トヨタ自動車は、"ビジネスを支えるプロの道具"として評価が高い商用バン「プロボックス」と「サクシード」をマイナーチェンジし、9月1日に発売すると発表した。"顔"が変わって印象が一新されたほか、"仕事場"のインテリアは利便性・快適性が向上している。

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「カローラバン」「スプリンターバン」「カルディナバン」の後継として、新たに専用ボディと独立したネーミングを与えられて2002年7月に登場した「プロボックス」と「サクシード」は、「荷物を運ぶ道具」として徹底した利便さを追求したトヨタのコマーシャルバン。発売から12年も経つ現在(2014年1月〜6月)でも、2モデル合わせて63%という高い市場占有率を誇っている。



今回の大掛かりなマイナーチェンジでは、商用車の肝でもある「荷物が積めて、丈夫で長持ち」という点に加え、働く人が車内で「楽に過ごせる」「楽に乗れる」クルマということを念頭に置いて開発されたという。これは実際に使用している顧客の声に耳を傾けた結果だそうだ。

プラットフォームはフロント部を刷新し、前ストラット式コイルスプリング:後ラテラルロッド付トレーリングリンク車軸式コイルスプリングのサスペンションも構造を最適化することで、重い荷物を支えるしっかりした足回りというだけでなく、操縦安定性と乗り心地を高いレベルで両立させ、さらに静粛性と高速安定性も向上したという。



"プロの仕事場"であるインテリアは、まずフロントシートの座面形状や調節機構を見直し、長時間運転しても疲れにくく快適な新型シートを採用。リクライニング可動量も最大76度まで拡大されたので、運転中だけでなく仮眠を取るときにも恩恵が受けられそうだ。

ダッシュボード周りも一新。デザイン的には相変わらず素っ気ないが、機能性は大幅に高まっている。運転席の左側にはペットボトルだけでなく1リッターの紙パック飲料まで置けるドリンクホルダーが備わり、インパネテーブルはノートPCやお弁当を楽に置くことができるサイズへ拡大。A4バインダーが気軽に収納できるインパネトレイや、携帯電話やメモ帳が保持できるマルチホルダーまで標準で装備する。前席シートの間には、ビジネスバッグが置けるように設計されているという。マニュアルエアコンは吹き出し口が大きくなっただけでなく、可変容量コンプレッサーの採用により最大冷房能力が向上しているそうだ。



パワートレインは、1.3リッター・モデル(プロボックスのみ)にDualVVT-iを採用した「1NR-FE」型エンジンを新たに搭載。最高出力95ps/6,000rpm、最大トルク12.3kgm/4,000rpmというスペックは、先代の「2NZ-FE」型に比べると最高出力が8psほどアップし、最大トルクは400rpmほど発生回転数が低められている。

1.5リッター・モデルは引き続き「1NZ-FE」型を搭載するが、吸気ポートの改善や圧縮比アップ、バルブタイミングの最適化などによる燃焼効率の向上と、各部のフリクション低減などの改良が行われ、燃費が改善されているという。最高出力109ps/6,000rpmは先代と変わらないが、最大トルク13.9kgm/4,800rpmは数値的にはややドロップしている(4WDは103ps/6,000rpmと13.5kgm/4,400rpm)。

トランスミッションはこれまでの4速ATに替わり「Super CVT-i」(自動無段変速機)が採用され、これも時代だろうか、5速マニュアル・トランスミッションの設定はなくなった。求人欄の「要普免」という文字の横に「AT限定は不可」と記載されることは稀になるに違いない(ただ、多くの距離を走る商用車として耐久性はどうなのだろう...?)。JC08モード燃費は先代よりも大幅に向上し、1.3リッター・モデルは17.6km/L、1.5リッター・モデルはそれを上回る18.2km/L、1.5リッター4WDモデルでも15.8km/Lを記録したという。



エクステリアでは、フロント・バンパーとグリル、ヘッドランプ、テールランプが変更され、特にこれまでのシンプルでストイックなフロント・マスクから、タフな印象は引き継ぎつつもやや洒落っ気のある顔に変わった。タイヤ&ホイールも先代の13インチから14インチに拡大されている。ボディ・カラーは白・銀・紺・黒というお馴染みのカラーに加えて、「ボルドーマイカメタリック」と「ライトグリーンメタリック」という2つの新色が設定された。定評ある荷室は変わっていない。

これまで通り、プロボックスは全国のトヨタカローラ店、サクシードは全国のトヨタ店ならびにトヨペット店にて販売され、価格は1.3リッターの「プロボックス DX」が131万7,600円から、1.5リッターの上級グレード「プロボックス F」および「サクシード TX」の4WDが179万8,691円まで(いずれも消費税込み)。

用意された公式ビデオをご覧いただければ、商用車として魅力が増したことはお分かりになるだろう。さらに、快適性の向上やエクステリアの変更、新色の追加などによって、これまで以上に個人のホビー・ユースとしても気になる存在になるかも。 詳しい情報は以下のリンクから公式サイトをご覧いただきたい。

トヨタ公式サイト:プロボックス
http://toyota.jp/probox/

トヨタ公式サイト:サクシード
http://toyota.jp/succeed/


By Hirokazu Kusakabe






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