「トヨタ ラクティス」と「スバル トレジア」がマイナーチェンジ 新開発の1.3L エンジンを搭載
トヨタは12日、"トールワゴン"型コンパクトカー「ラクティス」をマイナーチェンジし、同日より販売を開始。同時に富士重工業は、そのOEM版である「スバル トレジア」に改良を施し、こちらは5月30日に発売すると発表した。どちらも燃費性能の向上および内外装のリフレッシュが図られている。

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2010年に発売されたトヨタ ラクティス/スバル トレジアは、トヨタがスバルにOEM供給する(双子の)兄弟車。とはいえ開発段階から富士重工業の技術者が100人単位でトヨタに出向し、主に足回りとボディ剛性の面で開発に参加したという。

今回の改良では、トレジア/ラクティスのベースとなっている「ヴィッツ」が先頃マイナーチェンジしたことを受け、これと同様に新開発の1.3リッター高熱効率・低燃費エンジンを採用したことが一番のポイント。この「1NR-FKE」型エンジンは、これまでトヨタのハイブリッド車で採用されてきたアトキンソンサイクル(圧縮比よりも膨張比を大きくして熱効率を向上させる燃焼サイクル)を非ハイブリッド車にも採用し、圧縮比を13.5にまで高め、さらにクールドEGR(排出ガスを冷却して再循環させるシステム)やVVT-iE(電動連続可変バルブタイミング機構)など、これまで培ってきた技術を組み合わせて燃焼改善と損失低減を追求。これを搭載するアイドリングストップ機能(ラクティスは7万9,920円のオプション。トレジアは2WD全車に標準装備)付きの1.3リッター車は、JC08モード燃費21.8km/Lを記録したという。従来型(アイドリングストップ機能非搭載車)は18.4km/Lだったから、約18%も向上したことになる。最高出力99ps/6,000rpm・最大トルク12.3kgm/4,400rpmというスペックはヴィッツと共通。旧型の1.3リッター・エンジンと比べると、最高出力は4psほど増加し、最大トルクの発生回転数が400rpmほど上がった。



1.5リッター・エンジンの方は、2012年に改良されたものを引き続き採用。最高出力109ps/6,000rpmと最大トルク13.9kgm/4,800rpmを発生し、JC08モード燃費は19.0km/L(アイドリングストップ機能搭載車は20.6km/L)と、基本的にこれまでと変わらない。1.5リッター・モデルには4輪駆動も設定されているが、こちらは最高出力103ps/6,000rpm・最大トルク13.5kgm/4,400rpmとなり、アイドリングストップ機能は搭載不可。JC08モード燃費も16.6km/Lに留まる。

トランスミッションは全車CVTのみ。1.5リッター・モデルには「SPORTモード」と呼ばれる7速シーケンシャル・マニュアルモードが付く。ヨーロッパ仕様に設定のある6速MTは、これまでと変わらず残念ながら日本では選ぶことができない。

なお、1.3リッター/1.5リッターとも、アイドリングストップ機能搭載車は平成27年度燃費基準+10%を達成し、エコカー減税の対象として自動車取得税80%、重量税75%減税となる。

内外装の改良点としては、まずフロントガラスにスーパーUVカット+IRカット機能付ガラスを採用。これにより肌への負担が和らぎ、夏場は室内温度上昇が抑えられるなど、快適性が向上した。インテリアはセンターパネルの塗装や樹脂の質感を向上させ、ラクティスの方には専用シート表皮などが与えられた「G"PRIME STYLE"」というグレードが新設定されている。エクステリアでは両車ともフロント・グリル等が変更された。



価格はトヨタ ラクティスが1.3リッター「X」の161万5,091円から、1.5リッター「G」4WDの195万4,800円まで。その他に福祉車両「ウェルキャブ」シリーズも用意される。スバル トレジアは「1.3i」の162万8,000から、「1.5i-S」AWDの213万1,000円までとなっている(いずれも消費税込み)。

ベースとなっているヴィッツに比べれば燃費性能は及ばないが、高さで60mm、幅が30mm広い室内に魅力を感じる方、そしてスバルのバッジが付いた燃費の良い小型車をご所望する方、以下のリンクから公式サイトをどうぞ。

トヨタ公式サイト「ラクティス」

スバル公式サイト「トレジア」


By Hirokazu Kusakabe

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