ジャガーが世界最大級の英国車のコレクションを入手
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破産したイタリアのベルトーネや、巨額の納税を迫られたオランダのスパイカー・カーズ(すでに支払済み)が、所有していた貴重なクルマのコレクションを売却しなければならない羽目に陥ったことは記憶に新しい。そのような残念なニュースがある一方で、ジャガーは先日、自社のクルマを多数含む、個人による世界最大級のクラシックカーのコレクションを買い取ったと発表した。

ジャガーが手に入れたのは、英国内に約50のデンタルクリニックを展開する歯科医師のジェームズ・ハル氏が個人で収集した543台ものコレクション。同氏は自分の人生をつぎ込んだ一大コレクションの全てを引き継ぎ、この先も保管してくれる買い手を探していたという。

コレクションのほとんどは英国車で、その中には130台以上のジャガーが含まれている。具体的には、「XK120」が7台(レース用に作られた合金製ボディのものを含む)、「Cタイプ」「Dタイプ」が数台ずつ、わずか16台しか生産されなかったという超希少モデル「XKSS」も1台。さらに、「Eタイプ」が8台、セダンの「マーク」シリーズが30台、「XJS」はクーペとコンバーチブルあわせて19台、「XJ」が20台。そのうえ、ジャガーの前身となったスワロー・サイドカー・カンパニー時代のものや、1920年代に特注で作られた特別車、第2次世界大戦前のSSカーズ・リミテッド(1934年にスワロー・サイドカーが社名を変更。その後、1945年にジャガーとなった)が製造したレアなモデル「SS100」なども含まれているようだ。

他にも、創業者のサー・ウィリアム・ライオンズが所有していた「MK X」、ウィンストン・チャーチル元英首相のオースティン、歌手エルトン・ジョンのベントレー、4輪レースでも活躍した天才ライダー、マイク・ヘイルウッドの愛車だった「Eタイプ」などなど、お宝の山といったところだ。

このコレクションの入手に動いたのは、ジャガー・ランドローバーに新設された「スペシャル・オペレーションズ」部門。「Fタイプ・プロジェクト7」などの開発を手掛ける同部門は、同時にブランドの遺産を守る「ジャガー・ヘリテイジ」としての活動も行っている。

もちろん、ジャガー以外は他社のクルマなわけだが、ジャガーの広報担当ダン・コネル氏はAutoblogの取材に対し「当面の間、コレクションは全て一緒に保管されるでしょう」と、書面で回答している。同社が拠点としている英コヴェントリーのブラウンズ・レーンの新施設で保管され、今後世界各地で開催されるイベントなどにおいて、ブランドの歴史や価値を紹介するために使用されるということだ。

最終的な金額は、ジャガー側もハル氏側も公開していない。1億ポンド(約173億円)という説もあるが、どうやらこれは事実ではないようだ。ハル氏は、「最優先したのは高値で売ることではなく、コレクションを英国内にとどめ、その未来をこの国で最もふさわしい管理人に託すことでした」とコメントしている。ジャガーは文句なく"ふさわしい管理人"といえるだろう。興味のある方は、プレスリリース(英語)もチェックしてみよう。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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