とっさの機転で表彰台を手にしたWRCドライバー!
ラリードライバーには、並はずれた反射神経と自衛本能を抑制する能力が必要だ。舗装されていない林道を、高速で走りぬけるラリーカーを見たことがある人なら、皆がそう思うだろう。しかし、あまり知られていないが、彼らはメカにも強い必要がある。今回は、それを証明するようなエピソードをご紹介しよう。

3月6日〜9日に行われたWRC(世界ラリー選手権)の第3戦ラリー・メキシコで、ヒュンダイ・モータースポーツのWRCドライバー、ティエリー・ヌービルが、まさに創意工夫によって困難な事態を切り抜けた。ヌービルの運転する「i20 WRC」(上段写真)が、サービスパークへ戻る途中で、ラジエーターの液漏れというトラブルに見舞われた。ヌービルとコ・ドライバーのニコラ・ジルソウルが車を降りて調べたところ、ラジエーターの穴をふさぎ、冷却液を注ぎ足す必要があった。ところが、手持ちの冷却液はストック切れ。そこで彼らは、冷却水の代わりに、ビールを注ぎ足したのだ。

実はこのトラブルが起こる前に、ヌービルとジルソウルのペアは、ラリー・メキシコのスポンサーであるコロナビールからメガボトルを贈られていた。2人はそのビールをi20 WRCの後ろに乗せて、サービスパークへ向かっていたのだ。おかげで、メキシコのラガービールを車のラジエーターに注ぎ足しながら、なんとかサービスパークへ戻ることができたという。

ヌービルは、WRC専門サイトに次のように語った。「穴をふさぐのはすぐにできたが、ラジエーターへの補充には、車にあるあらゆるものを使ったよ。幸い、パワーステージの後にビールをもらっていたから、それを利用したんだ。とにかく落ち着こうと努めて、大丈夫と自分に言い聞かせはしたものの、サービスパークまでまだ25km以上もあったから、ここで終わりかもしれないとも思った。でも、もう一度エンジンを止めたら温度が下がったので、大丈夫だと思ったんだ」

こうしてヌービルとジルソウルのペアはサービスパークにたどりつき、ヒュンダイにWRCで初めての表彰台をもたらした。ちなみにこの時、ヌービルは禁酒中だったそうだ。

By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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