【レポート】「死んだニワトリの記念碑を建てたい」 動物愛護団体の申請が話題に
1月27日、米ジョージア州ゲインズビル付近の国道129号線でニワトリを運送中のトラックが横転し、多数のニワトリが命を落とす事故が起きた(ドライバーら事故の関係者は無事)。動物愛護団体PETAは、犠牲となったニワトリを追悼するため、事故現場に1カ月間10フィート(約3メートル)の慰霊碑を設置することを求め同州運輸省に申請書を提出。それが米で話題を呼んでいる。

PETAの会員で同州アトランタ在住のサラ・シーガルさんは、申請書の中で「道路沿いに慰霊碑の設置を要請できるのは個人の遺族と定められているが、事故で犠牲になったニワトリたちは、飼育工場で生まれ、最後は苦痛を伴う死を迎えた。あまりにも短い人生で、家族を知る機会もなかった」ため特例として認めてほしいと述べている。

また、ゲインズビルは食鳥処理場が多いことから "世界の鶏肉の都"とも呼ばれている。PETAはこの街が「ライン生産方式」の食鳥処理場の発祥の地であるとし、「この慰霊碑は"世界の鶏肉の都"について人々が真剣に考える材料になると願っています」とメディアの取材に述べている。さらに「今回のような事故を防ぐ一番の方法は、人々が菜食主義者になることだと街の人に知ってほしい。そうすれば、ニワトリたちが処理施設まで危険な移動をする必要もないのですから」とも語っている。

とはいえ、ジョージア州運輸省がこのPETAの申請を容認するとは思えない。当局は3年前、道路沿いに置かれた花束やキャンドルなどの供養物が、道路を走行するドライバーの気をそらし、また追悼者が道路に接近しすぎることでさらなる事故を引き起こす危険があるとして、個人的な供養物をすべて撤去した。そのかわり、希望者には「安全運転 ○○(故人の名前)を追悼して」とメッセージの入った15インチ(約38cm)の看板を事故現場に設置できるようにした。設置期間は1年間で、費用は100ドル(約1万円)、期限が切れると看板は購入者のものとなる。それを考えるとニワトリの記念碑が容認されることはまずないと思われる。

このニュースについては、下のビデオで紹介しているのでご覧いただきたい。




By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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