【フランクフルトモーターショー2013】シトロエンのレースカーから、VWの働く電気自動車まで!
9月22日で閉幕するフランクフルト・モーターショー。今回はこれまで取り上げなかったクルマをいくつかまとめてご紹介しよう。まずはドイツのお隣り、フランスからやって来たシトロエンの「カクタス コンセプト」。「C3」や「C4」など「Cライン」と呼ばれるシリーズの将来を示唆するものだそうだ。

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ディテールはシトロエンのコンセプトカーらしくアヴァンギャルドだが、それらを削ぎ落として全体のフォルムやパッケージングを見れば、なるほど次期C4の姿が想像できるかも知れない。全長4.21m × 全幅1.74m、ということは現行型C4より12cm短く5cm幅が狭い。パワートレインは、PSAプジョー・シトロエン・グループが現在鋭意開発中の「ハイブリッド・エア」を搭載。高価で重いバッテリーを使わず、圧縮した空気と油圧の力でモーターを動かしてエンジンを補助するハイブリッドだ。排気量は明らかにされていないが、燃費は3リッター/100km(約33.3km/リッター)を切るという。車内にはメーター・クラスタやコントロール・ボタン類の代わりに、7インチと8インチのタッチスクリーンを装備。シトロエンが主にコンパクトカー向けに研究開発している技術・デザイン・コンセプトがこのカクタスには詰まっている。市販車にどこまで反映されるだろうか。


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シトロエンは世界ラリー選手権(WRC)の王者セバスチャン・ローブ選手を擁し、2014年シーズンから世界ツーリングカー選手権(WTCC)に参戦することを発表している。この「C-エリゼ WTCC」はその参戦車両のデザインを初公開するものだ。ベースとなっているモデルは中国の東風汽車とPSAプジョー・シトロエンの合弁会社、神龍汽車が製造するCセグメント・サルーン「C-エリゼ」。FIAによって定められたWTCC 2014年規定に合わせて製作されたという。

フロントに搭載する1.6リッター直噴ターボは、WRCのチャンピオン・マシン「DS3 WRC」と共通。380馬力を発生し、6速シーケンシャル・トランスミッションを介して前輪を駆動する。WRC、パイクスピーク(これはプジョーだったけれど)の完全制覇に続き、ローブ選手とシトロエンはクローズド・サーキットでも他を圧倒する強さを見せるだろうか...!? 今季マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得したホンダの「シビック」との対決が楽しみだ。


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メガーヌ」のフェイスリフトを発表したルノーは、ミニバン「エスパス」の後継車になるというコンセプトカー「イニシアル・パリ」を出展。全長4.85mという全体のフォルムは航空機を思わせるようなデザインにしたそうだが、同時にエッフェル塔やグラン・パレというパリ市民にとっての象徴的なモニュメントを投影し、「フランス流エレガンス」を表現したという。ボディ・カラーは光や見る角度によってディープ・メタリック・ブラックからプラム・バイオレットに「宝石のように」変化するという「アメジスト」カラーを採用。観音開きのドアを上げると、レザーやサテン・クローム仕上げのアルミニウム、そしてウォルナットを使った車内には4脚の独立したシートが2列と、3列目列にベンチ・シートが備わる。ボーズ社とのコラボレーションによって開発されたという専用オーディオは、32個ものスピーカーと12チャンネル・デジタル・アンプによって360度に音楽が拡がるという。

フロントには「F1の経験を活かして開発された」という1.6リッター・ディーゼル「dCi 130」を搭載。低回転域と高回転時で使い分ける2基のターボチャージャーを備え、最大トルク40.8kgmの約90%を1,500rpmで発生するという。車両重量が「グラン エスパス」より250kgも軽量化されたこともあり、消費燃料は25%も削減されたそうだ。トランスミッションはロッドやケーブルではなく電気信号で変速を伝える「シフト・バイ・ワイヤ」式のデュアルクラッチ「EDC」が組み合わされている。内外装はまるで"夜のミニバン"といった風情だが、パワートレインやパッケージングは至って真面目に考えられているようだ。


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続いて本国ドイツから、電気自動車の「ゴルフ」と「up!」を発表したフォルクスワーゲンのブースにはこんなクルマも。「e-up!」をベースにしたコンパクトな商用バンで、その名も「e-load up!」という。"load"とは「積み荷」という意味。都市部におけるピザや郵便物の配達などの用途を想定しているそうだ。3,545mmの全長は通常のup!と同じだが、後部座席を除去することによって、荷室容量は951リッターから1,400リッターに拡大。最大積載量は306kgなので、「充分な枚数のピザが運べる」とフォルクスワーゲンは言う。最高出力82psを発生する電気モーターと18.7kWhのリチウムイオン・バッテリーなど、パワートレインは先日ご紹介したe-up!と共通。街に増えることを歓迎したい「働く電気自動車」だが、内外装の雰囲気が楽しそうなのが特によい。


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メルセデス・ベンツは純正アクセサリー「メルセデス・ベンツ・スポーツ・イクイップメント」で飾った「CLA クラス」を展示。メルセデス伝統のカラーリングによるレーシングカーのような「ロード&トラック」デカール・キットが貼られたボディには、カーボンファイバー調ドアミラー・ハウジングと、前後スポイラー、赤く塗られたブレーキ・キャリパーを装着。足元に18インチ黒/赤2トーン仕上げの5ツイン・スポーク・ホイールを履く。インテリア用としても、イルミネイト機能付きサイドシル・パネルや、レザー・スポーツ・ステアリング・ホイール、ステンレス製スポーツ・ペダル、スポーツ・フロア・マットなどが用意されている。モータースポーツが好きな資産家のお坊ちゃまが乗る"ボーイズ・レーサー"風メルセデスといったところか。中身も本気で行きたいなら「CLA 45 AMG」をどうぞ。

これまでご紹介したフランクフルト・モーターショー出展車についての記事はこちらから!


By Hirokazu Kusakabe (Facebook)

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