【MSJ2013】ルノー、グロージャン選手のデモ走行で「ルーテシア ルノー・スポール」を披露!
10月14日に東京お台場で開催された「モータースポーツジャパン 2013 フェスティバル」において、ルノー・ジャポンは新型ホットハッチ「ルーテシア ルノー・スポール」を発表。F1ドライバーのロマン・グロージャン選手を迎え、デモンストレーション走行も披露した。

Related Gallery:Renault Lutecia R.S. with Romain Grosjean

 
他国では「クリオ」の名前で販売されているルノーの5ドア・ハッチバック「ルーテシア」に、F1やラリーで活躍する実戦部隊、ルノー・スポールがそのモータースポーツで培われた技術を注ぎ込み、パワートレインから足回り、内外装に至るまでチューンしたホット・バージョンが「ルーテシア ルノー・スポール」だ。既に高い評価を得ている先代・先々代とは異なり、4代目クリオ(日本における販売名:ルーテシア)をベースとする新型は、ターボ過給エンジンとデュアルクラッチ式トランスミッションを採用。名声を受け継ぐことができるか、注目される。




先代までの2.0リッターから1.6リッターにダウンサイズされた「M5M」型直列4気筒直噴ターボは、DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)コートを施した低摩擦カムシャフト・タペットなど「F1で培われたテクノロジー」を応用してルノー・スポールが開発。最高出力200ps/6,000rpmと最大トルク24.5kgm/1,750rpmを発生し、「EDC(エフィシエント・デュアル・クラッチ)」と呼ばれるパドルシフト付き6速2ペダル・トランスミッションとの組み合わせで前輪を駆動する。このパワートレインおよびESC(横滑り防止装置)やEBD(電子制御動力配分システム)の設定は、「R.S.ドライブ」と名付けられた走行モード切り替えスイッチによって「ノーマル」「スポーツ」「レース」の3種類から選択でき、エンジン・スロットルのレスポンスやギア・シフト、パワー・ステアリングの制御モードを、好みと状況に合わせて変化させることが可能だ。例えばサーキット走行に適した「レース」モードでは、0.15秒という高速でシフトチェンジが完了。ESCの作動も完全に解除されるという。また、このクラスで初めて、発進時のホイール・スピンを抑制して最適なタイミングでシフトアップする「ローンチ・コントロール」機能も搭載。誰でも簡単に最高の発進加速が体感できる。

駆動輪にはルノー・スポールが特許を有するという「R.S.デフ」という電子制御ディファレンシャルを装備。常に前輪左右間の回転速度の違いをモニターし、コーナリング中に大きな速度差が生じた場合にはトラクションが不足した方の車輪にブレーキを僅かに効かせることでアンダーステアを抑制するという。これはESCが介入するよりも前に作動するため、突然トルクが制御されてドライバーが不満を感じるようなこともなくなるそうだ。



マクファーソン・ストラット式のフロント・サスペンションは、ダンパーに「HCC(ハイドロリック・コンプレッション・コントロール)」を採用。メイン・ダンパーのハウジング内にセカンダリー・ダンパーが組み込まれ、これがバンプストップ・ラバーの役割を果たすという。ラバーと異なり反力を発生しないから、よりリニアな制御が容易となり、快適な乗り心地と高いレベルのロード・ホールディングを両立させるそうだ。

足回りに関して、ルノー・スポールでは「シャシー・スポール」と「シャシー・カップ」というセッティングが異なる2種類のシャシーを用意。ドライバーは好みによって選ぶことができる。スポーツ走行に適したシャシー・スポールに対し、シャシー・カップはよりハードなサーキット走行向け。フロント・サスペンションは27%、リア・サスペンションが20%ほどさらに固められ、車高は3mmダウン。ホイール&タイヤも、シャシー・スポールではシルバーの17インチアロイ・ホイールに205/45R17タイヤが装着されるが、シャシーカップでは黒く塗られた18インチ・ホイールに205/40R18タイヤを履く。




車体サイズは、全長4,105mm × 全幅1,750mm × 全高1,435mm。車両重量が1,280kg。フォルクスワーゲンの「ゴルフ GTI」に比べると全体的に少しずつ小さく110kgも軽い。価格・排気量も含め、直接のライバルはゴルフ GTIよりも同じフランスの「プジョー 208GTi」になるだろう。あちらはドアが2枚少なく、足元のペダルが1つ多い。

センター・コンソールには7インチ・タッチスクリーンが装備され、オーディオはこれで操作する。カーナビの機能があるわけではないようだ。各部にオレンジ色が配されたインテリアのデザインは楽しいが、質感は相変わらず、そういうことはあまり重要視していないらしい。フロント・ドアの内側には、ルノーが特許を持つというBass Reflexシステムを採用したスピーカーを搭載。最近では注文しないと付いてこないことが多いシガー・ライターと灰皿も標準装備されている。



この日、お披露目されたルーテシア ルノー・スポールは、「ジョン シリウス」と呼ばれるメタリックなイエローが美しい車両と、「ブラン グラシエ」という白いボディに赤いアクセントが入れられたモデルの2台。どちらも18インチ・タイヤを履く「シャシー・カップ」仕様だ。前日のF1日本GPで3位に入ったロマン・グロージャン選手はジョン・シリウスのルーテシアに乗り込み、普段は駐車場となっている特設コースを走り出すと、タイヤ・スモークを盛大に上げてファンへサービス。途中でクルマを止めてルーフの上に立ち上がり声援に応えた。



走行を終えた後、ルーテシア ルノー・スポールの印象を訊かれたグロージャン選手は「非常に好き。特に外観が気に入っています。F1グランプリの時、サーキットまで乗って行ったりしますよ。このクルマにはルノー F1の技術が入っています。もちろんF1とはまったく違うから、テクノロジーそのものというより、エンジンの管理の仕方とか、シャシーのセッティングなんかにね。非常に遊べるクルマになっています」と答えていた。そして「昨日の鈴鹿でも、今日呼んでいただいたこのイベントでも、皆さん日本のファンの情熱を肌で感じることでき、大変嬉しい。これからも僕がまた表彰台に上がるとき、応援が届くように、その情熱をキープしていただきたいと思います」と語った。



このルーテシア ルノー・スポールの価格は、シャシー・スポールが299万円。シャシー・カップは309万円。グロージャン選手がドライブしたジョン シリウスのボディ・カラーはシャシー・カップ専用、しかも台数限定の特別色ということで、324万円となっている。発売は11月14日から。F1直系の技術を実用性も高い5ドア・ハッチバックで味わいたい方は、文末のリンクから公式サイトをチェックしていただきたい。3ペダルのマニュアル・トランスミッションがなくなってしまったことについては...会場では「AT車限定免許でも乗れます!」と宣伝していた。ギャラリーにはデモンストレーション走行の様子を撮影した写真と、短いけれど動画も用意したので、そちらも是非ご覧ければ。


ルノー・ジャポン公式サイト:ルーテシア ルノー・スポール

By Hirokazu Kusakabe (Facebook)

Related Gallery:Renault Lutecia R.S. with Romain Grosjean

 


【PR】ルーテシア R.S.の購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう!

<関連フォトギャラリー>
Related Gallery:Renault Clio RS: Paris Motor Show 2012

 
Related Gallery:Renault Clio RS 200EDC

 
Related Gallery:2013 Renault Clio: Paris 2012

 
Related Gallery:Twizy Renault Sport F1 concept car

 
Related Gallery:Renault Twin'Run concept car

 
Related Gallery:Renault Megane R.S. Red Bull Racing RB8 Photos

 
Related Gallery:Lutecia Renault Sport

 
<人気フォトギャラリー>
Related Gallery:Tokyo autosalon 2013 girls 09 05

 
Related Gallery:tokyo autosalon 2013 girls 09 01

 
Related Gallery:tokyo autosalon 2013 girls 07 02