トヨタ、「ヴィッツ」のマイナーチェンジを発表!
トヨタ自動車は4月21日、コンパクトカー「ヴィッツ」のマイナーチェンジを発表。同日より全国のネッツ店を通じて販売開始した。

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2010年登場の3代目ヴィッツに、今回3年4ヶ月ぶりに施されたマイナーチェンジで注目したいポイントは、フロント・フェイスが大きくイメージを変えたほか、1.3リッター・モデルに新開発の高効率エンジンが搭載されたこと。先日一足先に発表されたこの1,329cc直列4気筒「1NR-FKE」エンジンには、ハイブリッド車でお馴染みの、圧縮比よりも膨張比が高く排熱が少ない(熱効率が高い)アトキンソンサイクルが採用され、圧縮率をこれまでの11.5から13.5にまで高めた上、クールドEGR(排出ガスを冷却して再循環させるシステム)やVVT-iE(電動連続可変バルブタイミング機構)など、これまで培ってきた技術を組み合わせ、燃焼改善と損失低減を追求することで、世界トップレベルの最大熱効率38%を達成したという。

これを搭載する新型ヴィッツの2WD(前輪駆動)車は、アイドリングストップ機能(Toyota Stop & Start System)が標準装備されることもあり、JC08モード燃費は25.0km/Lを記録、「エコカー減税」では免税(100%減税)の対象となった。ちなみに従来(マイナーチェンジ前)の標準モデルでは20.6km/L、SMART STOP パッケージ(アイドリングストップ機能付き)でも21.8km/Lに過ぎなかった。アトキンソンサイクル採用ということで低下が懸念されたパワーに関しては、最高出力が従来の95ps/6,000rpmから99ps/6,000rpmへ逆にアップ。最大トルクも発生回転数こそ4,000rpmから4,400rpmに上がったものの、12.3kgmという数値は変わらない。



1.0リッター・エンジン搭載車の「1KR-FE」型996cc直列3気筒は圧縮比がこれまでの10.5から11.0に上がり(「パッソ」に積まれている11.5とはまた微妙に異なる)、さらに低フリクション化などの改良が施されたことにより、JC08モード燃費は20.8km/Lから21.6km/Lに改善。SMART STOP パッケージ装着車なら24.0km/Lにまで向上する(が、より排気量が大きな1.3リッター・モデルに届かない)。最高出力69ps/6,000rpmは従来と変わらず、最大トルク9.4kgm/4,300rpmは発生回転数のみ700rpmほど高くなっている。




スポーツ・グレード「RS」のCVT車などに搭載されている1.5リッター(1,496cc)直列4気筒エンジン「1NZ-FE」型も、圧縮比が10.5から11.0に高められるなどの燃焼改善が実施され、JC08モード燃費は従来の18.8km/Lから19.6km/Lに向上、SMART STOP パッケージ装着車を選べば21.2km/Lとなる。最高出力109ps/6,000rpmは変わらないが、最大トルクは14.4kgm/4,400rpmから13.9kgm/4,800rpmにややドロップ。ただしRSのみに用意される5速MT車には、圧縮比や燃費も含め、従来と同じエンジンがそのまま積まれているようだ(JC08モード燃費は17.2km/L)。

1.3リッター・モデルに用意されるフルタイム4WD車には、これまでと同じ95ps/6,000rpm・12.1kgm/4,000rpmの「1NR-FE」型エンジンが載せられ、アイドリングストップ機能も付かないため、JC08モード燃費も18.0km/Lと変化なし。MTや4WDは置き去りにされている感も...。




エクステリアの変更は画像の通り。2012年に現行型「オーリス」で初登場した、フロント・グリルとヘッドライトのV字ラインが特徴的な「キーンルック」がヴィッツにも採り入れられた。鮮やかなルミナスイエローのボディ・カラーは3万2,400円のオプションだ。インテリアは全グレードでカラーが一新されたほか、ダッシュボードやメーターのデザインが変更されている。アイドリングストップ機能搭載車に装備されるTFTマルチインフォメーションディスプレイには、「エコ運転へと導く多彩な情報」が表示されるという。




車体にはボディ剛性を高めるスポット溶接の増し打ちや、床下の補強材の大型化、ショックアブソーバーの改良などが施され、「さらに高い次元で操縦安定性と乗り心地を両立」したという。また、吸・遮音材、制振材を追加したことで静粛性も向上したとのことだ。安全装備については全車にVSC(車両安定制御装置)、TRC(トラクション・コントロール)、緊急ブレーキシグナルが標準装備されるが、最近では軽自動車にも装備可能な衝突被害軽減ブレーキの類は用意されない。これはフルモデルチェンジまで待つしかないのかも知れない。



価格は1.0リッター「F "Mパッケージ"」の115万5,600円から、1.5リッター「RS "SMART STOP パッケージ"」の199万4,073円まで。消費税アップ分を除いても、従来モデルよりやや値上げされている。また、今回のマイナーチェンジにより、トヨタが「スポーツコンバージョン車」と称する「ヴィッツRS"G's"」や、福祉車両「ウェルキャブ」シリーズも当然ながら変更を受けた。詳しい情報は以下のリンクから公式サイトでご確認いただきたい。

トヨタ公式サイト:ヴィッツ


By Hirokazu Kusakabe



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