先日お伝えしたティザー・ビデオで予告されていた通り、BMWは25日、「1シリーズ・クーペ」の後継となる新型車「2シリーズ・クーペ」を正式発表した。

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3ボックス型の2ドア・クーペ

ハッチバックのみとなった現行型1シリーズをベースに、3ボックス型の2ドア・クーペとして仕立てられた2シリーズ・クーペは、エンジン・ラインアップや装備などの点から、1シリーズより上級という位置づけが明確になった。リア・エンドの荷室部分が後ろに伸びていることから全長は1シリーズよりも108mm長い4,432mm。1シリーズとまったく違う顔が与えられたフロント部分もオーバーハングが15mmほど長くなっている。全幅も僅かにワイドで1,774mm。逆にルーフは低く、全高は1,418mm。ただしシート座面からルーフまでの室内高は変わらない。2,690mmのホイールベースも共通だ。先代1シリーズ・クーペに比べると全ての面で大型化された。これにより室内の居住性と荷室容量が拡大しているという(当たり前といえるが)。



エンジンは5種類

エンジン・ラインアップはガソリン2種類、ディーゼル3種類。ハッチバックの「120i」は車名から想像されるのとは違い1.6リッター・エンジンを積んでいるが、「220iクーペ」は名前通りちゃんと2.0リッターの直列4気筒ターボを搭載。最高出力184ps/5,000-6,250rpm、最大トルク27.5kgm/1,250-4,500rpmというスペックも含め、「320i」などに採用されているものと共通だ。0-100km/h加速7.0秒、最高速度は6速MTなら235km/h、8速ATでは230km/hと発表されている。先代120iクーペより14psもパワーアップしながら、最大で約14%改善されているという平均燃費は6速MTが約15.9km/Lから約16.4km/Lの間、8速ATなら約16.7km/Lから約17.5km/Lにもなるそうだ。




それと同じ最高出力184psを4,000rpmで発生する2.0リッター直列4気筒ディーゼルを搭載するモデルが「220dクーペ」。最大トルクは流石に強力で、38.7kgm/1,750-2,750rpmとなる。このエンジンは日本でも販売されている「320d」と同じものだ。0-100km/h加速は6速MTが7.2秒、ローンチ・コントロールも付く8速ATなら7.1秒とやや速い。最高速度はどちらも230km/h。平均燃費は6速MTが約20.8〜22.2km/L、8速ATは約22.7〜23.8km/Lになるという。この220dクーペには「Mパフォーマンス・パワー・キット」というオプションが用意され、それを装着すると最高出力が約16ps、最大トルクも2.0kgほど向上。しかも燃費には影響ないとか。日本導入が気になるところだ。

ディーゼルには同じ2.0リッター直列4気筒ながら最高出力143ps/4,000rpm・最大トルク32.6kgm/1,750-2,500rpmに抑えた「218dクーペ」がエントリー・グレードとして設定されている。こちらは6速MTの0-100km/h加速が8.9秒(8速ATは8.6秒)、最高速度213km/hと速さの点ではやや見劣りするが、平均燃費は22.2km/L〜23.2km/Lとマニュアルの2シリーズでは最も低燃費(ATは220dと同等)。とはいえ日本で販売される見込みは薄いかも。

ディーゼルの最強モデルは、同じ2.0リッターの排気量ながらターボチャージャーを2基搭載することで、最高出力218ps/4,400rpm・最大トルク45.9kgm/1,500-2,500rpmを発揮する「225dクーペ」。トランスミッションは6速ATのみの設定となり、0-100km/h加速6.3秒、最高速度242km/hという俊足を誇る。平均燃費も約21.3kmLとなかなか優秀。




最強モデル「M235i」には6気筒を搭載

そして2シリーズのトップ・グレードとなるモデルが、BMW Mパフォーマンス・オートモビルの最新作である「M235iクーペ」だ。2シリーズ・クーペでは唯一、3.0リッター直列6気筒(ガソリン/ツインスクロール・ターボ付き)を搭載し、同じエンジンを積む「M135i」を6ps上回る最高出力326ps/5,800-6,000rpmと、最大トルク45.9kg/1,300-4,500rpmを発揮する。0-100km/h加速は6速MTが5.0秒、8速ATなら4.8秒。最高速度は250km/hでリミッターが作動する。平均燃費はMTが約12.3km/L、ATでも約13.2km/Lに過ぎないが、性能を考えれば十分と言えるかも。拡大されたフロントのエア・インテークをはじめ空力性能が高められたボディや、スポーツ・シートを装備するインテリアなど、内外装も特別仕立てとなり、サスペンションには専用のスプリングとダンパーを採用。18インチ「M ライト・アロイ」ホイールに前225/40R18、後245/35R18サイズのタイヤを履く。さらに機械式の「M パフォーマンス リミテッドスリップ・ディファレンシャル」もオプションで装備可能。このBMW Mパフォーマンス・オートモビルとは、通常のBMW車と、BMW M社が開発した特別なモデル(「M3」や「M5」など)の間に位置するシリーズで、いわばMによるチューニングが施されたBMW。価格もこれまでのMモデルに比べると比較的手が届きやすいレベルに抑えられる。




仕様・オプションの選択肢は豊富

他の2シリーズにも装着できるM社が開発したチューニング・パーツは豊富で、減衰力が調整可能な「アダプティブ M サスペンション」や、固められたダンパー&スプリングによって車高が20mmダウンする「M スポーツ・サスペンション」、大径孔開きディスク・ローターを含む「M スポーツ・ブレーキ・システム」等が用意されている。

また、2シリーズ・クーペは標準仕様の他に、内外装のディテールや装備がスポーティに仕立てられた「スポーツ・ライン」(下の画像:左上)と、先進的でエレガントな雰囲気にまとめられるという「モダン・ライン」(下の画像:右上)と呼ばれる2種類の「デザイン・ライン」が設定され、さらにBMW M社によるドレスアップ・パーツが数多く装着された「M スポーツ・パッケージ」も選べる(下の画像:下)。用意されるボディ・カラーはソリッド2色にメタリック10色。エストリル・ブルー・メタリックはM スポーツ・パッケージ専用色となる。



BMWによれば「2」という数字は、1966年に誕生したコンパクトな2ドア・モデル「02」シリーズのスポーティなドライビングを受け継ぐという意味も込められているという。上位モデル用のエンジンをコンパクトでスタイリッシュな車体に搭載したこの2シリーズ・クーペ。ヨーロッパでは2014年3月に発売される予定だ。全長がE36型3代目3シリーズとほぼ同寸というサイズは日本でも人気が出るに違いない。


By Hirokazu Kusakabe (Facebook)

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