【レポート】ブータン王国が国内の全てのクルマをEVへ 日産と三菱が協力
政策に国民総幸福量を掲げ「幸せの国」として知られるブータン王国。そのブータンが国民の幸福のために電気自動車先進国を目指し、日本の自動車メーカーと共にその一歩を踏み出そうとしている。

当初、ブータン王国の首都ティンプーに2000台のEV車を導入するという計画から始まったこのプロジェクトは、今年の2月にルノー日産CEOのカルロス・ゴーン氏がブータンを訪問して以降、本格化。ブータンのツェリン・トブゲイ首相は「国を挙げて、一定の期日までにゼロ・エミッションを達成するプロジェクトを推進します」と話していた。それから計画の規模はさらに拡大し、先週来日したトブゲイ首相は、自国の全てのガソリン車をEV化するという構想を掲げ、日産自動車だけでなく三菱自動車とも協力関係を結んだことを表明した。

アジアに関するニュースサイト『Asia News』の取材に、トブゲイ首相は「ガソリンは高価なうえ環境によくない。持続可能な燃料を使用した輸送手段はブータンの国民に幸福をもたらすでしょう」とその熱意を語った。

ヒマラヤ山脈の麓に位置するブータンは、豊富な川の水を利用した水力発電によって電力を生産している。しかし、ブータン国内での電力消費は5%にとどまっており、残りの95%の電力はインドに輸出されている。しかし、その利益はインドからガソリンを買うために使われているというのだから、EVへの転換は、理にかなった政策といえるだろう。


By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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