BMWは、11月23日から12月1日まで一般公開される第43回東京モーターショーの出展概要を発表。「4シリーズ カブリオレ」が世界初公開されるほか、「コンセプト M4 クーペ」や「コンセプト アクティブ ツアラー アウトドア」など注目のコンセプトカーも出展。間もなく現実のものとして発売される新サブブランドの2モデル「i8」と「i3」も披露される。


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東京で世界初公開となる「4シリーズ カブリオレ」は、2013年6月に発表された「4シリーズ クーペ」をベースに開閉式ルーフを備えたオープントップの4シーター・モデル。これまで5世代に渡って作られてきた「3シリーズ カブリオレ」の後継となる。

ルーフは先代3シリーズ カブリオレ同様、(ソフトトップではなく)3分割式のリトラクタブル・ハードトップを採用。吸音ルーフ・ライニングを使用したことから、これまでのものと比べて遮音性が大幅に向上しているとのこと。オープン状態の時でもラゲッジ・ルーム内に格納されているハードトップを「ローディング・アシスト機能」によって持ち上げることができ、比較的大きな荷物も積み込めるという。さらにこのモデルで初めて、運転席と助手席に「ネック・ウォーマー」をオプション装備することが可能になった。ルーフを開けている時には外気温度と車速に応じて設定温度が自動制御されるため、快適なオープンエア・ドライブが楽しめる。



ボディに大掛かりな変更が加えられても、もちろん前後重量配分はBMWが理想とする50:50を維持。「風洞試験で精密に調整された空力特性」や「革新的なインテリジェント・ライトウェイト・コンセプト」、ロング・ホイールベースにワイド・トレッド、ローダウンされたサスペンションにより、「優れた運動性能を実現」しているそうである。

ドイツ本国における導入時には4シリーズ・クーペと同様に、2.0リッター直列4気筒ターボを搭載する「428i カブリオレ」と、3.0リッター直列6気筒を積む「435i カブリオレ」、それに2.0リッター直列4気筒ディーゼルの「420d カブリオレ」がラインアップされるという。


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そして市販化が待たれる「コンセプト M4 クーペ」は、数々のレースでも活躍した「M3 クーペ」の後継として、新しい4シリーズ・クーペをベースにBMW M社が開発を手掛けるハイパフォーマンス・モデル。先代より約80kgも軽量化されたという1,500kg以下の車体に、最高出力約430ps、最大トルク51.0kgm以上を発揮する高回転型直列6気筒ターボを搭載。迫力を感じさせるボディは「オーラム・ダスト」と呼ばれる専用カラーで塗られている。



3つの大型エア・インテークが開けられたフロント・バンパーはカーボンファイバー製スプリッターを持ち、ルーフにも低重心化と軽量化に貢献するCFRP(炭素繊維強化プラスティック)製「カーボン・ルーフ」を採用。リア・ディフューザーはもちろんのこと、左右から2本ずつ覗くエキゾースト・テールパイプまでCFRP製だ。ボンネット中央には「その下に息づくエンジンのパワーを象徴」するというパワードームが盛り上がり、トランク・リッドに「大きなダウンフォースを得られるだけでなく、サイド・ビューにボリュームと伸びやかさを与え、アスリートのような存在感に貢献」しているというスポイラーが組み込まれている。

近々市販化されることはまず間違いないと見られるが、その際には同様の性能と装備を持つ4ドア・モデルが「M3」の名前で同時発表されるそうだ。


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9月のフランクフルト・モーターショーで発表された「コンセプト アクティブ ツアラー アウトドア」も日本初公開となる。これは2012年のパリ・モーターショーで披露された「コンセプト アクティブ ツアラー」の内外装を「スポーツやレジャーに適した」ものに発展させたモデルで、全長4,350mm × 全幅1,833mm × 全高1,576mmという「コンパクトなボディ・サイズに、スポーティなデザインと広々としたインテリア・スペース」を併せ持つことが特徴だ。パワートレインはBMWの市販車では未だ例のない、フロントに横置きされた1.5リッター直列3気筒エンジンが前輪を駆動するFFレイアウトをベースに、家庭用コンセントから充電可能なリチウムイオン・バッテリーとリア・アクスルに設置された電気モーターで後輪を駆動するプラグイン・ハイブリッドの4輪駆動。電気の力のみで最大30kmの距離を走行することができるという。



「アウトドア」コンセプトに基づき、車内にはユニークな自転車2台分の内蔵式キャリア・システムを搭載。従来の車外に積載する方法と異なり「自転車を汚したり濡らしたりすることなく、また盗難や損傷から防ぐ」ことができる。「キャリア・システムを使用しないときは、 サイド・トリム・パネル内、または、ラゲッジ・ルーム・フロア下に収納が可能で、広いラゲッジ・スペースを確保」できるそうだ。



環境や社会に配慮し「サステナビリティ(持続可能性)」を追求した注目のサブブランド「BMW i」から最初の製品となる「i3」と「i8」も出展される。どちらのモデルもCFRP製の「ライフ・モジュール」と呼ばれるキャビンと、軽量アルミニウム製のシャシーにパワートレインやサスペンションなどを組み込んだ「ドライブ・モジュール」を組み合わせるという車体構造を採用し、電気モーターや小排気量エンジンによる環境性能の高いパワートレインを搭載する。


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i3は最高出力170ps/最大トルク25.5kgmを発生する電気モーターに加え、オプションでリチウムイオン・バッテリーの残量が少なくなると発電を行う650ccの2気筒エンジンを搭載することもできる、「ゼロから開発された純粋な電気自動車では初のプレミアム・カー」だそうだ。全長4mのコンパクトな5ドア・ボディに4名が乗車可能。もう間もなく、2014年春には日本でも販売が開始されるという。


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i8は車体後部に搭載された1.5リッターの3気筒ターボ・エンジンが後輪を駆動し、フロントの電気モーターが前輪を駆動する新世代の2+2シーター・スポーツカー。システム合計で362psを発揮し、0-100km/hを4.4秒で加速するという動力性能を誇りながら、EUテスト・モードによる平均燃費はなんと40km/リッターを記録したそうだ。こちらももはや単なるコンセプトカーではなく、2014年内には日本導入が予定されている。


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これらの他にも、日本では11月から発売が始まる高級クロスオーバーSUV「X5」の新型(3代目)や、2輪車ではBMW Motorradの90年を記念し、「クラシックな雰囲気を残しながらも極めてモダンな」"カフェレーサー"として製作された「R nineT」などが出展される。


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今回の東京モーターショーにおけるBMWのテーマは、「個人のためのモビリティの新時代の幕開け」「ミドルクラス・セグメントで最も美しいモデル」「極限におけるスポーティな駆けぬける歓びの魅力」だとか。どの言葉がどの出展車両を指しているかはお分かりだろう。エコとスポーツ、伝統と革新の様々なブレンドが見られそうなBMWのブースは、ファンならずとも興味深いに違いない。


By Hirokazu Kusakabe (Facebook)

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