンネビル・ソルトフラッツで最速記録を打ち立てることは難しい。その上、自分の死後36年も経ってから再びその記録を更新するなんて、到底不可能な話だ。

ところが最近、すでに亡くなっているはずのバート・マンローが、カスタマイズされた1920年型953ccのインディアン製ストリームライナーで、AMA 1000cc S-AF クラス最速記録を184.087mphに塗り替えたというニュースが飛び込んできた。昨年までの記録にも、バート・マンローの名は載っているが、ただし、記録は1967年に同氏が打ち立てた183.586mphとなっているはずだ。

マンローが自身の記録を塗り替えただけのことでは? と思った方もいるだろうが、彼は36年ほど前に死去しており、その新記録の公式証明書は、バート・マンローの息子ジョンの名前で発行されている。一体どういうことかというと、数ヶ月前に息子のジョンが1967年の記録の証明書を見たところ、マンローの2回の走行の平均タイムが間違っていることに気が付いたそうだ。そこでジョンはAMA(American Motorcycle Association)に記録を改めるよう申告。その当時は電卓がまだ使用されていなかったため、AMAが単純に計算を間違えたということで、記録が更新されるに至ったという。"世界最速のインディアン"が過去のものになることはないのだ。


By Jeremy Korzeniewski
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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