パンツェッタ・ジローラモさんが、「ジャガー Fタイプ」を選んだその理由とは!?
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、タレント、エッセイスト、イタリア語講師等として様々な方面で活躍中のパンツェッタ・ジローラモさんが、ジャガーのブランド・アンバサダーに就任したことを発表。18日にジャガー・ランドローバー世田谷ショールームで「Fタイプ」の納車式が行われた。

Related Gallery:Panzetta Girolamo with the Jaguar F-Type

これからブランド・アンバサダーとして、ジローラモさんが共に暮らす相手に選んだジャガーは、2013年に発売された2シーター・スポーツカー 「Fタイプ コンバーチブル」。最高出力340ps、最大トルク45.9kgmを発生する3.0リッターV型6気筒スーパーチャージド・エンジンをフロントに搭載する、最もベーシックなグレードだ。その名も「イタリアンレーシングレッド」と呼ばれる真っ赤なボディ・カラーに、ブラックのインテリアとソフトトップが組み合わされていた。




「赤って色々あって、クルマによっても違うでしょ。明るい赤とか、深い赤とか。この(Fタイプの)赤は輝いている赤。とてもきれい。イタリア語で"brillante"っていうんだけど。それがとても気に入った」とジローラモさんは語る。イタリア人の彼がイギリス車のジャガーに乗るのに、ナショナル・カラーの赤を選んだともいえるあたりが興味深い。かつてスターリング・モスが、ブリティッシュ・レーシング・グリーンに塗ったマセラティでレースに出場したのと、ちょうど反対だ。

ジローラモさんはもちろんイタリア車にはお詳しいと思いますが、そんなジローラモさんにとって、イギリス車のジャガーってどんな存在でしたか?

「実は母の弟がイギリスに住んでいて、パン屋さんなんだけどね、あちこちのお店に卸している。その人がジャガーのコレクターだった。だから昔から、特にスポーツ・タイプのジャガーに憧れていました。あのエンブレムとか、すごく魅力的だった」

Fタイプとの出会いは?

「以前、この近くで雑誌の撮影をした時に白いFタイプに乗せてもらって、気に入りました」

どこが気に入りましたか?

「まずスタイルね。ラインがきれい。後ろが特に好み。現代的なんだけど、昔のジャガーの歴史も感じる。見ていて飽きないね。飽きちゃうクルマはダメ。すぐに買い換えたくなっちゃう(笑)」

外観の魅力以外についてはいかがですか?

「パワフルなスポーツカーで、乗ってみると、とても乗りやすい。あとこのクルマは、すごく中のノウハウ(技術)が進んでいる。それから(エキゾーストの)音が変えられるとかね、そういうヤンチャなところも好き(笑)」

ジャガーのラインアップの中にはもっと高級なサルーンなどもありますが、それでもやっぱりFタイプがいいですか?

「スポーツカーが好きですね。スピードを出すためっていうんじゃなくて、仕事に行くときとか乗っていくと、アグレッシブな気分になれる。あと、ダンディで、お洒落。どうせ普段は1人か2人でしか乗らないから」

Fタイプにはクーペもありますが、コンバーチブルの方がお好みですか?

「オープン、好きですね。昔と違って、今は(トップを)閉めておけばクーペと同じように使えるでしょ。昔のオープンは閉めていても雨が漏れたりしたけど(笑)。いつも開けているわけじゃないです。夏なんか、昼間は暑いし。でも今ぐらいの時間(午後6時頃)に、少しだけ開けて走るのが気持ちいい」



聞けば、イタリア人のジローラモさんにとって、イギリス車とは「コンパクトなオープンのスポーツカー」というイメージが強いそうだ。確かに歴史的に見ると、イタリアのスポーツカーはクーペが基本で、オープンはスペシャルなモデルか北米向けということになる。対してブリティッシュ・スポーツカーは最初からオープントップで設計されたクルマが多く、それに(レースなどのために)ルーフを付けたクーペが派生モデルとして生まれるという傾向が見られる。そんな伝統通り、ジャガー Fタイプも先に発表されたのはコンバーチブルの方だった。




次に、ジャガー・ランドローバー世田谷の田代 穣支店長にもお話を聞いてみた。

今回のブランド・アンバサダー就任の件は、ジャガー・ランドローバー・ジャパンの方からジローラモさんにお話しされたのですか? それともジローラモさんの方からジャガーを買いたいと?

「こちらからお願いしました。そうしたら、ジローラモさんの方も是非乗りたかったと言ってくださって」

ジローラモさんを選ばれた理由とは何でしょう?

「Fタイプのイメージにピッタリだったということですね。ジローラモさんは現在52歳ですが、今でもどんどん新しいことに挑戦していて、何に対してもポジティブな姿勢を持ち続けていらっしゃる。決して枯れてなくて、ぎらぎらしたところが感じられる。女性に対してもね(笑)。そういうところがスポーツカーのイメージ、Fタイプ コンバーチブルのイメージにピッタリです。また、若すぎず、高齢でもなく、年齢的にもちょうどいい。今までのジャガーって日本では高級車のイメージが強くて、オーナーの方もお年を召していらっしゃる方が多かったんです。だからジローラモさんのような方にFタイプに乗ってもらって、新しいジャガーをもっと若い層にもアピールしたい」

では、今までのジャガー・オーナーよりも若い、スポーツカーに乗りたいと思っている方に、"スポーツカーとしての"Fタイプの魅力をご説明するとしたら?

「Fタイプは例えばニュルブルクリンクなんかで走っても、ライバルのスポーツカーより速いくらいのラップタイムで走れるんですけど、でも敢えて数字に表れない気持ちよさが感じられることを挙げたいですね。早朝の箱根を走ったりすると、スポーツをしたときと同じような心地よい汗がかける。ガチガチに固めた足回りじゃないから、コーナーでロールはするんです。でもそれが、自分の感覚に近い感じで曲がっていく。フロント・エンジンということもあって操る愉しさが感じられるし、これ以上攻めたらどうなっちゃうんだろうという不安感がない。そういう気持ちよさを、是非知っていただきたいですね」




世田谷ショールームからの帰り道、僅かな時間だがFタイプのステアリングを握る機会に恵まれた。全長4,470mmはともかく、全幅が1,925mmもあり、決してコンパクトなスポーツカーとは言えないサイズにも拘わらず、コクピットに収まると、走り出す前からスポーツカーを"着る"感じと表現したくなる、僅かな緊張感も含んだ心地よい一体感がある。アクセル・ペダルを踏み、ステアリングを切っても、その感覚は変わらない。機械と人間のコミュニケーション、その距離感のチューニングが実に巧いのだ。ドライバーとFタイプは、互いに多くを語らずとも通じ合える、そんな気持ちにさせられる。それを一度知ってしまうと、今度は助手席に座ったときに疎外感を感じてしまうほどだ。ジローラモさんが「乗りやすい」という意味、田代支店長のいう「気持ちよさ」が、ほんの少しだが確かに分かった気がした。

Fタイプの精神的祖先といえば、1960~70年代に造られた名車「Eタイプ」。美しいスタイルの類似性ばかりが話題にされている気がするけれど、かつてはレースでフェラーリやアストンマーティンに挑んだスポーツカーの血もしっかりと受け継がれている...なんてことを、ドイツ車やイタリア車に乗る友人達の前で語れるオーナーになってみたいものである。


By Hirokazu Kusakabe

■関連フォトギャラリー
Related Gallery:Panzetta Girolamo with the Jaguar F-Type

【PR】Fタイプの購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう!

Related Gallery:Jaguar F-Type

Related Gallery:2014 Jaguar F-Type V8 S: Review Photos

Related Gallery:2014 Jaguar F-Type: First Drive

Related Gallery:Lana Del Rey and the Jaguar F-Type

Related Gallery:Jaguar F-TYPE Coupé British Villains

Related Gallery:2015 Jaguar F-Type R Coupe: First Drive Photos

Related Gallery:Jaguar F-Type Coupe LA 2013 Photos

■人気フォトギャラリー
Related Gallery:Tokyo Auto Salon 2014 Companion Girls 06

Related Gallery:Tokyo Auto Salon 2014 Companion Girls 08: AIWA

Related Gallery:Tokyo Auto Salon 2014 Companion Girls 09