マツダ、排気量1.5リッターのクリーンディーゼル・エンジンを新型「デミオ」に搭載すると発表
マツダは10日、新世代技術「スカイアクティブ テクノロジー」を採用した1.5リッターのクリーンディーゼル・エンジン「SKYACTIV-D 1.5」を新たに開発し、新型「デミオ」に搭載して日本市場に導入することを発表した。

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2014年3月のジュネーブ・モーターショーで、次期型「デミオ」を思わせるコンパクトカーのコンセプト・モデル「マツダ 跳(HAZUMI)」と一緒に公開された「SKYACTIV-D 1.5」は、排気量1.5リッター(1,497cc)の直列4気筒直噴ディーゼルターボ。最高出力105ps/4,000rpmと最大トルク25.5kgm/1,500-2,500rpmを発生する、というスペックが今回初めて公表された。ボア × ストロークは同社の1.5リッター・ガソリン・エンジン「SKYACTIV-G 1.5」よりストロークが短い76.0mm × 82.5mm。圧縮比は小排気量ディーゼル・エンジンとしては最も低い14.8を実現したという。

CX-5」「アテンザ」「アクセラ」に搭載されて人気を博している2.2リッターのクリーンディーゼル・エンジン「SKYACTV-D 2.2」と同様に、このSKYACTIV-D 1.5も低圧縮比を採用して「理想の燃焼」を追求した結果、高価なNOx後処理装置なしで「ポスト新長期規制」と呼ばれる日本の厳しい排出ガス規制をクリアする...なんてことは今さら言うまでもないだろう。



しかもこれは、単にSKYACTV-D 2.2の排気量を縮小しただけのユニットではない。エンジンを小型化したことによる冷却損失増大を抑制するため、「高分散噴霧のソレノイドインジェクター」と「段付エッグシェイプピストン」による火炎の壁面接触低減、過渡燃焼制御技術を新たに採用。さらにエンジン冷却システムに冷却水制御バルブ(CCV)やウォータージャケットスペーサーを追加採用し、燃焼効率改善と機械抵抗低減を実現したという。また、高圧EGR&低圧EGRシステムを採用することで均質リーン化領域が拡大され、燃費環境性能とパフォーマンス・フィールも向上。過給器はSKYACTV-D 2.2に使われている2ステージターボチャージャー(低回転域用と高回転域用の大小2つのターボを搭載)に替わって、回転センサー付きの可変ジオメトリーターボチャージャーが採用されている。同時に新採用された吸気管一体式水冷インタークーラーは、加速レスポンスおよび過給効率が向上する効果があるという。マツダではこのエンジンについて、「高い環境性能を実現しながら、2.5Lガソリンエンジン並みのトルクフルな走りかつ、高回転までリニアに加速する優れた動力性能を実現しています」と明言している。

これに組み合わされるトランスミッションは、「SKYACTIV-DRIVE」と呼ばれるATのほか、「SKYACTIV-MT」マニュアル・トランスミッションも用意されることが今回の発表で明らかになった。これがアクセラなどと同じ6速なのか、それともスペースやコストの面から新たに5速バージョンが開発されるのか、その辺りについてはまだ不明。それはともかく、ヨーロッパではごく当たり前の小排気量ディーゼル・エンジンをMTで操るコンパクトカーに、日本のユーザーもようやく乗れることになりそうだ。



新型デミオにはアイドリングストップ技術「i-stop」と、減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」も搭載され、「走る歓びの実現とともにハイブリッド車、軽自動車を除く、内燃機関搭載車として最高のモード燃費と大幅な実用燃費の改善を図る」とマツダはいう。しかもスタイリングはジュネーブでお披露目された「跳(HAZUMI)」によく似た、「魂動」デザインを纏ってくるはずだ。

こうして事前に公開されつつある情報を見るだけでも、新型デミオは実に魅力的なコンパクトカーになるのではないかという期待が高まる。あと心配なのは価格だけ。マツダにとってクリーンディーゼル搭載モデルはトップグレードを意味する。現行型デミオのどれよりも(ひょっとしたらかなり)高くなってしまうことは免れないだろう。"今年の夏"と噂される正式発表が待ち遠しい。


By Hirokazu Kusakabe

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