【東京オートサロン2014】 トヨタ、GAZOO Racingでニュルブルクリンク24時間レースに今年も参戦!
トヨタ自動車の豊田章男社長自ら「モリゾウ」の名前で代表を務めるGAZOO Racing(ガズー・レーシング)は、1月10日に開催されていた東京オートサロン 2014 with NAPACの会場で、ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦体制を発表。今年は「レクサス LFA」「トヨタ 86」に加え、LFAをベースに将来のスポーツカー造りを見据えて製作されたという開発車両「コードX」の3台で挑む。

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専門のレーシング・チームではなく、トヨタ社員が中心となってレース参戦を続けるGAZOO Racingのニュルブルクリンク24時間レース挑戦は今年で8年目。レクサス LFAは市販モデル発売を前にした2010年と、そしてもう一度2012年にクラス優勝を遂げている。しかし、モリゾウチーム代表によれば「今年の2台は、これまでと意味が全然違う」とのこと。お馴染み白地に赤と黒のGAZOO Racingカラーを纏った48番のレクサス LFAは、「今までの、継続的に毎年ベターを望んで、よりよいクルマにしていくんだと」改良を続けている車両。今年は空力を見直すことで最高速度が向上しているそうだ。担当ドライバーは木下隆之選手、石浦宏明選手、大嶋和也選手。



そしてもう1台、ボディに「マイスター・オブ・ニュルブルクリンク」の頭文字をあしらった53番を付けたLFA2号車は「コードX」と呼ばれている開発車両だそうで、ホイールベースを195mmも延長し、「1LR-GUE」V型10気筒エンジンは排気量が4.8リッターから5.3リッターに拡大されているという。全長は48号車より255mmも長くなっている。トランスミッションも新設計されており、シェイクダウンを担当した石浦選手によれば、「シフトのスピードがこれまで以上に速くなっている」とのこと。さらに排気量が増えたことから「トルクが増えていて使えるバンドが広くなっている」ので、「ニュルみたいなサーキットだと走りやすくなるんじゃないかな」と感じたそうだ。「それプラス、ホイールベースが変わったりしてクルマが安定している」という。信頼性に問題さえなければ、これまでのLFA以上に高い戦闘力を発揮しそうだ。

決勝レースでこのコードXのステアリングを握る予定の飯田章選手によると、開発の狙いは「この先を見据えたクルマ作りをするベースになっていく」ことであるという。「スタッフみんなで勉強していき、将来の量産車にフィードバックしていける、アンテナ的存在になれたらいい」と語っていた。モリゾウ氏こと豊田社長によれば「"式年遷宮"のスポーツカー作り、その20年先を見ながら、毎年、より深めていこうという、そのスタート」であるという。"LFAの次"のスーパースポーツ誕生を期待させる開発車両の活躍が楽しみ。飯田選手の他に脇坂寿一選手と井口卓人選手が乗る。



そして2012年にクラス優勝、昨年は宿敵「ルノー クリオ(日本名:ルーテシア)」の後塵を拝してクラス2位という結果だったトヨタ 86は、「徹底した軽量化」を施して今年のレースに臨むという。86のニュル参戦は「商品化へのフィードバックを目的に開発を続ける」ということだけでなく、豊田社長によれば「純正トヨタのレーシング・チームが、こんな86を作り上げていますと世に示す」意味があるそうだ。影山正彦選手、佐藤久実選手、蒲生尚弥選手の3名が担当ドライバーを務める。

今年は残念ながらドライバーとしての参戦はないというモリゾウ氏だが、全日本ラリー選手権には引き続き出場予定だそうだ。社長自らレースに出場するということについては「もっといいクルマ作りに対する決意、本気度の現れであると思っていただきたい」と仰っていた。昨年は社長に就任して初めてこの24時間レースに参戦し、「身体の中にある、もっといいクルマ作りのセンサーが、より研ぎ澄まされていくのを感じた」そうである。もちろん、実際にクルマを作るのは社長ではなく、トヨタのエンジニアやテスト・ドライバー、デザイナー達なのではあるが、最終的なチェックをする立場として「最後のフィルターになるんじゃないか」と考えておられるそうだ。



2014年ニュルブルクリンク24時間レースは6月19日・20日に予選、そして21日から22日に掛けて決勝レースが行われる。「クラス優勝は当然と思っている」という木下選手の言葉を信じて、日本から応援したい。そしてこうした活動による豊田社長の仰る「いいクルマ作り」が、トヨタの製品にもっともっと色濃く反映されることを期待しよう。「さすが、社長自らレース参戦するようなトヨタのクルマはやっぱり違うね」と、人々の口から自然に聞かれるようにならなければ。それが2010年に亡くなったチーフ・テストドライバー、成瀬弘さんの願いでもあるはずだから。


By Hirokazu Kusakabe





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