BMW、「3シリーズ」をベースとする新型2ドア・クーペ「4シリーズ・クーペ」を発表!
BMWは15日、主力モデル「3シリーズ」をベースとする2ドアの新型クーペ「4シリーズ・クーペ」を発表した。2013年1月のデトロイト・オートショー既に基本デザインは公開されていたが、今回はその市販モデルについて詳細が明らかにされたので、大量に公開された画像や公式ビデオと共にご紹介しよう。

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BMWの「3シリーズ」には、1990年に発表された3代目以降、セダンやステーションワゴンと並んでこれまで2ドア・クーペがラインアップされていたが(初代・2代目の時代は"2ドア・セダン"だった)、6世代目となる現行型から、クーペおよびその後に登場するはずのカブリオレは「4シリーズ」を名乗る。




このモデル名変更が表すように、4シリーズ・クーペはこれまでの3シリーズ・クーペよりも大幅に、外観上のデザインが3シリーズ・セダンと差別化されていることが分かる。フロント・マスクはセダンとの共通性を保ちながらも、BMWの特徴でもあるキドニー・グリルが横長になり、ノーズの低さとワイドさを強調。明確に3分割されたフロント・エプロンのインテークも拡大されている。フロント・フェンダーアーチ後方には「3シリーズ・グランツーリスモ」で初採用された「エア・ブリーザー」と呼ばれるダクトが開けられ、フロント・ホイール周辺に発生する乱気流を抑えることで空気抵抗を低減、燃費にも貢献しているそうだ。空気抵抗係数(CD値)は0.28というから、3シリーズ・セダンの0.26よりやや劣るが、揚力係数(CL値)は現行型「M3 クーペ」と同等だという。



ボディのサイズは全長4,638mm × 全幅1,825mm × 全高1,377mm。3シリーズ・セダン(ヨーロッパ仕様)より67mm低いルーフから、後ろへ向かってなだらかにスロープするクーペらしい優美なラインは相変わらずだが、先代の3シリーズ・クーペよりもリア・エンドのノッチが目立たなくなっているようだ。ベースとなった現行型3シリーズ・セダンに対し、トレッドは前が14mm、後は22mmも拡げられ、ボディ全幅も14mmほど大きくなっている。横から見ると、フロント・ホイールアーチの後ろからボディ・サイドを抉るように入れられた上下2本のプレスラインが、ワイドに張り出したリア・フェンダーを強調。これはBMW伝統の後輪駆動であることを視覚的に訴える効果も狙っているそうだ。ローダウンされたサスペンションと3シリーズ・セダンよりも10mm低い着座位置により、重心は先代3シリーズ・クーペに比べると500mm(!)も下がっているという。ホイールベースは3シリーズ・セダンと同じ2,810mmだが、全長は14mm延長されており、そのうちフロント・オーバーハングだけで11mm、長くなっている。つまり、相対的にキャビンが後ろ寄りになっているわけだ。




リア・ホイール手前で大きく抉られたボディ・デザインは上述のようにリア・フェンダーをワイドに見せる効果を生んだが、代わりに車内では後部座席の両側が絞られたことで乗車定員は4名となっている。フロント・シート側の室内幅は3シリーズ・セダンよりも14mm(つまり全幅と同等)拡がっているので、やはり2ドア・クーペは前の座席に乗る人が優先ということだろう。リア・シートは40:20:40で分割可倒式バックレストもオプションとして用意され、中央部のみを倒せば4名乗車でスキーやスノーボードも収納可能となる。BMW純正アクセサリーにはそのためのスキーおよびスノーボード用バッグも揃っているとか。

インストゥルメント・パネルやセンター・コンソールのレイアウトは3シリーズ・セダンと共通。もちろんドアのインナー・パネルは異なり、4シリーズ・クーペでは2トーンに塗り分けた華やかなインテリアも設定されている。内外装のトリム・装備は3シリーズ・セダン同様、標準仕様の他にスポーツ、モダン、ラグジュアリーという3タイプの「デザイン・ライン」と、さらに「Mスポーツ」から選ぶことが出来る。




サスペンションは現行型3シリーズ・セダンをベースに、スプリングとダンパーに専用品を採用。合わせてキャンバー角など可変できる箇所には様々な変更やファイン・チューニングを施し、クーペに相応しい軽快で緻密なドライビング性能の実現を目指したという。コントロールアームの位置を調整することで3シリーズセダンよりロールセンターは19mm低くなっているそうだ。さらにフロント・セクションには補強を入れ、ステアリングの正確性とフィードバックを高めている。




この秋に予定されているという発売時のラインアップは、ガソリンが「428i」と「435i」、ディーゼルが「420d」の合わせて3種類。いずれも3シリーズと共通のパワートレインを搭載する。トランスミッションは6速MTまたは8速ATで、ガソリンの2モデルには「xDrive」と呼ばれる4輪駆動モデルも用意される。

「428i」は「328i」等と共通の最高出力245ps・最大トルク35.7kgmを発生する2.0リッター直列4気筒を搭載し、0-100km/h加速は5.9秒(6速MT)/5.8秒(8速AT)。EUサイクルの複合モード燃費は6速MTで15.15km/リッター、8速ATなら15.87km/リッターと発表されている。

「435i」は同様に、「335i」と同じ最高出力306ps・最大トルク40.8kgmの3.0リッター直列6気筒を搭載。0-100km/h加速は5.4秒(6速MT)/5.1秒(8速AT)。さらにxDrive搭載モデルなら4.9秒に縮まる。EU複合モード燃費は6速MTが12.66km/リッター。8速ATは13.89km/リッター。

そして「420d」は、日本では「320d ブルーパフォーマンス」と呼ばれているモデルと同じく2.0リッター直列4気筒ディーゼルを搭載。最高出力184ps・最大トルク38.7kgmを発揮し、0-100km/h加速は7.5秒(6速MT)/7.3秒(8速AT)とガソリン・モデルに遅れを取るが、EU複合モード燃費は6速MTでも21.28km/リッター、8速ATなら21.74km/リッターとシリーズ最良。

さらに遅れて、184psの直列4気筒ガソリン・エンジンを搭載するエントリー・グレード「420i」と、「430d」(258ps/57.0kgm)「435d」(313ps/64.2kgm)という2つの高性能ディーゼル・モデルが追加される予定だ。

いずれのエンジンもBMW自慢のツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用する直噴ターボ・ユニットで、8速ATモデルにはマニュアルで変速できるパドルシフトが装備される。加速・燃費ともに6速MTよりも8速ATの方が優れているわけだが、BMWではあくまでも8速ATの方が「オプション」という扱い(xDrive付きはATのみ)。日本でもクーペなら3ペダルMTで乗りたい、という人は案外多いかも知れない。




日本に導入されるモデルや価格については今のところまだ発表はないが、参考までにお知らせしておくと、アメリカでは428iの方が328iよりも1,650ドル(約16万円)高いそうだ。イギリスでは標準装備の違いもあり、3シリーズ・セダンの同エンジン搭載モデルに比べて4シリーズ・クーペは3,000ポンド(約45万円)程度高くなるという。

日本仕様の詳細については発表があり次第お伝えする予定なので、今は取り敢えず、ギャラリーにご用意した130枚を超える画像と公式ビデオから、その美しいスタイルをご覧頂きたいと思う。


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