今シーズン限りでF1からの引退を表明したマーク・ウェバーが、自身がF1でデビューした2002年以降、F1ドライバーの質が著しく落ちていると厳しい意見を発した。

ウェバーは自動車メディア「Autosport」のインタビューの中で、巨額のスポンサー資金を持ち込み、シートを獲得するペイドライバーについて触れ、資金ばかりが重視され、才能が見過ごされる傾向にあると懸念を表した。そして自身のデビュー当時を振り返り「ミナルディにいた頃は、アーバインやサロなどF3000で優勝経験のある実力派ドライバーが多く参戦し、見ごたえのあるレースで勝利を収めていた」と語っている。

またウェバーは、フォーミュラ・ルノーに初めてフル参戦しシリーズチャンピオンとなったドイツ人ドライバー、ロビン・フラインスの名前を挙げ「資金はないが、ずば抜けた才能のあるドライバー」と評価。一方、17歳でザウバーの開発ドライバーを務め、莫大な契約金を後ろだてに、来季18歳でF1デビューを飾るとみられているロシア人ドライバー、セルゲイ・シロトキンについては「車の運転はできるだろうが、実力が伴っているとは思えない」とコメントしたそうだ。

F1における財政問題とドライバーの才能について懸念を示したのはウェバーが初めてではなく、これからも同様の意見が出てくると思われる。しかしF1チームは来季から採用されるV6ターボエンジンへの移行にかかる費用も含め、コストの高騰に悩まされており、今後もペイドライバーが消えることはないだろう。

ファンとしては、実力のあるドライバーが埋もれることのないよう祈るばかりだ。

By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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