アウディ、3代目となる新型「TT」および「TTS」を発表!
アウディは3月3日、ジュネーブ・モーターショー開幕前夜に催された「フォルクスワーゲン・グループ・ナイト」において、3代目となる新型「アウディ TT」とその高性能版「アウディ TTS」を発表した。

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ボディ・サイズは先代とほぼ変わらず

先代(2代目)よりも幅が広い「シングルフレーム・グリル」が与えられたフロント・マスクは、スーパースポーツ「R8」のようにグリル上部からシャープなV字型を描くボンネットのラインが特徴。その下に収まるヘッドライトはキセノンが標準だが、LEDやさらにユニークな「アウディ・マトリックス LED」も選べる。

ボディ・サイズは全長4,180mm × 全幅1,832mm × 全高1,353mm。日本仕様の先代(現行)モデルと比べると、10mm短くて、8mm幅が狭く、27mm低い。大型化しなかったことは朗報と言っていいだろう。ホイールベースが37mm延びて2,505mmとなったにも拘わらず、オーバーハングを切り詰めることで、全長は先代モデルと同等に留めたという。オーバーフェンダーのように強調された前後ホイールアーチとその上をつなぐサイドの「トルネード・ライン」は、TTの歴代モデルを踏襲する。そしてこちらもTT伝統のアルミ製給油口には、先代モデルと同じように「TT」のロゴが刻まれ、その周囲には初代モデルに見られたクラシックなボルトが復活。これを開けると中にはキャップがなく、「モーターレーシングのように」そのまま給油ノズルを差し込めるという。

トランクリッドに格納されたリア・スポイラーは、現行モデルと同じく120km/hを超えると自動的に伸張する。テールランプには以前R8の記事でご紹介した「ダイナミック・ターン・シグナル」を採用。クロームのエキゾースト・テールパイプはTTが2本、TTSでは他の「S」モデル同様4本となる。




TTSまでは求めなくとも、もう少しスポーティなキャラクターが欲しいという方のために、TTにはこれまで通り「S-line」と呼ばれるパッケージ・オプションも設定される。バンパー、エアインテーク、シングルフレーム・グリル、サイドシル、リア・ディフューザーが「よりシャープでスポーティな」デザインとなり、18インチ・ホイールを履く足回りは車高が10mm低くなる。

ボディは「ASF(アウディ・スペース・フレーム)」技術によるアルミとスティールの組み合わせ。先代モデルよりさらに「正しい量の、正しい材料を、正しい箇所に」適用するように見直され、パッセンジャー・セルは軽量な超高張力鋼板の使用で17%の軽量化を達成したという。サイドシルとルーフ・フレームは押し出し成型によるアルミ製で、接合部には鋳造アルミを用いた構造になっている。2.0リッター「TFSI」エンジンを積むモデル同士で比較すると、車両重量は先代より約50kgほど軽くなっているとのことだ。



新技術「バーチャル・コクピット」を採用したインテリア

"less is more(少ないことは豊かなこと)"という法則に立ち返り、エクステリア同様水平基調にデザインされたというインテリアは、メーター・バネルにNVIDIAの「Tegra 3」プロセッサを使った「バーチャル・コクピット」を採用。1,440 × 540 pixの12.3インチTFTスクリーン上では、スピードメーターとタコメーターの直径を変化させることが可能で、同時にナビゲーション・マップも含む様々な情報を表示させることができる。

TTに標準装備されるスポーツシートは先代のものより5kg軽く、着座位置も低められたという。ランバーサポート調整機構が付いた「S スポーツシート」はTTSに標準装備、TTでもオプションで選択可能。フラットボトム形状のステアリング・ホイールに内蔵されるエアバッグは、安全性を損なうことなく40%も小型化したそうだ。




エンジンは3種類の2.0リッター直列4気筒直噴ターボ

フロントに横置きされるエンジンは、全部で3種類の直列4気筒直噴ターボを用意。新型TT発売時から設定される2.0リッター・コモンレール式直噴ディーゼル「2.0 TDI」は、マニュアル・トランスミッションとの組み合わせで前輪のみを駆動。最高出力184hpと最大トルク38.7kgmを発生し、0-100km/h加速7.2秒、最高速度235km/h、燃費は「スポーツカーの世界では最高記録」となる23.8km/リッターと発表されている。

日本では主力になると見られる2.0リッター・ガソリン「2.0 TFSI」は、TTとTTSの双方にそれぞれチューニングの異なる仕様が搭載される。TTでは最高出力230hp・最大トルク37.7kgmという、現行モデルを上回る性能を発揮し、6速MTが組み合わされる前輪駆動モデルで、0-100km/h加速は6.0秒、最高速度は250km/hでリミッターが作動する。デュアルクラッチ式6速「S トロニック」と「クワトロ」と呼ばれる4輪駆動システムを備えるモデルもあり、こちらは0-100km/h加速が5.3秒に短縮される。燃費は14.7km/リッターとのこと。

TTSに搭載される2.0 TFSIエンジンはさらに高めにチューンされ、310hpの最高出力と38.7kgmの最大トルクを発揮。0-100km/hを4.7秒で加速する。TTSはクワトロ+6速MTが標準で、オプションとしてローンチ・コントロール付きのS トロニックも選べる。

サスペンションは現行モデル同様、フロントがマクファーソンストラット、リアは4リンク。「コンフォート」「オート」「ダイナミック」という3種類の設定に切り替え可能な可変ダンピング・システム「アウディ マグネティックライド」は、TTSに標準装備、TTではオプションで装着可能だ。全部で11種類も用意されるというホイールは、TTに標準の17インチ(タイヤは225/50R17)から、18、19、さらに「クワトロ」社による20インチまで選ぶことができる。



今回展示されるモデルはまだ認証を得ていないそうなので、即日発売というわけではないらしい。遠からず日本にも、2.0 TFSIとS トロニックを搭載するTTとTTSは、まず間違いなく導入されることだろう。エントリー・グレードとして前輪駆動モデルも入るかも知れないが、23.8km/リッターを誇る2.0 TDIは(MTのみとなるとさらに)望み薄か。

鮮烈だった初代に比べると、個性が薄まったと見るか、それとも洗練されたと取るか...。感じ方は人それぞれに違いない。まずはギャラリーにご用意した画像と公式ビデオで、新型TTの姿をじっくりとご覧いただこう。


By Hirokazu Kusakabe



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