【東京モーターショー2013】新しい「MINI」がワールド・プレミア!
11月20日に開幕した東京モーターショーで、新しい「MINI」が初公開された。イギリスでは一足先に発表されているが、モーターショーの会場で一般公開されるのはこの東京がワールド・プレミアとなる。

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BMWグループから2001年にまったく新しいMINIが登場して以来12年間、偉大な先代と同様、モデルチェンジされることなく作り続けられている...と思っていらっしゃる方も少なくないかも知れないが、実は今回発表された「ニューMINI」はBMWによる新世代MINIの3代目にあたる。



外観は相変わらずのキープ・コンセプトだが、前後のライトやバンパーなど、今度はそれほどMINIに詳しくない人でも「変わった」ことに気付きそうだ。今のところ公開されているグレードは「クーパー」と「クーパーS」の2タイプ。フロントに横置きされるエンジンはクーパーが1.5リッター直列3気筒、クーパーSは2.0リッター直列4気筒と、これまで以上にその差が大きい。どちらもBMW自慢の「ツインパワー・ターボ・テクノロジー」を採用し、ターボ過給システムやガソリン・ダイレクト・インジェクション、吸気/排気カムシャフトの可変制御システムである「ダブルVANOS」、そしてBMWグループが特許を持つ無段階可変バルブ・タイミング・システム「バルブトロニック」といったBMW各モデルでお馴染みの技術が数多く投入されている。




クーパーに搭載される1.5リッター直列3気筒は、最高出力136ps/4,500〜6,000rpm・最大トルク22.4kgm/1,250rpm(オーバーブースト時は23.5kgm)という先代クーパーを大きく上回る性能を発揮し、0-100km/hまで6速MTでは7.9秒、6速ATなら7.8秒で加速。最高速度は210km/hに達する。向上した動力性能にもかかわらず、3気筒に"ダウンサイズ"された効果から、複合モード燃費は19.2km/リッター(AT)17.8km/リッター(MT)を記録したという。



クーパーSの2.0リッター4気筒エンジンは最高出力192ps/4,700rpm〜6,000rpmと最大トルク28.6kgm/1,250rpm(オーバーブースト時は30.6kgm)を発揮。6速MTでは0-100km/h加速が6.8秒、最高速度235km/h。6速ATならそれぞれ6.7秒と233km/hとなる。複合モード燃費はMTが15.8km/リッター、ATは17.6km/リッターと動力性能を考えたらなかなかの数値。面白いことにクーパーではMTの方がATより燃費がいいのに、クーパーSではそれが逆転する。



ボディ・サイズは、全長3,821mm(クーパーSは3,850mm) × 全幅1,727mm × 全高1,414mm。ホイールベースも30mm延びて2,495mmとなった。室内やラゲッジ・ルームが広くなり、トレッドが拡がったことからコーナリング性能も向上しているとはいえ、日本では3ナンバーとなるこの車幅は、もはや"MINI"とは言い難い。しかし車両重量はクーパーSのAT同士で比較すると、より排気量が小さな先代より25kgも軽量化されている。シリンダーの数が1本減ったクーパーのATなら、55kgも軽くなった(ただし先代の日本仕様と新型の欧州仕様との比較なのでご参考までに)。



サスペンションにはMINI初の2段階に切替可能な調整式ダンパーを採用(オプション)。ヘッドライトは従来のハロゲンの他、LEDも選択できる。愛嬌があって鯉のぼりか忍者ハットリくんを想像させる。コクピット中央に備わる特徴的なセンター・メーター風のディスプレイには、ナビゲーション画面やリア・ビュー・カメラ、インフォテインメント・システム、そしてネットワーク接続機能「MINIコネクテッド」等を搭載可能。その周囲には6色のLEDを使った発光システムが組み込まれ、走行状況や操作によって様々な色で光るという。なお日本仕様の詳細はまだ明らかにされていないが、これらの機能はオプションとして提供される見込み。他にもヘッドアップ・ディスプレイやパーキング・アシスタント、2ゾーン・オートマチック・エアコンディショナー、パノラマ・ガラス・ルーフ、harman/kardon製HiFiスピーカー・システム、マルチファンクション・スイッチ付きレザー・ステアリングなど、オプションは豊富に用意される。



「さまざまな点で製品としての実質がレベルアップ」し、「スポーティで俊敏なハンドリング、走行快適性、効率性が改善されただけでなく、他のクルマでは得難い独特の魅力や機能性、そしてプレミアムなキャラクターにもいっそう磨きが」かかったというニューMINI。3気筒ターボの走りに興味が湧くところだが、まずは個性と高級感が増した内外装の出来映えを、東京ビッグサイトで確かめてみてはいかがだろうか。ブースには新型だけでなく、これまで登場したMINIファミリーが勢揃いし、見ているだけでも楽しい。


By Hirokazu Kusakabe (Facebook)

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