マツダ、次期型「ロードスター」のシャシーと、拘りを込めた25周年記念モデルをNYで発表!
マツダは、間もなく開幕するニューヨーク国際オートショーに出展するという「Mazda MX-5(日本名:マツダ ロードスター)」の誕生25周年を記念した特別仕様車「Mazda MX-5 Miata 25th Anniversary Edition」と、「MX-5」の次期モデルに採用されるという新開発の「SKYACTIV(スカイアクティブ)シャシー」の画像と概要を発表した。


1989年、日本では「ユーノスロードスター」として発売された「マツダ ロードスター」こと「MX-5」は、これまでに累積販売台数94万台を超え、「2人乗り小型オープンスポーツカー販売台数世界一」としてギネス世界記録にも認定されている、我が国が世界に誇る名車の1つだ。

今回ニューヨーク国際オートショーで発表されるMazda MX-5 Miata 25th Anniversary Editionは、その3代目にあたる現行型モデルに「MX-5がお客様とともに共有してきた25年分の"Fun"を集約させた特別仕様車」であるとマツダは言う。


電動開閉式ルーフが装備された「パワーリトラクタブルハードトップ(RHT)」モデルをベースに、「アテンザ」などでお馴染みの「ソウルレッドプレミアムメタリック」をボディ・カラーに採用し、Aピラーとドアミラーはブリリアントブラックで塗装。その行程にはまずAピラーをブラックで塗ってから手作業でマスキングし、ボディを塗り上げるという手間が費やされているという。この魅力的なエクステリアに、各所にレッド・ステッチがあしらわれたオフホワイトのレザーシートおよびレザートリムを組み合わせ、ダッシュボードにはグラデーションが美しい手塗り仕上げのインテリア装飾パネルが装着されている。

エンジンはスペックこそノーマルと変わらないが、ピストン、コンロッド、フライホイールは公差が小さく、さらにその中から軽いものを厳選して組んでいるという。足回りにはビルシュタイン社製ダンパー(MT車のみ)を装備し、ダークガンメタリック塗装の17インチ・ホイールに205/45R17サイズのブリヂストン「ポテンザ RE05A」タイヤを装着。「四半世紀にわたる人とクルマの愛情物語の主人公であるファンの方々に、マツダの限りない感謝の気持ちとこだわりを込めて造り上げた」特別仕様となっているそうだ。


そしてこちらも注目の、次期型ロードスター用「SKYACTIV シャシー」には、エンジンとマニュアル・トランスミッションが縦置きされており、マツダによれば「SKYACTIV搭載車初となるフロントミッドシップエンジンと後輪駆動のレイアウトを示しています」とのこと。そして「歴代MX-5の中で最もコンパクトなレイアウトを実現しながら、エンジンをさらに中央寄りに配置するとともに、低重心化を図っています。また、優れた剛性・衝突安全性能を確保しながら、車両重量は現行モデル比で100kg以上の軽量化を目指します」というから、否応なく次期型ロードスターへの期待は高まる。もっともこれは完成形ではなく、「まだ開発途上ではありますが、マツダの次期MX-5の方向性を示すもの」であるそうだ。

マツダの山内 孝(やまのうち・たかし)代表取締役会長は次のように述べている。

「MX-5の原点となるコンセプトは、ライトウェイトスポーツカーならではの楽しさ、すなわちドライバーの意のままにクルマが動く楽しさを提供することです。我々はMX-5がデビューしてから25年間にわたり、年々高まる環境・安全性能への要請に応えつつ、ライトウェイトスポーツカーの「楽しさ」を継承し続けるために常に進化を超えて革新に挑んで参りました。つまり、MX-5の25年間は、『守るために変えていく』歴史であったと言えるでしょう。」

現行型ロードスターのソフトトップ仕様「S」の車両重量は1,110kg。これより「100kg以上の軽量化」ということは、次期型では"1t切り"を狙って開発が続けられているのだろう。さらにマツダでは「人がクルマとの気持ちよい一体感を常に実感できる楽しさこそ、MX-5の原点であるとの信念から、新しいSKYACTIVシャシーにおける最適なドライビング ポジジョンについても、『守るために変えていく』要素として綿密に検証しています」とのことだ。そして「単なる継承を超えて、マツダの命である人馬一体の走りの飛躍的な向上を体現していきます」と明言し、プレス向け資料はこんな言葉で終わっている。「開発途上のベアシャシーから、想像してみてください、次のMX-5を。そして期待してください。いま開発の真っただ中にある新しいライトウェイトスポーツの走りと、オーナーの人生を彩るLots of Funを。」

拘りの限定仕様車を手に入れるか、それともSKYACTIV技術による次期型を待つか。ファンにとっては悩ましい時間がしばらく続きそうだ。プレスリリースはこちらからどうぞ。

マツダ公式サイト


By Hirokazu Kusakabe

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