BMW、新型高性能モデル「M3 セダン」と「M4 クーペ」の概要を発表!
BMWのモータースポーツおよび高性能車開発を手掛けるBMW M社は、4ドア・セダンのみとなった新型「M3」と、その2ドア・クーペの後継となる「M4」の概要を明らかにした。

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セダンがM3、クーペはM4

ベースとなるのはもちろん、BMWの3シリーズ・セダンと4シリーズ・クーペ。BMW M社が開発を担当する高性能モデルは、この世代からそれぞれ「M3 セダン」および「M4 クーペ」と名乗ることになった。

BMW M社のDr.フレドリッヒ・ニチェケは、これまでの4世代にわたるM3について「モータースポーツの遺伝子と妥協することなく日常的な使いやすさが融合され、しかも豊かに感情に訴える設計概念が隅から隅まで貫かれているモデル」だったと説明する。新しいM3 セダンとM4 クーペも、この哲学を継承するという。



3.0リッター直列6気筒ツインターボを搭載

そのフロントに搭載される注目のエンジンは、「高回転型自然吸気ユニットの美徳と、ターボチャージャー・テクノロジーの力強さを結合させた」という新開発の3.0リッター直列6気筒。「BMW M ツインパワー・ターボ」テクノロジーによって、最高出力430psと最大トルク51.0kgmを発揮するという。先代M3の4.0リッターV型8気筒に比べると約30%もトルクが増強されているにも拘わらず、燃料消費と排出ガスは約25%削減しているそうだ。これにはジャスト1,500kgに抑えられたという車両重量の軽量化も寄与している(日本仕様の先代M3に比べると、150kgも軽くなっている)。



BMW 3シリーズでは「ツインパワー・ターボ」と言っても、"1基のツインスクロール・ターボ"を搭載していたりするわけだが、新型M3とM4は3気筒あたり1基ずつ、「2基のウルトラ・ダイナミックなモノスクロール・ターボチャージャー・ユニット」を搭載することが明らかにされている。当然エンジン本体にもBMW Mのモータースポーツで培われた技術が活かされており、例えばねじり剛性の高い鍛造クランクシャフトは大トルクに対応し、しかも軽量なので回転マスが小さく、このエンジンの高いレスポンスと加速性能、そして7,500rpm以上まで回るという高回転型キャラクターが実現できたという。



6速MTまたは7速 M ダブルクラッチ

組み合わされるトランスミッションは、昨日掲載した記事にあったAutoblog USの記者の予想に反し、6速マニュアル・ギアボックスが標準。先代M3に搭載されていた6速MTよりもコンパクトで12kgも軽く、シンクロナイザー・リングに新開発のカーボン・フリクション・ライニングを採用したことにより、シフトの快適性が向上しているそうだ。さらにダウン・シフト時に回転合わせのブリッピングを入れる機能も搭載されているという。

オプションとして用意されるのが、スポーツ性能と快適さを兼ね備えているという7速「M ダブルクラッチ・トランスミッション」。こちらを選べば自動シフトの安楽さに委ねることができるだけでなく、3ペダルMT以上の速さでギア・チェンジを行うこともでき、さらに最速の発進加速を可能にするローンチ・コントロールも装備される。ギアの枚数もマニュアルより1段多いので、それぞれのギア比がより近付いた設定となっているとか。燃費にもよいという。




"機能"のためにデザインされたエクステリア

外観は未だカモフラージュが施された車両の写真しか公開されていないのだが、フロント・バンパーには大きなエアインテークが開けられ、リアにはディフューザーを装備、ルーフはCFRP(カーボンファイバー強化プラスティック)製となる(下の画像:左)。これらMだけに与えられた特別なエクステリア・パーツは単なる見た目上の"飾り"ではもちろんなく、空力、冷却、そして軽量化という機能を遂行するためにデザインされたものだという。M3 セダンはリアにガーニー・リップ・スポイラーが装着されるが、M4 クーペではトランクリッドに統合されたリップ・スポイラーが備わり、これは迫力を増したフロント・エプロンやアンダーフロアのスムーズな形状と組み合わされることで、揚力を減らし、前後アクスルに均等なダウンフォースを与え、ハンドリング特性を最適化するとのことだ。



CFRPとアルミで軽量化

軽くて剛性が高いCFRPは、ドライブシャフトやフロント・エンドのストラット・ブレース等にも使われている(上の画像:右)。例えばドライブシャフトについていえば従来のものより40%以上も軽量化され、回転マスが減少したため後輪によりシャープなレスポンスを伝えるという。サスペンションではコントロール・アームやホイール・キャリアなど各部に鍛造アルミニウム製パーツを多用することで重量を軽減したそうだ。

今回公開されたテスト車両には、標準装備になると見られる19インチ鍛造アルミ・ホイールに、前255/35ZR19・後275/35ZR19というサイズのミシュラン「パイロット・スーパースポーツ」が装着されていた。オプションでカーボンセラミック・ブレーキを装備することもできる。



電子制御デバイスに話を移すと、新型M3とM4は「M5」や「M6」でお馴染みの「アクティブ M ディファレンシャル」を新たに採用。電動機械式パワー・ステアリングは走行状況やドライバーの好みに合わせて「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」という3通りのセッティングから選択することが可能だ。同様にサスペンションの設定も切り替えられる「アダプティブ M サスペンション」はオプションとして用意される。



発表は2014年1月のデトロイト!?

今回はまだ"中身の紹介"に留まり、気になるエクステリア/インテリアについてはベールで被われたままだった(M4はコンセプト・モデルとして公開されているので、そちらを参考にされたし)。ボンネットの下に直列6気筒が戻ったことを喜ぶ人も、それが過給器付きになったことを憂う人も、2014年1月のデトロイト・オートショーになると見られる正式発表まで楽しみにお待ちいただきたい。


By Hirokazu Kusakabe (Facebook)

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