【LIVE】今年もル・マン24時間レースをライブ配信で観戦しよう!
日本時間の6月14日午後10時より、フランス・サルトサーキットにおいてル・マン24時間レースが始まる。地上波による放送がないから観られない、という方のために、今年も「デイリーモーション」が完全生中継するというので是非ご紹介したい。

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開催地ル・マンと同じフランスに本拠を置く動画共有サイト「デイリーモーション」は、レースを主催するフランス西部自動車クラブとの協力のもと、今年も第82回ル・マン24時間耐久レースを完全生中継するという。すでに予選やフリー走行、ドライバーのインタビューなどの動画がアップされているので、是非ご覧いただきたい(ポール・ポジションを獲得した中嶋一貴選手はもちろん、唯一の女性として出場する井原慶子選手のインタビューもあり)。

デイリーモーション:Live 2014 Le Mans 24 Hours

とはいっても、残念ながら有料放送のように親切な日本語の解説が入るわけではないので、チームやマシンについて簡単にご紹介しておこう。

FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦として組み込まれている今年のル・マン。そのトップカテゴリーである「LMP1」は、排気量5,500cc以下のエンジンを使用する「LMP1-L」クラスと、ハイブリッド・システムを搭載する「LMP1-H」クラスに分かれている。昨年まで4年続けて優勝している王者アウディや、そのライバルとして2012年に参戦を始めたトヨタ、そして今年から久しぶりに復帰するポルシェといった自動車メーカーのワークス車両は、全てLMP1-Hクラスだ。

このLMP1-Hクラスでは、エンジンの種類や排気量が自由になる代わりに、ハイブリッド・システムがアシストする1周あたりのエネルギー放出量によって、エンジン側の出力や燃料使用量が制限される。つまり、どのようなパワートレインの構成を選択するかによって、既にレースは始まっていると言えるわけだ。また、空力性能も含めた効率、燃費が重要な要素になっている。



昨年の優勝車と同じ名前を引き継ぐアウディの「R18 e-tron quattro」は、ミドシップ・マウントされた4.0リッターのV型6気筒ディーゼル「TDI」エンジンが後輪を駆動し、フロント・アクスルに搭載する「MGU(モーター・ジェネレーター・ユニット)」が前輪を駆動。ハイブリッド・システムのエネルギー放出量は、最小の2MJ(メガ・ジュール)というクラスを選んできた。11日のフリー走行ではロイック・デュバル選手のドライブする1号車がクラッシュ。マシンは修復されたが、予選でも5、6、7番手とやや出遅れた感がある。常勝軍団「チーム・ヨースト」のレース・マネジメントで、これをどのように取り戻すか、注目だ。



対するトヨタは、シャシー・パワートレインともまったく新たに設計されたという「TS040 HYBRID」を投入。後輪を駆動する3.7リッター自然吸気V型8気筒ガソリン・エンジンに加え、MGUをフロントおよびリアに搭載。先代の「TS030 HYBRID」と異なり4輪駆動となった。ハイブリッドの最大エネルギー放出量はアウディより大きな6MJを選択。4月にイギリス・シルバーストンで行われたWECの開幕戦では見事1位・2位フィニッシュを決め、5月の第2戦スパ6時間レースでもカーナンバー8号車が2連勝。7号車も3位に入る速さを見せている。12日の予選では中嶋一貴選手が日本人初のポール・ポジションを獲得した。もう1台も3番手につけ、トヨタ悲願のル・マン初制覇に期待が掛かる。



ワークス体制としては26年ぶりのル・マン復帰となるポルシェは、1970年に初めて総合優勝を果たした「917K」や、市販ハイブリッド・スーパーカー「918スパイダー」との関連性を感じさせる「919ハイブリッド」と名付けられたマシンを開発。ユニークな2.0リッターV型4気筒ガソリン・エンジン+シングル・ターボチャージャーを採用し、フロントアクスルに搭載されたMGUが駆動と制動エネルギー回生を行うだけでなく、排気ガスによる熱エネルギー回生も備えている。つまり、ポルシェのみが減速時だけでなく加速時にも回生(変換された電気をチャージ)を行えるのだ。ハイブリッドの最大エネルギー放出量はトヨタと同じ6MJ。予選ではアウディを抑えて2番手・4番手を獲得した。復帰1年目とはいえ、ル・マンの"勝ち方"を熟知したポルシェ・ワークスだから、当然優勝候補に名前を連ねていると見ていいだろう。



プライベーターが鎬を削るLMP2クラスでは、日産ニスモが開発した4.5リッターV型8気筒「VK45DE」エンジンが大人気。性能・信頼性の面で他のエンジンを大きく上回るからだ。日産は「ガレージ56」と呼ばれる特別枠から、"次世代オンデマンド・電気駆動マシン"であるという「NISSAN ZEOD RC」を出走させており、こちらの活躍も見逃せない。来年は「GT-R」の名前を冠したLMP1マシンで総合優勝争いに加わる予定である。



市販スポーツカーをベースにしたGTカーが走る「LMGTE」クラスのバトルは、見ていて楽しい。今年も「フェラーリ 458 イタリア」「シボレー コルベット」「アストンマーティン ヴァンテージ」「ポルシェ 911 RSR」など、伊・米・英・独を代表するスポーツカーが参戦。日本車の姿がないことは残念だが、我が国の有力プライベーター、チーム・タイサンがアマチュア・ドライバーを中心とするLMGTE Amクラスに458 イタリアを出場させている。

なお、レースの模様はデイリーモーションのほか、アウディが車載カメラの映像などをライブストリーミングで中継する予定。トヨタは特設サイトで写真とリポートをお届けするという。決勝レースのスタートは、14日の現地時間15時(日本時間22時)。インターネットを通じて、長く過酷な闘いを続けるドライバーやチームを応援しよう!

Audi Sport:Livestream

トヨタ:ル・マン24時間レース特設ページ

デイリーモーション:Live 2014 Le Mans 24 Hours


Live - 2014 Le Mans 24 Hours 投稿者 lemans-tv


By Hirokazu Kusakabe

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