【大阪オートメッセ2014】人気コミック『なにわ友あれ』に登場する「ワンダーシビック」!
2月14日〜16日に開催された大阪オートメッセ 2014で、大阪府藤井寺市のK-BREAKが展示していた3代目「ホンダ シビック」、通称「ワンダーシビック」と呼ばれるこのクルマは、週刊ヤングマガジンに連載中の人気コミック『なにわ友あれ』に登場する人物の愛車であるという。

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1983年にシビックが3代目にモデルチェンジしたその1年後、1.6リッター直列4気筒DOHC 16バルブ・エンジンを搭載する「シビック Si」が登場する。当時はウイリアムズ・チームにエンジン供給を開始し、第2期F1活動において黄金時代を築くまさにその前夜ともいうべき時期だったが、すでにホンダはこのシビックの高性能グレードの発売に際し「世界最高峰の自動車レースであるF-1レースで培かったホンダ独自のエンジン技術を基に開発した」と明言。その自信の程を窺わせた。

1,590ccの排気量から最高出力135ps/6,500rpm、最大トルク15.5kgm/5,000rpmを発揮するZC型エンジンには、4バルブ内側支点スイングアーム方式のシリンダーヘッドや、2本合わせてもSOHCカムシャフトの1本分以下という軽量な異形中空カムシャフトのような「世界初」を謳う新技術をはじめ、「小型軽量の4連アルミシリンダーブロック」「火炎伝播と燃焼効率にすぐれたペントルーフ形燃焼室やセンタープラグ方式」「吸排気の脈動効果にすぐれた等長インテークマニホールドや4-2-1-2のエキゾーストシステム」など、"エンジンのホンダ"と誰もが認める様々な技術が投入されていた。これが後のVTECやType R登場につながるわけだから、ホットハッチとしてのシビックにとっても、"黄金期前夜"と言える時代だったのかも知れない。




"ボンネットを低くするために採用された"とも言われるフロント・サスペンションは、コイルスプリングを持たないトーションバー・ストラット式。リアは「車軸式」とも呼ばれるトレーリングリンク式ビーム・サスペンション。4輪独立懸架になるのは、次の4世代目通称「グランドシビック」からだ。標準タイヤは185/60R14。フロントのブレーキにはベンチレーテッド・ディスクが奢られるが、リア・ブレーキはリーディング・トレーリング式ドラムというあたりに時代を感じるかも知れない。やはり4代目の「Si」や「SiR」になると、4輪ディスク・ブレーキが装備される。

だが、シンプルな足回りながら優れた操縦性と高性能エンジンの組み合わせは、全日本ツーリングカー選手権でも大活躍。当時の"走り屋"たちからも(特に中古で安く手に入るようになると一層)人気を博した。



K-BREAKが展示していたワンダーシビックも、そんな当時の走り屋の愛車を思わせる1台。平成の初め頃、大阪で「環状族」と呼ばれていた若者の青春を描いた『なにわ友あれ』というコミックの中で、「ブラディレーシング」というチームの「ガズ」と呼ばれる登場人物がこのシビックに乗る。ただし、実車を見ればよく分かることだが、これはマンガに登場したクルマの仕様を再現したクルマではない。どうやらK-BREAKの社長と『なにわ友あれ』の作者である南勝久先生がお知り合いで、このクルマそのものが作中に登場する、というのが正しいらしい。

白いボディに赤・黒・金のカラーリングは、1987年の全日本ツーリングカー選手権6戦全てにおいてクラス優勝を成し遂げた「無限MOTULシビック」を模したもの。仕様・チューニング内容については全て「ひみつ」とのことで詳しいスペックは不明だが、ボンネットの"パワー・バルジ"は、DOHCエンジンを積む「Si」の証。その横とリア・スポイラーに、南勝久先生直筆と思われる『なにわ友あれ』のキャラクターとサインが描かれている。ガムテープでナンバープレートを隠すのは"お約束"(公道では真似しちゃいけませんよ)。

本物の"環状族"を感じさせるストリートの匂いがするだけでなく、発売から30年経つのに"旧車"という趣きはなく、まだまだ現役感さえ漂わせる。今からさらに30年後、こうなふうにオーナーに愛され、オーナーを楽しませるホンダ車が、現行モデルの中にどれくらいあるだろうか。"ヤンチャ"に仕立てられたシビックを前に、そんなことを思った。

K-BREAK 公式サイト


By Hirokazu Kusakabe

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