タクシーとオンデマンド配車サービスの対立が激化!? 仏で襲撃事件が発生
日本を含め世界各国に進出しているオンデマンド配車サービス「Uber(ウーバー)」(※)。フランスで、タクシー運転手とみられる集団がUberの車両を襲撃するという事件が起きた。

今月13日、2人の乗客を乗せたUberの車が、タクシー運転手とみられる男たちに襲われ、タイヤを切り裂かれたり、窓ガラスを割られるといった事件が起きた。Autoblogの姉妹サイト『Engadget』によると、男たちは車を傷つけた後、車内に侵入しようとしたが、Uberの車は間一髪でその場から逃げることができたという(乗客は手に切り傷を負った)。

この事件の犯人がタクシー業者であるという確固たる証拠はないようだが、Uber側は、オンデマンド配車サービスに対するタクシー業者の不満がこの事件の背景にあるとしている。フランスでは、オンデマンド配車サービスと既存のタクシー業者とのトラブルが過去に何度も起こっていることから、タクシー業界の働きかけによって改正された法律が今年の1月1日から施行された。この法律では、オンデマンド配車サービスの業者が依頼を受けて実際に客を乗せるまでに、最低15分間の待ち時間を課すことが規定されている。

しかし、この法律には問題があると指摘されている。フランスのスタートアップ企業に関するニュースサイト「Rude Baguette」によると、この法律は大統領令であり、フランスの国会に当たる国民議会で制定されたものではない上、特定の業者に15分間の待ち時間を課すという規定が反競争的行為に当たり、無効になる可能性があるという。

Uberは今回の襲撃事件について、以下のような声明を発表している。

「被害に遭われた乗客と乗員の無事が確認できたことに心からの安堵と、我々の提携ドライバーが勇気をもって乗客の身の安全を図ったことを誇りに思います。それと同時に我々の顧客と提携先が被害に遭ったパリでの襲撃事件に対して、我々は強い憤りを感じています。

タクシー業者が暴力という手段に訴えたことは、到底許されないことです。(我々に)抗議するならば、ストライキなどの手段があるはずです。パリ市民の皆さんは、今回の事件を受けて、次からタクシーに乗ろうとは思わないのではないでしょうか。我々がお客様に提供し続けるのは、安心で安全、暴力のないハイヤーのサービスです。」

どんな業界でも、新しいサービスが進出する時には既存の業者と争いが起きてしまうものだが、顧客を巻き込む暴力沙汰になってしまうのは恐ろしいことだ。今回の事件はパリのタクシー業界にどのような影響を及ぼすのだろうか。

※スマートフォンやPCを使って車を呼び出すオンデマンド配車サービス。車の到着時間から支払いまでを全てアプリで管理できる(支払いは予め登録したクレジットカードで決済)。元々は、空車のタクシーと利用者を結びつけるマッチング業者としてスタートしたが、最近は愛車を使って乗客を運ぶ契約ドライバーも増えている。日本でも昨年からサービスがスタート。

By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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