フェラーリ、新たにV8ターボ・エンジンが搭載された「カリフォルニア T」を発表!
フェラーリは12日、「149M プロジェクト」として予告されていたニュー・モデル「カリフォルニア T」をウェブ・サイト上で発表した。

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その名前の通り、「カリフォルニア T」はフェラーリのエントリー・モデルに位置づけられる(といっても2,390万円もする)2+2シーター・コンバーティブル「カリフォルニア」の進化型。全体的なフォルムこそ引き継ぐものの、モデルチェンジと言えるほど大きく変更されたエクステリアは、フェラーリ・スタイリング・センターとピニンファリーナの共同作業によってデザインされたという。伸びやかなフロント・フェンダーから力強く隆起したリア・フェンダーに続くスタイルは、「ポンツーン・フェンダー」が特徴的な1950年代末のレースカー「250TR(テスタロッサ)」から着想を得たそうだ。「F14 T」に似なくて良かった。フロント・フェイスだけでなくリア周りも変更が加えられ、トリプル・フェンス形状のディフューザーを採用したことにより空力性能も向上している。縦に片側2本ずつ並んでいたエキゾースト・テールパイプは横並びに改められた。

全長4,570mm × 全幅1,910mm × 全高1,322mmという車体サイズは、"ノン・ターボ"のカリフォルニアとほぼ一緒(8mm長く、1mm幅広くなった)。エンジンがダウンサイズされたためか、乾燥重量が5kg減って1,625kgとなっている(オプションのライトウェイト仕様)。前後重量配分は前47:後53と変わらない。



最大の変更点はフロント・ミッドに搭載されるエンジンが、これまでの4,297cc自然吸気直噴90°V型8気筒から、同じ90°V8でもモデル名の「T」が表す通り、3,885cc直噴ターボとなったこと。最高出力は先代モデル後期型「カリフォルニア 30」の490馬力/7,750rpmから560馬力/7,500rpmに向上。最大トルクの方ではさらに2基のツインスクロール・ターボによる威力が絶大で、51.5kgm/5,000rpmから77kgm/4,750rpmへ5割近くも増している。この新開発エンジンによって最高速度は312km/hから316km/hに引き上げられ、0-100km/h加速が3.8秒から3.6秒に短縮されただけでなく、燃費(複合モード約9.5km/L)は15%、CO2排出量(250g/km)も20%改善されたそうだ。これまで通り、車体後部に搭載された7速デュアル・クラッチ式「F1」ギアボックスを介して後輪を駆動する。

今季から使用されるF1用エンジンの開発で培われた技術を応用したというこの新開発のV8ターボは、超低慣性ツインスクロール・タービンの採用により「ターボラグは事実上ゼロに等しく、自然吸気エンジン並みのウルトラ・シャープなスロットル・レスポンスを実現した」とフェラーリはいう。さらにフラット・プラント・クランクシャフトや、3ピース構造の鋳造エキゾースト・マニフォールドとターボ・ハウジングなどの特製パーツを使用したことで「吸気から排気に至るまでエンジン回転数の高まりに合わせて勢いを増す」という「ターボ・エンジン史上最高のサウンド」を奏でるそうだ。



増大したエンジン・パワーに合わせてシャシーにも改良が施されており、「レスポンスとダイレクト感が増した」という新開発のステアリング・ギアボックスを採用したことに加え、サスペンションでは反応速度が50%高速化されたという「マグナライド」磁性流体ダンパーとスプリングのセットアップを見直し、ロールやピッチングを減らして正確なハンドリングと快適な乗り心地を両立させたという。ブレンボ製カーボン・セラミック・ブレーキには新しいコンポジット・ディスクとパッドが採用され、100km/hから僅か34秒で停止することができる。現代のフェラーリ・ロードカーとして必要不可欠なESPやABS、「F1-Trac」トラクション・コントロールなどの電子制御システムも、もちろん最新バージョンが搭載されている。



フラウ社製セミ・アニリン・レザーが張られた室内には、ダッシュパネル上のセンターに「ターボ・パフォーマンス・エンジニア(TPE)」と名付けられたディスプレイ(タッチ感応式)が新たに搭載され、V8ターボ・エンジンの様々な情報が表示されるという。6.5インチ・タッチスクリーンで操作可能なインフォテインメント・システムもリニューアルされた。前席アームレスト前に見えるのは、遂に用意されたカップホルダーだろうか。ウェバスト社が手掛けた開閉式ハードトップは引き続き採用。14秒で「上品なクーペから洗練されたスパイダーに」変化するという。



今回発表されたのは、以上のようなスペックと10枚の画像のみ。短いビデオも公開されたが、残念ながら走行シーンは収録されていない。実車は3月4日に開幕するジュネーブ・モーターショーでお披露目される予定だ。程なく価格・発売時期も明らかになるだろう。ターボ・エンジン史上最高と豪語するサウンドを早く聴いてみたい。
公式サイトは以下のリンクから。

Ferrari California T - Official Website


By Hirokazu Kusakabe



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