先日ご紹介した、ブラジル製のフォルクスワーゲン「タイプ2」マイクロバス。今でも新車が生産されていることに驚かれた方も多かったようだ。だが残念ながらそれも年内に終了してしまうことはお伝えした通り。ならばこの機会に手に入れたい、そう思われた方もいらっしゃるのではないだろうか。大阪府東大阪市にあるフォルクスワーゲン専門ショップ「GAKUYA」では、その最終型をベースに、イギリスでキャンピングカーに架装された車両を輸入販売するという。

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日本でも人気が高いフォルクスワーゲンのマイクロバスは、その型式名称から一般に「タイプ2」と呼ばれる。ちなみに「タイプ1」といえばあの有名な「ビートル」のこと。そのビートルがドイツ本国で生産終了となった後もメキシコなどの国々で製造が続けられていたのと同じように、ドイツでは1979年にフルモデルチェンジされたタイプ2も、ブラジル・サンパウロ近郊の工場ではそれ以前の1970年代に作られた雰囲気を色濃く残した姿のまま、40年以上の長きに渡り現在まで「Kombi(コンビ)」の名前で生産されてきた。しかしそれも、ブラジルで来年から施行される安全装備の義務化に応えることができず、今年で遂に生産終了となることが決定している。



この新車で買えるノスタルジックなタイプ2はヨーロッパあたりでも注目されているようで、イギリスのダンベリー(DANBURY)社ではこれを輸入してキャンピングカーに架装して販売している。しかもフォルクスワーゲン社から公式認定済み。品質は確かのようだ。この度、大阪で水冷から空冷までフォルクスワーゲン車全般を扱う「GAKUYA」の店長、木下大輔氏は彼の地に飛び、ダンベリー社と正規輸入代理店となる契約を締結。10月から日本で新車のタイプ2キャンパーを販売することになった。



ギャラリーに多数ご用意した写真をご覧いただければお分かりのように、もともと商用車として生まれ、ブラジルでも専らそういうクルマとして使われているタイプ2が、見事に素敵なキャンピングカーとして生まれ変わっている。フルフラット・ベッドになるシートや、2バーナー+グリル付きコンロと冷蔵庫、ステンレス製シンクが一体になったキッチン装備、テーブルやカーテンなども、外観に合わせてレトロな色使いでまとめられ、懐かしく優しい雰囲気。居心地はすこぶる良さそうだ。しかもインテリアのカラーやシートの布地、フローリングの仕上げなどは、多数用意された選択肢から好みの仕様を注文可能。防錆のためアンダーコート加工が施されたボディは2トーン・カラーが標準で、数十色の中からお好きな色を選ぶことができるという。さらにポップアップ・ルーフやサンルーフをはじめ、各種キャリアにオーニング・テント等々、豊富なオプション装備から自分だけのキャンパーを構想する楽しみもある。つまりほとんどオーダー・メイド。望めばパワー・ステアリングまで付けられるそうだ。



クルマ本体のスペックは先日ご紹介した最終限定モデルと共通。先代「ゴルフ」や「ポロ」などで使われていた「EA111」型1.4リッター水冷直列4気筒エンジンをリアに搭載し、4速マニュアル・トランスミッションを介して後輪を駆動する。最高出力78ps/4,000rpm、最大トルク12.5kgm/3,500rpm。全長4,520mm、全幅1,720mm、全高はポップアップ・ルーフ付きモデルで2,080mmになるという。ブラジル製の現行型タイプ2は水冷エンジンのためフロント・フェイスにラジエター・グリルが付いているが、これを隠すダミーのホイールカバーもオプションで用意されている。



3人掛けリア・シートを装備する5人乗りと、後部座席が2人掛けとなる代わりにクッキング・テーブルや収納が大きな4人乗り仕様の両タイプが用意され、価格はいずれも650万円。これにはもちろん輸送費や通関費用、排気ガス検査費、予備検査費等が含まれているので、他に必要な税金・登録諸費用は約35万円程になるという。

GAKUYAの木下大輔氏によれば、キャンパー装備で、しかも日本に持って来て販売するとなると、どうしても「びっくりするくらいの価格になってしまうので少し不安ですが...」と仰っていた。そのため輸入代理店契約を結ぶまでは1年間ほど躊躇されていたそうだ。だがこれを逃したらもう二度と新車のタイプ2は手に入らなくなるということで決断されたそうである。



確かに誰もが手軽に買える価格ではないけれど、中古のタイプ2バスを手に入れてフルレストア、さらにキャンピングカー仕様に架装することを考えれば、内容を見る限り決して高過ぎるということもないと思われる。こんなクルマを手に入れて車中泊の旅を楽しめる人たちが心底羨ましい。

現在、デモカーとなる最初の1台が日本に向けて搬送中とのこと。実車が到着したら、是非また改めてご紹介させていただきたい。といっても生産終了まで残された期間はあと僅か。気になる方はお早めにGAKUYAまでご連絡を。

GAKUYA 公式サイト

詳細情報はブログのこちらのページから。


By Hirokazu Kusakabe (Facebook)

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