フェラーリ、マセラティは激減! 伊の高級車が伊国内で売れない驚きの理由とは?
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イタリア政府が数年前から打ち出している脱税取締まりキャンペーンの影響で、イタリアの高級車メーカーが窮地に追い込まれている。

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以前もお伝えしたが、財政危機にあえぐイタリア政府は、脱税による税収減を深刻に受け止め、数年前から富裕層を対象とした査察の強化を始めた。2010年には港に係留された高級ヨットを調べ、翌2011年冬にはスキーリゾート地でランボルギーニやフェラーリなどの高級車のみを対象にした検問を実施。そして登録情報などをもとにオーナーの納税調査を行ったところ、6人に1人という高い割合で脱税容疑が発覚した。なかには、従業員よりも低い年収を申告していた悪質な会社経営者もいたという。

この手応えに気を良くした税務当局は、イタリア各地でさらに高級車を対象にした検問を強化。結果、富裕層は脱税の発覚を恐れ、所有する高級車をこぞって手放し始めた。ましてや、新車は当局の目を引きかねず、高級車から客足が一気に遠のいてしまったという。

例えば、ランボルギーニの年間世界販売台数は、2010年は1302台、翌年は1602台、翌々年は2083台と順調に伸びているが、車専門誌『Car and Driver』によれば、イタリア国内での売上は激減しているという。取締の対象がヨットだけだった2010年のイタリア国内販売台数は96台だったが、取締の対象が高級車に広がった2011年には72台、続く2012年には60台にまでに落ち込んでいる。マセラティフェラーリついては、この傾向がさらに顕著だという。

同誌の記事で詳細をチェックして、ぜひイタリアの高級車メーカーが置かれた窮状を理解してほしい。しかし、さすがイタリア、窮地に立たされた自動車業界が非難の声を 向けているのは、不正行為を行った富裕層でなく、取締まりを強化した政府だという。イタリア自動車連盟の代表は昨年、当局の取り締まりを「購入者に対する脅迫行為」と批判。今年に入ってからはフェラーリのルカ・モンテゼモーロ会長が「政府は高級品に対する有害環境を生みだした」と不快感を表している。

By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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